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まど☆マギライト3

この物語には、ネタが結構使われています。
まどか☆マギカの雰囲気が壊れています。
オリジナル設定も結構あります。
そう言うのが嫌だという人は見ない方がよろしいですコン。
「「「「「「「「お前が言っているんかい!!」」」」」」」」

魔法少女まどか☆マギカライト

第三話:マミさんの頭はお菓子じゃないよ?勿論チーズでもないからね!あとマミさんの頭かじられるネタ、首なしネタ、生首ネタが多いけどお前らマミさんの事嫌いなのかと問いたい問い詰めたい小一時間問い詰めたい!!
「長い!!言いたい事はわかるが長いとしか言うしかないじゃないか!!」
「つうかなんで今回からタイトルつけてんの!?」
『気しちゃ駄目コンよ』

異空間にある要塞。
その中の会議室に、数人の少女が座っていた。
少女達は思い思いに寛いでいた。
とてもこれから会議を行う雰囲気とは思えない。
ある者はチーズのお菓子をかじり、またある者は十字架を手に神に祈り、またある者は銀色の剣の手入れをしている。
と、そこへ。
「シャアアアアアアアアルウウウウウウウウウウウウウロオオオオオオオオオオオオオオオテエエエエエエエエエエエエエエエエエエ!!!!!!」
会議室の壁をぶち破り、何故か牛が入ってきた。
否、薔薇園の魔女ゲルトルートが投げ飛ばしたのだ。
分厚い壁をぶち破る程の勢いで牛を投げるとは彼女の怒りが相当なものだとわかる。
「あ!酷い!!僕の牛だぞ!!」
ぴょんと丸いテーブルの上に飛び乗る一人の少女。
見た所、この中で一番幼い。
ピンク色のツインテールの髪型にピンク色のワンピースに赤い斑模様のスカーフ、暗い赤色のマントを羽織った少女。
お菓子の魔女シャルロッテ、それがこの少女の名前だった。
ついでにさっきゲルトルートが投げた牛の飼い主。
「なんだよ!僕が牛を飼っちゃいけないのかよ!」
「だからといってわたくしの薔薇を餌にさせるんじゃない!!」
そう、ゲルトがなにに怒っているかというとそう言う事だった。
会議に呼び出され、帰ってきたゲルトは、戦いの傷を自分の部屋にある薔薇園(部屋に収まるものではないが、ゲルトの部屋が広いのだから仕方ない)の薔薇を見て癒されようとした彼女が見たものは自分の薔薇を食い荒らす数頭の牛の姿だったのだ。
ちなみに警備にあてていた(この要塞に一体誰が侵入するというのか)使い魔及び戦闘員は軒並み全滅していた。
「あ?いいだろ!あんだけあるんだから!!」
開き直りを通り越して逆ギレを起こすシャルロッテ。
「というか、よくシャルロッテのだとわかったな」
剣の手入れをしていた銀の魔女ギーゼラは、興味なさそうに呟いた。
「牛を飼って得するのはシャルロッテ以外いませんもの」
「なるほど…」
シャルロッテはあらゆるお菓子を生み出す事が出来る。
たが唯一つ、好物のチーズだけは生み出す事が出来ない。
だから原料を生み出す牛をどっからか調達してきたらしい。
それも今ゲルトルートに殺されたが。
「わたくしの薔薇園を家畜の餌にするなど、貴様生きていられると思うなよ」
ずごごごごごごと怒りの炎を燃やすゲルトルート。
先程マミと戦ったばかりだと言うのに。
「おもしろいじゃないか。ひゃひゃひゃひゃ!僕もせっかくの原料を壊されてムカついてんだよ!このババア!!」
シャルロッテの影が後ろに伸び、にやりと笑う顔が出現した。
『いい加減にしろ!』
テーブルの先端に座っていた、黒い服に黒いローブに黒い覆面をしていた黒ずくめの少女が突然テーブルを叩いた。
ドンと叩かれたテーブルはその衝撃で彼女の反対側、つまりゲルトルートの顔の下辺りが浮かび上がる。
結果、
「わ!?ととととと!!」
シャルロッテはテーブルから滑り落ちて、そのままゲルトルートに衝突する。
「「へぶ!?」」
『いい加減にしろ馬鹿者共が』
黒ずくめの少女、暗黒の魔女ズライカは、まるで闇の奥から響く様な声で怒りの声をあげた。
『全くだよ。まるで馬鹿みたいだよみんな』
そう言うのはキュゥべえだった。
『”会議”ってのは話し合う事を指すので、殺し合う事じゃないんだから』
『インキュベーターの言う通りだ。我々はあの方の下に集った仲間だ。仲間割れなどするでない』
「そいつこそ無理な話だ。わたし達魔女は元々独立独歩。馴れ合う存在ではない」
ギーゼラの言葉にそうだそうだと言わんばかりに首を縦に振るゲルトとシャル。
「ああ神よ、彼女達に救いを…」
そう言って祈っているのは黒い修道服を着た影の魔女エルザマリア。
「大体、肝心な”あの人”はどこだよ?」
「そうですわ!あの方がいないのに会議などやっていられませんわ。こっちは早くこのお馬鹿シャルロッテに荒らされた薔薇園の修復を…」
『では、すぐに終わらせる事にしましょう』
「「「「ーー!!」」」」」
突然響いた声に、魔女達の雰囲気が変わった。
『(相変わらず凄まじい。あの魔女達をただ現れただけで大人しくさせた)』
その様子にズライカは感動に近い思いを感じた。
現れた”人物”は浮遊する装置に座わたまま魔女達を見下ろし、
『さて、キュゥべえ』
『なんだい?』
『ーー全員揃っていない様ですが…』
と言った。
確かに、席には空席がいくつかある。
『アルベルティーネはどうしました?』
『どっかに隠れているらしく、見つからなかったよ』
『ウールマンは?』
『なに言っているのか、訳がわからない事を口走っているよ』
『ではエリーは?』
『着っ拒された』
着っ拒ってなんだ?お前電話したのか?
そう魔女達の頭に疑問が浮かぶ。
『では仕方ありませんね。このメンバーで会議を始めましょう』
(((((流した!)))))
『議題は、グリーフシードによる使い魔獣の生産率ですね』
『予定通り全滅したよ』
『そうですか…』
「倒したのはこの見滝原の魔法少女です。妙な連中もいましたが」
『ふむ…(ほむら以外にもいるようですね…巴マミですか。しかし妙な連中とは?)』
ゲルトルートの報告に考える”人物”。
「ねえねえ」
『なんですか?シャルロッテ』
「僕が始末しようか?」
「なっ!あれはわたくしの獲物です!わたくしに行かせてください!!」
『ゲルト、君の部下は巴マミに壊滅させられ、更にシャルロッテにも全滅させれているから一体もいないはずだよ?しかもグリーフシードも生成に時間が掛かるし…』
ゲルトルートにそう意見するキュゥべえだが、跳び掛かったゲルトルートとシャルロッテとギーゼラに踏みまくられ、沈黙した。
『ちょっと待って!なんでシャルとギーゼラまで加わるのさ!訳がわからないよ!!』
『あまりキュゥべえをいじめないでください。ゲルトルート、あなたはキュゥべえの言う通り出撃は待ってください。あなたは先の戦闘で傷付いています。変わりに新しい戦闘員をすぐに用意しましょう。それを使って薔薇園を復旧してください』
その言葉にゲルトルートとエルザマリアが”彼女”の前にひざまずき、
「「おお、神よ!」」
と崇めた。

「魔女は、呪いを世界に振りまく存在よ」
学校の昼休み、屋上にて昨日の魔女ゲルトルートの説明をするマミ。
リョウはさやかの弁当のから揚げに箸を伸ばす。
「呪い…ですか?」
「そうよ、志筑さん。理由なき自殺や殺人事件とかも魔女が関わっている事が多いの」
「つまり悪って事だな!」
さやかとから揚げをめぐって箸で攻防するリョウは叫んだ。
「それを退治するのが魔法少女の役目って事ですね!!」
マミの説明に急にテンションを上げるリョウとさやか。
この間も行儀の悪い攻防は続いている。
ユウには、そのテンションについていけていない。
いきたくもないが。
ちなみにまどかはそんな二人の様子を仲がいいなとしか見ていない。
「まあ、”元”を考えるとあまりそう言いたくないけど…」
「というと?」
『魔女の元は人間コン。絶望と呪いの思いに囚われた人間が異形の姿となったものを魔女と呼ぶコン』
「しかも元魔法少女の魔女が一番多いの。そして一番強力よ」
「「「「「え?」」」」」
九尾とマミの説明に驚くまどか達。
『まあ、魔法少女=魔女になるとは限らんコン。そんなんならソウルジェムなんか渡さんコン。どうしても気になるなら返すコン?』
「………まさか」
九尾の言葉にさやかは一瞬考え、笑って答えた。
「せっかく活躍出来る力を手に入れたんだ!返すなんて勿体無いじゃない!」
『よく言ったコン。さやかなら魔女になる心配はなさそうコンね』
「あの、自分は?」
『男なんか知らんコン』
「おい!」
「大丈夫だ。マイブラザー!俺が保障すると言うしかないじゃないか!!」
盛り上がる中、まどかと仁美はひそひそと話し合っていた。
「なんか、今のさやかちゃんのセリフ…リョウ君に似てなかった?」
「ええ、似ているところがあると思っていましたけど…もしかしたら…」
『二人はプリキュアコン』
「「「「「「それはないだろ!!」」」」」」
『コーン。全員に一度にツッコまれると気持ちいいものがあるコン』
「へえ、じゃあ…」
何故か魔法少女の姿になるさやか。
「あたしの全身全霊のツッコミ、受けてみてよ!!」
剣をスイングの要領で振り上げるさやか。
『って、まだボケてないコンよ!!…げふ!!』
「ナイスショット」
コンドルウェーーーーーーーーーーーイ!!と叫びながら飛んでいく九尾を見上げながらリョウは芸人冥利に尽きるなと呟いた。
「………なにやってんのよ…」
マミは呆れた口調でツッコンだ。

町の裏路地、シャルロッテはここにいた。
そしてーー
「ぐおおおお…チーズ…」
死に掛けていた。
「大変だ!シャルロッテ様が禁断症状を起こしたぞ!!」
「チーズ中毒なのか!?」
呻くシャルロッテの周りで慌てふためく戦闘員達。
その周りをうろうろするシャルロッテの使い魔ピョートル。
「誰かチーズを買ってこい!」
「買ってありました!!」
「「「「「「「じゃあ出せよ!!」」」」」」」
こんな連中が主人公と敵役のこのSSって一体…。

ーー放課後
妙な魔力反応を見つけたマミは病院の近くに来ていた。
『なにしているコン?』
「え?」
急に声を掛けられ、辺りを捜すが、姿が見えない。
『下コンよ』
「下?」
『間違えたコン。コンから見て上だからマミにとっても上コン』
わかりづらい説明だが、ようは上を見ろっという事なのだと思ったマミは上を見上げた。
木に引っ掛かっている九尾がいた。
「……………なにしているの?」
『コーン。さやかにナイスショットされてここまで飛んできて枝に引っ掛かって動けなくなったオンドルウェーイ!』
最後のオンドルウェーイは何だ?とか、学校からここまでかなりの距離があるはずだが?とかいろんな疑問がマミの頭を過ぎったが、面倒なのでツッコまないで置いた。
『それにしても、まさかあれを何とかする気コン?』
と、九尾は前足で病院の壁に刺さったグリーフシードを差した。
「やっぱりグリーフシードだったのね…まだ孵化はしてないわね…」
そう言って近づこうとしたマミの足元に吹き矢の矢が刺さった。
「何の真似かしら?九尾」
『それはこっちのセリフコン。まどっちとかには連絡しないコンか?』
「あの子達には関係ないわ」
『馬鹿じゃないコン?』
「なんですって?」
『一人で突っ走ってどうするコン?今のあんたには仲間がいるコン。なのにそれを頼ろうとしないでどうするコン?』
「じゃあ、わたしが頼ったせいであの子達が魔女に殺されたらわたしはどう責任を取ればいいの?」
『じゃあマミが魔女に殺されたらコンはどう責任をとればいいコンか?』
「………」
『マミは仲間を失うの恐れているコン。家族を失った恐怖を知っているから、でもだからといって自分の命を失ってい事にはならんコンドルウェーイ』
「コンドルウェーイ?」
『いや、そろそろギャグを挟みたくなったコン』
「あっそ…」
『マミはもう一人じゃないコン。だから守る義務があるコン』
「だからわたしは…」
『仲間だけじゃないコン。マミ自信もコン。どっちも守らなきゃ駄目コン。マミになにかあったらあいつらはきっと悲しむコンよ。もう一人じゃないんだから』
「………頼っていいのかしら?」
『そうコン。ここは任せて、マミは援軍を呼ぶコン!』
「………まさか、九尾からそんなまともな意見が聞けるなんてね」
マミはふっと笑うと、
「わかったわ。あの後輩達を少しは頼ってみる事にするわ」
と言って駆け出した。
新しい仲間の元に。
『…………って、コンを助けてからにして欲しいコン!カムバック~!マミ~!』
情けなく叫ぶ九尾。
とそこへ、
「あ、いたいた」
「本当にここにいましたね」
「素晴らしいコントロールと言うしかないじゃないか!!」
『コン?』
さやか、仁美、リョウの三人がやってきた。
『どうしてここに?マミは今行ったばっかりコンよ?』
「ん?巴先輩がどうしたと?お前が帰ってこないから探しに来てやったんじゃないか!」
リョウの言葉にさやかが頭をかく。
「いや~、あの感覚だとこの辺りまで飛ばしたはずだからここにいるかな~と思ったんだけど、まさか本当にいるとわねえ~」
「本当に素晴らしいコントロールですね…」
さやかの言葉に関心した様に言う仁美。
と、九尾の視界の先、三人の後ろのグリーフシードの魔力が急激に大きくなる。
『大変コン!志村後ろ!!』
「へ?」
「はい?」
「なんだ?」
九尾のギャグに後ろを振り向いた三人が見たものは、凄まじい光を放つグリーフシードだった。
と思った瞬間、何故かグリーフシードは爆発した。
「「なんでだ~!?」」
『なに言っているコン!爆発ネタはギャグの王道コンよ!!』
「なんの話ですか!!」
どうやらあのグリーフシードは腐っていたらしい。
「「「そんな馬鹿な!!」」」
『コンドルウェーイ!』

現場にまどか、ユウ、ほむら、マミがたどり着いた時にはすでに結界は張られていた。
中に入り、四人は進む。
なお、何故か黒こげになっているピョートルや戦闘員は無視する。
「あの…巴先輩」
「何かしら?」
最深部を目指す途中、ユウがマミに話し掛けた。
「自分非戦闘員なんで帰っていいですか?」
「なに言っているの。魔法少女でもない鹿目さんも来てくれているのに…、はあ、なんで美樹さんやリョウ君と連絡つかないのよ…」
一方、そのリョウ達はというと、
「やべーよやべーよ!これやべーよ!」
『コン!走るコン!脱兎のごとく!!』
「あんた狐でしょうが!!」
「なんの話しているのさ!?」
「ユーノ君!なんか増えてるよ!!」
「うぎゃあああああああああ!!」
「本当にすいません…」
「いや、一般人守んのもあたし達管理局の仕事だああああああああ!!」
『NGAAAAAAAAAAA!!』
とっても面倒な事に巻き込まれていた。
『「「「「「「そんな簡単に説明で済ませれる状態じゃない!!」」」」」」コン!』
果たしてまどか達の運命は?そして明らかに本筋と関係ない事に巻き込まれているさやか達のオチは?まだまだ続く。
「って、普通に文章続くんかい!!てっきり次回に続く的なあれかと…」
「ユウ君、一体誰に文句言っているの?」
突然天に向かって叫ぶユウに疑問の声をあげるまどか。
「静かにしてくれない?敵は何故か焦げてて動かないけど、それでも敵陣だって事には変わらないのよ」
メタ発言をするユウに背中越しからイラだった声で注意するマミ。
「「すいません」」
何故かまどかまで謝る。
「あの…マミさん」
「何かしら?」
「あの…この前のマミさんの戦いを見てて、かっこいいと思いました」
「それで?」
「わたしもあんな風になれたら…魔法少女になれたらって思いました。昔からなれたらいいなとは考えていたんですけど、でもその憧れが今目の前に現れたんです」
「………いいものなんかじゃないわよ。魔法少女なんて。一人で戦うし…」
「マミさんはもう一人なんかじゃないですよ」
ーーマミはもう一人じゃないコン。
先程の九尾の言葉を思い起こすマミ。
「わたしもいます。ほむらちゃんもいます。ユウ君も、リョウ君も、さやかちゃんも仁美ちゃんや九尾だっています」
「…………」
「わたしもずっと一緒にいます。だからマミさんはもう一人じゃありません!」
「本当に…本当に、ずっと一緒にいてくれるの?」
振り向いたマミに目は、涙で濡れていた。
「はい!ね、ユウ君」
「まあ、役には立ちませんが、応援ぐらいなら…」
『情けないわね』
「うん。自覚ある」
「うふふ。情けない先輩よね…。まだまだ先輩づらしてなくちゃいけないのに…未来の後輩にカッコ悪いとこ見せて…これからもよろしくね。鹿目さん!」
「はい!」
「じゃあ、これが終わったらお祝いしま」
「いたぞ!」
「殺せ!」
「シャルロッテ様の命令だ!」
マミが何か言いかけた時、パティシエやらナース服の格好の戦闘員達が走ってきた。
その後ろには、使い魔のピョートルの姿もある。
それがまどか達に迫ってくる。
と、
「………やかましい!!」
いきなり変身したマミが腕に小型の大砲(青狸型ロボットの空気砲の様なもの)で発砲した。
チュドーーーーーーーーーーーーン。
「「「「「「「あ~れ~!!」」」」」」」
「重要な話しているのに邪魔するんじゃないわよ!!ねえ、鹿目さん。そう思わない?」
「は…はい!!」
ニッコリと聞かれ、まどかは反射的に答えた。
「いたぞ!」
「あそこだ!」
また敵が走ってくるが…。
「うるせええええええええええええええええ!!」
マミは跳び掛かっていった。
「……………ねえ、ユウ君」
「なに?」
「今日もいい天気だね~」
「そうだな…」
『現実逃避した…無理もないけど…』

結界の深遠にて、
「ぎゃあああああああああああ!!もう逃げるしかないじゃないか!!」
「なんで帰ってきた場所が敵のど真ん中なのよ!!?」
『知らないコン!!』
「きゃあああああああああ!!」
「「「「「「「待てええええええええ!!」」」」」」」
「逃げ足速…」

(身体が軽い…、こんな気持ちで戦うのなんて初めて。もう何も怖くない。何も怖くないわ!!)
と考えていたマミ。
実際はというと、
「おらおらおらおらおら!!」
「ぎゃああああああああああああああ!!」
「だだだだだだだだだだ!!」
「ひえええええええええええええええ!!」
「うらうらうらうらうら!!」
「お助け~!!」
「お慈悲よ~!!」
「無駄無駄無駄無駄無駄!!」
「「「「「「「うぎゃあああああああああああ!!」」」」」」」
虐殺だった。

場面をまた結界深部のさやか達に戻す。
「て、良く考えたら逃げるより戦った方が堅実じゃねええええかあああああああああああ!!という訳でカム・ワン・コンドル!!」
『コーン!本気見せるコンよ!!HENSHIN』
「やってやる!あたしだってやってやる!!」
急ブレーキを掛けて、行き成り飛び込んできた二人に、戦闘員達は対応出来ずにやられていく。
「でも、お二人とも先程の世界で激戦を終えたばかりじゃ…」
「「そうも言っていられない時だあああああああああ!!」」
仁美の言葉に叫んで返す二人。
というかお前ら今までどこにいた?
『コンも疲れているコンよ?心配してくれないなんてあんまりだコン』
九尾が文句をたれていると、戦闘員の一人がさやかに体当たりをかました。
「ぐ!」
呻く様な声を出して崩れ落ちるさやか。
「さやかさん!?」
「大丈夫か!?さやか!!」
慌てて駆け寄る仁美。
「痛っつ~」
「刺されたんですか!?」
わき腹を押さえるさやかの姿に思わず叫ぶ仁美。
「な…なんだと!?」
だが、驚いたのは戦闘員の方だった。
「何故だ?…何故…バターナイフが刺さらん!!?
「刺さるかああああああああああああああ!!!!」
渾身の怒りを込めて戦闘員の脳天を剣で叩くさやか。
そりゃそんなふざけた攻撃されては、怒りも沸くわな。
そうこうしている間に戦闘員は全滅した。
使い魔もシャルロッテの座る足が異常に長い椅子の下で吠える様に構えているだけ。
「へえ、思ったよりやるじゃん。ゲルトを退けたって言うだけあるね」
「さあ!次はお前の番だぞ!」
刀をシャルロッテに向けて言い放つリョウ。
「僕にそんな口を聞くか…。ま、いいさ。僕はシャルロッテ。お菓子の魔女さ」
と彼女が自己紹介した瞬間、
「な!」
突然彼女の座る椅子が倒れた。
否、マミが銃で椅子を折ったのだ。
「何時の間に!?やってくれ…」
バキ。
なにか言おうとしたシャルロッテだが、マミはその顔面をマスケット銃で殴り飛ばした。
「悪いけど、さっさと片付けさせてもらうわよ」
そう言うと、マスケット銃を大量に作り出す。
「こ…こいつ!」
マミを睨むシャルロッテだが、そこに大量の弾丸が命中する。
もう情けも容赦もなかった。
「さやかちゃん!みんな!」
「無事だったか」
「お~まどか」
「マイブラザーか!一足遅かったな!雑魚は俺達が一掃した!!」
合流するまどか達。
と、まどかの腕に抱かれていたほむら(猫)がシャルロッテの姿を見て叫んだ。
『あれは、まさかシャルロッテ!?』
「知っているのか?」
『確か、そう名乗っていたコンね』
『不味いわ。あいつは魔女の中でも特殊なのよ!!』
「「「「「『え?』」」」」」
ちゅどおおおおおおおおおおおおん!
生クリームの壁に大の字で激突するシャルロッテ。
「こ…こんのおおおおおおおおおおおおお!!」
怒りの声をあげてマミを睨んだ彼女が見たものは、自分に向けられているでっかい銃だった。
「ティロ・フィナーレ!!」
撃ち出された一撃はシャルロッテの腹部を貫き、リボンに変化して彼女の身体を縛り上げた。
「うがあああああああああ!!」
「本当に凄いのか?やられているぞ?」
『いいえ。わたしの聞いた話が本当なら、この程度で死ぬ奴ではないわ!!』
リョウの言葉にほむらは油断なくシャルロッテを見ていた。
するとシャルロッテの頬が膨れあがったと思った瞬間、彼女の口から彼女のスカーフと同じ柄の模様の芋虫の様な生き物が出た。
一気にマミに近づいた第二の姿となったシャルロッテは、そのファンシーな顔をにやりとさせ、口を大きく開けた。
「ーーっ!」
「マミさん!!」
息を呑むまどか達の前でマミは、
「おりゃあああああああああああああ!!」
シャルロッテの顎に強烈なアッパーを加えた。
「「「「「『ええええええええええええええ!!!!!????』」」」」」
『マジコン!?』
ちゅどおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおん。
天井に激突するシャルロッテ。
一方、元のシャルロッテもあんぐりと分身の結末を見ていた。
「………は!」
が、すぐに我に返ると、彼女の影が怪しく動き出す。
四つに分裂した彼女の影から、新たな分身体がそれぞれ出現し、マミに襲い掛かった。
が。
「両腕を脇にしめ、腰を落とし、えぐる様に…打つべし!!」
跳びあがって繰り出されたマミの一撃に、分身その2は顔が変形する程のダメージを受けてオレンジ髪の死神代行が活躍する漫画の悪霊の様に消滅した。
自由落下するマミの下に分身その三が口を開けて待機するが、
「はあ!!」
肘落としをモロに喰らって消滅。
その反動で再び飛び上がったマミはくるくると回転しながらその4に向かい、
「おんどりゃあ!!」
かかと落としを華麗に決めた。
スタッと着地したマミにその5が襲い掛かる。
地面に激突する程の勢いでマミに突進したその5は、顔を上げると、美味しかったと言わんばかりに舌なめずりをする。
その行為でマミがその5に食われたのは明白だったが、まどか達は心配しなかった。
何故かはわからないが、今のマミなら大丈夫。
そんな気がしたからだ。
案の定、
ガッチャ。
という音とともにマミはその5の身体をまるでドアの様に開けて出てきた。
その事に流石にシャルロッテやその5だけでなく、まどか達まで、ええええええーー!!?という顔になる。
ハンカチで身体を拭いていたマミは後ろ目でその5を一瞥。
するとその5は今度こそとマミに襲い掛かるが、
「無駄よ」
と言うマミ。
その言葉に首を傾げるその5。
「お前はもう、死んでいる」
マミが世紀末を舞台にした格闘漫画の主人公の様な事を言うと、その5の身体が膨れ上がり、破裂した。
「「「「「「『『……………………』』」」」」」」
もう言葉も出なかった。
「っ!キュゥべえ!!」
『なんだい?』
ひょっこと現れた、つうかいたのかよというキュゥべえに向かってシャルロッテはグリーフシードを投げた。
どす。
『な!なにを!!?』
頭に刺さったグリーフシードは徐々にうろたえるキュゥべえの身体のなかに入っていく。
完全に埋没すると、キュゥべえの身体が膨れ上がる。
『なに!?この強力な魔力の波動は!!?』
ほむらがそちらを向くと、膨れ上がったキュゥべえの身体を弾け飛び、中から巨大な四速歩行の生き物が出てきた。
『グオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!』
突進してきた巨獣にマミはあら?と思った瞬間、跳ね飛ばされた。
「ひゃひゃひゃひゃひゃ!そいつに踏み潰されちまいな!!じゃあな!」
シャルロッテはそう言うと逃げていった。
「あ、待て!!」
そう言って追おうとしたさやかに、跳ね飛ばされたマミが振ってきた。
「「ごぶるどばああ!!」」
「マミさああああああああああああああん!!」
慌てて駆け寄るまどか。
「って、あたしは無視かあああああああああい!!」
ガバッと起き上がったさやかが平手打ちを披露する。
「て、さやかちゃん!なんかマミさんの様子がおかしいの!!」
「え?」
まどかの言葉にマミを見てみると、白目を向いて口から泡を吹いてもう見るからに瀕死の重傷の巴マミの姿だった。
「え!なんで!?あいつそんなに強いの!!?」
『というより、あんな無茶苦茶な戦い方したから身体を壊したという方が正しいコン』
『馬鹿ね』
九尾の冷静な分析にほむらは、素直に考えを述べた。
「lgじゃksdlfh;ぁkrfなdか、。ckx、亜m;亜s、xv・。亜scxdr:t歩柄wfk;あ1!!!!?????」
「ああ、マミさんが!!」
「完全に言語崩壊をしてるなこりゃあ…」
さやかが呆れ声でそう呟くと、地響きが聞こえてきた。
全員が、ん?と思ってそちらに目をやると、あのでっかい奴が突進してきていた。
「「きゃー!!」」
「「「ぎゃーーーーす」」」
『嘘!?』
『コーン!!』
「flkjdhヵsjfmかさxmk。背mcglxvrs@:c¥zxl・。kbs、drfじょv!!!!????」
物の見事に吹っ飛ばされるまどか達だった。
「「きゃあ!」」
「「「『あべし!!』」」」
『くっ』
「あsdlkfjglsmrcんvcjk1!!!???」
吹っ飛ばされたまどか達地面に落ちた。
幸い落下地点がやわらかかったので大事にはいたらない。
と、彼女達の背後で勢いをつけ過ぎたらしい巨獣は壁に激突していた。
「くそ!九尾!お前はマミさんを頼む!」
『コン!?さやかは!?』
「あいつはあたしが倒すしかないじゃないか!!」
「さやかちゃん!?」
「安心しろまどっち!俺も行く!!」
さやかとリョウはサムズアップして歯をキラリと輝かせると、それぞれの獲物を手に巨獣に向かって走りだした。
「「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」」
その隙にマミの治療を開始する九尾。
と、ふとユウはある事に気づいた。
「なあ、確かリョウはあの刀、九尾がいないと重すぎて持てないんじゃなかったけ?」
ユウがそう言った矢先、
「あ、忘れていた…」
と言ってリョウはバランスを崩してさやかに激突して倒れた。
『なにやっちゃってるコン!?ああいう事を言うとこうなるってわからないコンか!?ギャグの王道コンよ!!』
「いや知らないよ!気になったんだからしかたないじゃない!!」
九尾に文句を言われ、弁解するユウ。
一方、さやかとリョウはと言うと、
「く…倒れてしまった。だがこの横面に感じる柔らかな感触を感じれるだけ俺はまだ幸せだと思えてしまうのはしかたないじゃないか!!」
「あんたそれセクハラだよ!!」
どういう状況かは各自で想像してください。
と、二人の周りが暗くなる。
ん?と思って上を見上げると、巨獣の足があった。
「「うっそだああああああああああああああああああああああ!!!?」」
どおおおおおおおおおおん。
「きゃああああああ!!さやかちゃんが!!」
「リョウ!!」
「よんだか~?」
まどかとユウが叫ぶと、なんとも間抜けな声が聞こえてきた。
「リョウ!生きているのか!?」
「ああ…、さやかも無事だ。地面がクリームだったから助かった…」
リョウの言う通り、二人は地面にめり込んでいた。
二人は地面からなんとか抜け出すと、かさかさかさとゴキブリの様に地面を這いながらまどか達の元に戻ってきた。
「ふう~、死ぬかと思った…」
「全くもってぺらぺらののしいかになるかと思ったじゃないか!!」
二人が文句を言ったその時、
「ティロ・フィナーレ!!」
ちゅどおおおおおおおおおおおん!!
「どわ!」
「マミさん!?もう起きて大丈夫なんですか!?」
「大丈夫よ。鹿目さん」
「よかった…」
「本当によかったです!」
「いや~マミさん無事でよかったですよ」
「ホントやばそうでしたからね」
「いや、よかった!よかったとしか言葉が出ないじゃないか!!」
『って、誰もコンの活躍はほめてくれないコンね!!』
「あ~、よくやったよ」
『なにそのおなざりなほめ方!!』
『馬鹿な事を言っている場合!?まだ生きているわ!!』
「「「「「「『え?』」」」」」」
ほむらの言葉にまどか達が顔を向けると、そこには何事もなくたたずむ巨獣の姿があった。
しかも、若干ーーいや、かなり怒っている様に見える。
「これやばくね?」
「やばいわね」
「やばいっすね」
「ピンチね」
「やばいやばいやばい!」
「はっはっはっはっ。もうこうなったら笑うしかないじゃないか!!」
本当に笑いだすリョウに一同は思った。
((((((ああ、こいつもう駄目だ…))))))
そこに巨獣が突撃してきた。
「「あぎゃあああああああああああああああああああ!!!!」」
その攻撃に男子二名がモロ踏み潰されていく。
だが生きているだろう。
なんでかって?このSSはギャグだからだ。
『っく!』
ほむらは人の姿に戻ると腕の円盤、通称ホムスピナーからロケットランチャーを取り出すと、巨獣に向けて放った。
チュドオオオオオオオオオオオオオン。
しかし、マミのティロ・フィナーレが効かなかった相手にそんな攻撃が効くはずもなく、むしろ注意をひいただけだった。
「ほむらちゃん!」
ほむらに向かって突進する巨獣。
が、ほむらは慌てずにランチャーを捨てると、手投げ弾の類を巨獣に投げた。
ほむらが投げた爆弾は巨獣の目の前で凄まじい光を放った。
「うわ!」
「なるほど!閃光弾って訳ね!!」
「「目が目があああああああ!!」」
「はい、そこの剣士二人、ネタに走らない~」
ユウのツッコミにさやかとリョウはブツブツ文句を言いながら起き上がった。
「いいじゃないか、ネタに走ったって」
「最近マイブラザーの奴付き合い悪いぞ。まどっちといい関係築き始めているから調子に乗ってないか!?」
「なんの話だ…」
ユウがジト目でツッコムんでいると、目が眩んだ巨獣が暴れ始めた。
ほむらはその隙に巨獣から離れ様とするが、巨獣が暴れているせいで崩れた結界の一部が彼女目掛けて振ってきた。
「ーー!?」
魔力も体力も回復していない彼女はそれをまともに受ける。という事はなかったが、その衝撃で意識を失う。
「ほむらちゃん!?」
「暁美さん!!」
「「「なにやってんの!?」」」
「大変だわ!あのままだと彼女潰されてしまう!!」
気絶したほむらのすぐそばには目が回復しつつある巨獣がいるんのだ。
『もうこうなったらコンがなんとかするしかないコンね!!』
すくっと立ち上がり、そう言う九尾。
「「「「「「………………………え?」」」」」」
九尾が普通に立った事よりも、こいつの言葉に一同は疑問の声をあげた。
何故か巨獣まで動きを止めている。
「お前が?」
『コン』
「何とか?」
『そうコン』
「するの?」
『YES』
「本気で言ってんの?」
『本気も本気コンよ』
「任せろっと?」
『その通り!』
「冗談抜きに?」
『冗談でコンな事言わんコン』
『グオ?』
『オフコース』
「「「「「「『……………』」」」」」」
『なにコン!?その間は!?』
味方どころか敵にまで疑いの眼差しで見られ、若干心が傷付いた九尾。
『いいコンいいコン…誰もコンの事を信じてくれないコンね…』
いじけて地面に前足でのの字を書き始める九尾の肩がポンと叩かれた。
『コン?』
『諦めたらそれまでだ。君なら運命を変えられる。大衆の避け様もない嘲笑も、嘲りも、全て君が覆せばいい。そのための力が君には備わっているんだから』
『キュゥべえ…』
キュゥべえの優しい励ましの言葉に涙を流す九尾。
『てめえに慰められる言われはねえ!!』
九尾は全力の前足パンチでキュゥべえを殴り飛ばす。
全国のまど☆マギファンの思いのこもった一撃を受けたキュゥべえは物凄っい回転をしながら吹っ飛んでいき、壁に激突して特撮でやられた怪人の如く爆発した。
『見せてやるコン!これがコンの全力全快!!』
「「「「「「字が間違っている!!」」」」」」
仲間からの熱いツッコミを受けながら九尾は一つの笛を取り出した。
毎回どこから出しているのか?
一応尻尾のふさふさから出しているという設定ですが…。
『行くコン。やるコン。やったるコン!カモン、キャッスルドラコン!!』
いや待てと仲間内からツッコミが来る前に九尾はその笛を吹き鳴らした。
辺りに黒板を爪で引っかいた様な音が響き渡る。
「ぎゃああああああああああ!!この音嫌いいいいいいいいいいいいいいい!!」
「ああ!さやかちゃんのソウルジェムが物凄い勢いで黒く!!」
「なにお前仲間魔女化させようとしてんだよ!!」
「lksdjflc、。ぁcmvgれl;いmと言うしかないじゃないか!!」
「リョウさん…余裕ですね…」
「頭が!頭があああああああ!!九尾があの不快な音を出しているなら、あいつを殺すしかないじゃない!!」
「「「全面的同意!!」」」
「「同意しちゃ駄目~!!」と言い切れます?まどかさん…」
『グオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!』
阿鼻叫喚の中、気絶しているほむらは唯一被害を受けていなかった。
『来たコン来たコン来たコンよ~!』
笛を吹くのをやめた九尾が、天井を見つめながら叫ぶ。
すると天井を突き破って、身体が城な巨大な狐が出現した。
「そう来たか!」
「狐なの!?羽生えてるけど…」
「気にしちゃ駄目だよ…まどか」
「あはははははははは!!なんか楽しくなってきたああああああああああ!!」
「ああ!巴先輩!さやかさんが壊れました」
「気持ちはわかるわ…」
でっかい狐なんだかドラゴンだかわからん城を背負った奴はずずーんと着地すると、大人しくなった。
『さあみんあ!あのキャッスルドラコンに向かって走るコンよ!!』
「走るのかよ!だったら俺らのそばに着地させろよ!!」
リョウのツッコミに九尾は、
『知らんコン!この笛は呼ぶだけで、コントロールは中に入らなくちゃ出来ない構造コンよ!!』
「「アホかああああああああああああ!!」」
思わず叫ぶユウとマミ。
「ええい!このままではラチがあかん!夢の戦艦ぽいのに乗れるチャンスだと言うのに!!」
「え?おま、あれに乗る気?」
「なに言っているんだマイブラザー!ああいう戦艦ぽいのに乗るのは男のロマンじゃないか!!わかるだろ!?」
「わかるかー!!」
「いや、わかる!」
「さやかちゃん!?」
「わかる。わかるぞー!あの大迫力の砲撃、飛び交う指示、みんなで一丸となって戦うあの臨場感!!」
「おお!わかってくれるかマイシスター!!」
「うわ!さやかが神友に昇格しやがった!」
「わかるぞリョウ!さあ、共に夢の舞台へ!」
肩を組合、盛り上がる二人だが、
「あの~、でもそのためにはあの巨獣の横を通らなくちゃいけませんけど…」
仁美の言葉が二人のテンションを一気に下げる。
「ちょっと仁美…。あんたさぁ、どうしてあたしのテンション下げるの?あたしに恨みでもあるの?なんでまど☆マギで恭介奪ったの?」
「最後は違うわたしですから…」
メッチャガン飛ばしながら仁美に迫るさやか。
「って、さやかさん!そんな事より後ろ見て!」
「何ですかマミさん!今大事な話が…」
そう言いつつもも、後ろを振り返ったさやかの目に、もう突進する巨獣の姿が映った。
「「「ぎゃあああああああああああああああ!!」」」
「「いやああああああああああああああ!!」」
悲鳴をあげる一同の中で、マミだけはマスケット銃を構える。
が、巨獣の巨体が突然横からぶつかった別の巨体に吹っ飛ばされる。
例のドラコンだった。
『なにやってるコン!さっさと乗るコンよ!』
「その声は九尾!」
『あんたらがあんまりにもグズグズしてるから、コンが先に乗って操作してるコンよ!でも人間に合わせてあるから滅茶苦茶操縦し難いコンよ!!』
じゃあ何故持っている?
一同の頭にそう疑問が浮かんだが、面倒なので口には出さないでおいた。
『ともかく、全員さっさと乗り込むコンよ!』
「ちょっと待て!全員か!?」
『そう!全員コン!ほむほむも含めて!!』
「よし。まずマイブラザーとまどっちはほむほむの回収だ。巴先輩は念の為二人の援護を頼む。そして残りメンバーはあれに死ぬ気で乗り込み、四人がなんとか乗れる様な隙を作るんだ!」
「でもさあ、あんな激しく動き回っている奴にどうやって乗り込むのさ?」
何故か指示を出すリョウにツッコムさやか。
「気合だ」
「「「気合かい!!」」」
「………わかった。もう少し真面目に考える」
「そうしろ」
「では先輩はあのでかぶつの気を引いてくれ。先輩の戦闘スタイルは遠距離だから危険は少ないはずだ。おして奴の注意があの畜生が呼んだアレから離れた隙に俺達が乗り込む。その後先輩を回収して、戦う。あとはマイブラザーが各自の判断で勝手に入ってくれ」
「…真面目に作戦考えれるんじゃん」
「それならうまくいきそうね」
「異議はありません」
リョウの意見にうなずくさやか、マミ、仁美。
「いや、ちょっと待て。それだと俺ら滅茶苦茶大変じゃねえ?」
「作戦開始!」
ユウの意見は聞き届けられなかった。
「………」
「ねえ、早くほむらちゃんの所に行こう」
さっさと走って行ったメンバーに怨みの視線を向けるユウにまどかは語し掛けた。
泣きたい気持ちになりながら、ほむらの元に行くユウ。
「ほむらちゃん。大丈夫?」
「う~ん…まどか…はっ!あの化け物は!?」
「安心しろ。あのでかぶつより厄介なものが出たから」
「え?」
ユウの言葉に首を傾げるほむらは。彼の視線を追う、
『くだばれこのでっかいの!!』
『ちょっと待て九尾!なんでメイン操作はマイシスターなんだ!?』
『やかましいコン!さっさと主砲の弾を込めるコン!』
「………」
ドラコンと巨獣が身体をぶつけ合っての対決を行う場面があった。
その光景にほむらは暫し無言で見つめると、
「ぐはぁ!」
吐血した。
「ほむらちゃあああああああああああああああん!!?」
「まあ、気持ちはわかるな…」
絶叫するまどか。と、どこか悟った様な顔をするユウ。
『おい!そこ!!暢気に吐血してる場合じゃないだろ!!』
と、ドラコンからさやかの声が響いた。
暢気に吐血とは、また斬新なセリフだ。
『操作メンバーが足りないんだから早く乗れ!!』
「お前ら鬼畜だぞ!!」
「鬼いいいいいいいいいい!さやかちゃんとリョウ君の鬼いいいいいいいいいいい!!」
更に聞こえてきたリョウの声にまどかとユウが切れた。
『あ~もう面倒臭いコンね』
九尾の声がしたと思うと、突然ドラコンは三人に向かってきた。
「え?」
「なぬ?」
「な?」
そしてぺロリと三人を平らげてしまった。
「「「きゃああああああああああああああ!!!!」」」
一応大丈夫だとは思うが、それでも悲鳴をあげる三人であった。
「へぶ!」
顔面から地面に激突するユウ。
「ひたひ……あれ?…ここは?」
「なにしているんだマイブラザー!!さっさと手伝ってもらわないと困るじゃないか!!」
「あ?」
後ろを振り返ると、リョウが何故か自転車の様なものをこいでいた。
スポーツジムとかにあるあれだ(正式名称求む)
それぐらい自分で調べろと心の中で地の文にツッコミつつもユウは聞かずにはいられなかった。
「………なにしてるの?」
「なにを!お前にはこれがこのでっかいのを操作している様に見えるのか!?」
「いや…見えないけど…。って、それならやる必要ないじゃん」
「しかたないじゃないか。あの妖怪曰く、これをやらないと必殺技メーターがたまらないらしいそうだから」
「なんだメーターって!!?」
「俺に質問するな!!」
照井竜みたいな事を言う相方にユウは盛大なため息をつきながらもう一台ある機械にまたがった。
一方、メイン操作室では。
「おらおらおらおらおらおらおら!!」
PS2のコントローラーの様な操縦桿でこのドラコンを操作するさやかの姿があった。
『コーン!もう少し安全運転でお願いするコン!!』
「うるさい!今のあたしは猛烈に燃えている!!目の前の敵を焼き尽くすまで真っ赤に燃え続けている!!」
『コーン…さやかファンから苦情がきそうコンね…。まあ、人魚姫になるよりかはマシコンけど』
「あれ?あいつどこ行った?」
と、突然正気に戻ったさやかは、正面画面に敵の姿が映っていない事に気づく。
「現状報告!敵は今どこの方角だ!?」
マイクに向かって叫ぶさやか。
待つ事暫し。
『うえっぷ…さやかちゃん、お願いだから首をあんま振らないで…』
ドラコンの頭部、まどかから酷い乗り物酔いした人の様な声がする。
『こちら右舷!敵見当たりません!!』
『こちら後方!敵見当たりません!!』
ドラコンの右側砲撃担当のマミと後方砲撃担当の仁美から報告がくる。
「という事は、後は左横だけか…」
『あ』
「おい。妖怪狐。今「あ」って言っただろ?」
『上部の事忘れていたコン。あそこに配置して置けばほぼ三百六十度見渡せるのに』
「漢字で言うな。360度と言え。わかりやすいから。だが人数の都合上しょうがないじゃない!!」
『だったらわたしをそこに配置して欲しかったな~』
まどかの声が聞こえるが無視する二人。
『コーン。あそこには杏子を配置するからいいけどコン』
「まだ出てないキャラ名言うなよ!!っで、暁美ほむら。そっちはいるの?」
『…………美樹さやか…あなた頭痛薬持っていない?さっきから酷くて…』
「シャラープ!ここでは艦長と呼べ!頭痛ぐらいなんだ!軟弱者め!!正露丸飲んどけ!!」
『頭痛の原因は確実にこの状況だと思うんだけど…あと頭痛に正露丸飲んでどうするの!?』
「んなことあどうでもいいんだよ!っで、敵はどこだ!?」
『待ってなさ…あ』
「ちょっと待て!?なんだその「あ」は…」
答えはほむらの代わりに、凄まじい振動で返ってきた。
「ぎゃあああああああああああ!!」
『コーン!大変コン!!横倒しコン!倒れたらやばいコン!起き上がるのは面倒コンよ!!』
『任せて!全弾発射!!』
泣き叫ぶ九尾にマミが明るく答えた。
『無茶はいかんコン!!』
九尾の悲鳴も虚しく、横倒しになり掛けたドラコンの右側の砲塔が全て倒れる地面に向かって火を噴く。
その際に発生した爆風で何とかドラコンは体制を立て直す。
「よくやったマミ隊員!おっしゃああああああああああああ!!喰らえ噛み付き攻撃!!」
横倒しを免れたドラコンは前足を上げると、そのまま巨獣にのしかかり、更に噛み付いた。
噛み付かれた箇所から火花が飛び散る。
『グオオオオオオオオオオオオオオオオ!!』
悲鳴をあげる巨獣。
「まどか!前方ガトリング発射だ!!」
『はらひれほれはれ~☆』
噛み付く際に物凄いGを身体に受けたまどかは意識を朦朧とさせていたが、さやかの指示に一応スイッチを押す。
だだだだだだだだだだだだだだだだだだだだ。
「撃って撃って撃ちまくれえええええええええええええ!!」
完全にキャラが崩壊したさやかは絶叫をあげる。
『グオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!』
巨獣はドラコンを振り切ると、距離を取る。
「よおおおおおおおおおおおおし!今だ!必殺の波動砲発射だ!!」
『了解コンよ!さあ、脇役二名。さっさと主砲の口からファイヤーの弾を装填するコンよ!!』
「ちょ…なにそのダサい名前!!」
九尾の言葉に体力の全てを必殺技メーターに使い切った二人は息も絶え絶えになりながらも殺意を込めてマイクを握った。
「「ふざけるな!東京一週出来るんじゃないかってぐらいこがされたんだぞ!?」」
『コーン。体力のない男コンね。それじゃあもてないコンよ』
『うんうん、幻滅だね。もう話し掛けないでくんない?あんたらみたいな男の近くにいるだけで馬鹿にされそうだから』
「ふざけんなこんちくしょおおおおおおおおおおおおおおおお!!やってやろうじゃないマイブラザあああああああああ!!」
「ああ!今のはマジで傷付いた!!」
九尾とさやかの言葉に男としてのプライドをグチャグチャにされた二人は叫びながら砲弾格納庫に走った。
「これだ!マイブラザー!!」
「ちくしょう!やってやる!体力がなくて悪かったな!女みたいな顔で悪かったなああああああああ!!」
「いや、最後は誰も言ってないぞ」
二人の会話をスピーカーから聞いていたまどかは涙を流し、ほむらは同情の意を示した。
『装填完了コン!』
「おし!よくやったぞ!主砲発射用意!目標、目の前のでっかいの!」
全砲塔が巨獣に向けられる。
と、まどかの目の前のコンソールが開き、中から銃の様なものが出てきた。
『トリガーを引くのはまどっちコンよ』
「あたしじゃないのかよ!」
『当たり前コンよ!このSSのタイトルは魔法少女まどか☆マギカライトコンよ!』
「さやか☆マギカじゃないの!?」
『『『はあ!?』』』
『『『なに言ってんの!?』』』
まどか以外のメンバーに馬鹿にされた声をもらい、若干ソウルジェムを濁らせるが、何とか立ち直ったさやかは画面の巨獣をびしっと指差し、
「波動砲、発射あああああああああああああああああああ!!」
と叫んだ。
「発射ああああああああああああああああ!!」
さやかの声にまどかは思いっきり画面の巨獣に向かって銃の様な装置のトリガーを引く。
するとドラコンの前側、両側面、背中に取り付けられた砲塔とミサイルと口から放たれたエネルギー砲が巨獣に降り注ぎ、その身を粉砕した。
ちゅどおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおん。
「おっしゃあああああああああああああああああああ!ビクトリイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!!!!」
さやかは思いっきり勝利の雄たけびをあげた。
と、同時にドラコンは爆発した。
「「「ええええええええええええええ!!?」」」
「「なんでだああああああああああああああああああ!!」」
「「一体どうしてええええええええええええええええ!?」」
『やっぱり突貫工事で造ったのは不味かったコンね。今度からちゃんと造ったものを出す事に…』
「「「「「「ふざけんな!!」」」」」」
吹っ飛ばされながらも、空中で九尾を袋叩きにする一同。
そんな仲間達を見ながら、まどかは思った。
「みんな楽しそうだな~」
と。

説明会。
さやか「爆発ネタに巻き込まれまくったな~」
リョウ「全く、災難としか言うしかないじゃないか!!」
仁美「あの…この鏡どうしましょう?」
さやか「持ってていいんじゃない?元々日本のものだったんだから」
リョウ「これで神器が二つか…。もうパワーアップしまくりじゃないか!」
ユウ「お前らマジでどこいっていたんだよ?」

ーーまど☆マギファンのハートをボッコボコ、マミさんファンは怨んでいる人もいるお菓子の魔女シャルロッテ
性質は執着。
愛称はシャル。
あらゆるお菓子を作り出すという色んな人、色んなキャラが羨ましがりそうな能力を持つが、大好物のチーズだけは作れないという凄いんだか中途半端なんだかよくわからない能力を持つ魔女。
性格はよくも悪くも子供で、それゆえ無邪気で残忍。
気に入らなければ仲間部下関係なく殺す。
甲高い笑い声をたてて聞いた者に不快感を与える。
魔女連合の中では一番年齢が若く、ゲルトルートと仲が悪い。
その力はほむらも知る程強く、生命力は魔女一である。
書くのを忘れたが、人形を抱いており、実はこっちが本体。
何度でも再生する分身体を影や口から出す事が出来る。
ゲルトルートと違い魔女形態が存在しないのが特徴。
まど☆マギ同様マミさんの頭をマミマミしようとするもなんか覚醒したマミさんに敗れる。
チーズ中毒で一日一回は食さないと禁断症状が出る。
さやか「ていうか、あの時のマミさんなにがあったの?」
まどか「さあ?」
ユウ「何かに覚醒したんじゃない?」

ーー犬なのか看護婦なのか判断できない使い魔ピョートル
シャルロッテの使い魔。
役割はチーズを探す事(泣)
まど☆マギ同様マミさんに一方的にボコられた。
さやか「ていうか、あれメッチャ数いたよね?」
まどか「なんでさやかちゃんが知っているの?」

ーー黒いフードに黒マント、全身黒ずくめの暗黒の魔女ズライカ
まど☆マギでは使い魔のみ登場した彼女。
性質は妄想。
それゆえ思量深く考えなしで動く他の魔女に侮蔑の思いを持っている。
だがあれこれ考え過ぎ、それゆえに行動が遅れる事もある。
何故かパワータイプに改変させられた。
まど☆マギで登場していない分改変しやすい魔女である(オイ)
シャル「なんで妄想が思量深いに変わるんだよ!?」
ギーゼラ「元々思量深い性格にしようと思っていたら、性質調べたら妄想だったから、おお!とか思ったらしいぞ」
ズライカ「道化ばかりだ。どいつもこいつも」

ーー銀の魔女ギーゼラ
性質は自由。
この話で改変させられているせいか、武器は剣になっている。

ーーエルザマリア
性質は独善。
あらゆる命の為に毎日祈っている。
彼女とギーゼラについては、また別の機会に説明を。
ギーゼラ「どういう事だ?」
シャル「知るかよ」

ーー巨獣
シャルがキュゥべえの体内でグリーフシードを強制孵化させて生まれた化け物。
凄まじいパワーを持つ。
正式名は巨獣魔。
キュウべえ『まったく、僕を犠牲に召喚なんて訳がわからないよ』
九尾『コンドルパアアアアアアアアアアアアンチ!!』
キュウべえ『ぐは!』
リョウ「足で攻撃しているんだからキックじゃね?」
ユウ「さあ?おしりでもパンチするプリキュアがいたからいいんじゃね?」

ーーこのSSの先を暗示する存在、キャッスルドラコン
九尾が造ったドラゴン型の城。
吸血鬼をモチーフとした仮面ライダーに登場したアレに良く似ている。
必殺技のメーターをためる方法が人力だったりと結構大雑把。
最後は突貫工事ゆえ爆発した。
ちなみに現在二号機製造中。
ほむら「また出すの!?」
まどか「もう勘弁して欲しいかな~」
ユウ「ていうかこれパクリだよね?」
リョウ「なにを言っているんだ!そんな事言ったらこのSS自体アウトじゃないか!!」

次回予告
シャル「エリーやエリー、出ておいで~出ないとパソコンぶっ壊すぞ~」
ゲルト「そんなマックロクロスケを呼ぶような風に言わなくても…」
ギーゼラ「なんだこのダンボールは?どっかの倉庫にでも送っておけ」
ゲルト「本当に邪魔ですわね」
シャル「じゃあ送っちゃえ」
ズライカ『ここにエリーが入っていたダンボール知らないか?』
ゲルト・シャル・ギーゼラ「「「!!?」」」
仁美「聞きました?この倉庫から泣き声がするそうですよ」
まどか「うわ~わたしそういうの駄目なんだよね~」
さやか「噂だよ。噂」
まどか・さやか・仁美「「「あははは」」」
エリー「しくしくしく」
ユウ・リョウ・九尾『「「悲し過ぎるわこの予告!!」」コン』
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