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アリカ「そんなんアリカ」スバル「はい?」

もうSSだけです。
他の記事面倒だ。
恐ろしく長くなりました。

この物語には、ネタが結構使われています。
まどか☆マギカの雰囲気が壊れています。
オリジナル設定も結構あります。
そう言うのが嫌だという人は見ないがいいんじゃない方がいいらしい。
『以上冥界からお送りしたコンよ』
え?

魔法少女まどか☆マギカライト
第十二話 行き当たりばったりな最終決戦 後編

「タイトルは最終決戦だけど実際はまだまだ続くという事実これいかに!!」
「リョウ…そんな誰でも気づく事言わなくていいから
合いも変わらず緊張感の欠片もない会話をするさやかとリョウに頭痛を感じる杏子。
今に始まった事ではないが。
「ていうかこいつの案内で進んでいるけど大丈夫なのか?」
前をゆく使い魔の御輿で担がれたエリーを指差す杏子の言葉にさやかはきわめて能天気に、
「いいんじゃない?」
と言った。
「本編のさやかもこんなおおらかというか考えなしというか細かい事気にしない性格なほむらの楽だったろうな」
「おとっつあん、それは言わない約束でしょ」
「誰がおとっつあんだ」
とか会話をしていると、エリーを担いでいた使い魔が止まった。
「ん?」
「おや?」
「あん?」
「あれ?」
リョウに向かってこいこいっと手招きするリョウ。
「なんだ?告白か?」
と言いながらエリーに近づくリョウ。
と、その時エリーが壁にあるスイッチを押した。
ポチとな。
ガコン。
「へ?」
「あ?」
「ん?」
さやか達の足元の床が消えた。
「紐なしバンジーレッツゴー!?」
「なんじゃそりゃああああああああああああああ!!!!!」
「ひやあああああああああああああああああああ!!!!!」
「なんだ!?」
慌てて三人が落ちた穴に駆け寄るリョウ。
無情にも穴の蓋は塞がった。
「ホールダイビング…違うか。これは一体どう言う事だと慌てているので白鳥の湖もどきを踊りながらエリーを問い詰める!!」
お前絶対冷静だろう。
「さては!以前とどめを差さなかった俺に思うとこがあったから二人っきりになりたくてこうしたんだな!?」
トチ狂った事を言いながらエリーに詰め寄るリョウ。
「………………こく」
案の定エリーは首を縦にってええええええええ!!!?
「マジか!?なんでも言ってみるもんだな。って使い方が違う!!ともかくこの戦いが終わったらデートをしてやる!なに可愛い女の子からの誘いを断るなんて俺には無理だもんね!!だからさやか達を回収してくれ!あいつら抜きに戦うのはマジきついから!!」
何故かサムズアップしてそう言うリョウの身体が宙に浮く。
「…………あれ?」
そう呟くリョウ。
エリーもぎょっとするところを見ると、彼女は関係ないらしい。
『ブーンブーン♪』
なんとアルベルティーネの使い魔アーニャがリョウを捕まえて持って行こうとしていた。
慌てて追い掛けようとするエリーの背後でさやか達を落とした穴の蓋が弾け飛ぶ。
本日二度目のぎょっとなるエリー。
振り返ると、両手に剣を持ったさやかが立っていた。
「ど…どうして…!?」
驚きのあまりついに言葉を話すエリー。
「壁に剣を突き刺して登ってきた」
「………………」
事も何気に言うさやかに若干びびるエリー。
と、
ずどおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおん。
リョウのいる方向から激突音が響く。
「「ーー!?」」
慌ててそちらの方に担がせている使い魔を移動させるエリー。
「あ、待ちなさい!!」
行ってみると神剣を地面に突き立てた状態のリョウがいた。
どうやら神剣を出してその重さを利用して使い魔ごと落ちたらしい。
ほっと息をつくさやかとエリー。
と、エリーははっとしてノートパソコンでなにやら操作した。
するとリョウの周囲にエネルギーの壁が出現する。
「「フォースフィールド!?」」
その壁を見てそう叫ぶさやかとリョウ。
さやかの周囲にもいくつもの羽の様なものが生えたデスクットプがいくつも出現する。
エリーは二十センチほどの鉄棒を取り出す。
ワンピース姿だというのに一体どこに隠していたのか?
そんな疑問がさやかの頭を過ぎるが、ビイイインという鈍い音とともに棒の先から出現した光の刃にそれおdころではなくなった。
「ラ、ライトセイバー!?ちょっと、あんなのあり!?」
さらにエリーの衣装も水色のワンピースから黒を基準としたなんだがシスの暗黒卿が着ていそうな服装に変わる。
「どんだけスターウォーズ好きなのよ…。ていうか、非戦闘じゃなかったの?」
以前のまど☆マギライトの魔女図鑑の内容と違う事に悪態をつきながら剣を構えるさやか。
「ごめん。すぐには助けられないかも」
「ああ…こっちも退屈はしなさそうだしな」
「え?」
リョウの言葉に疑問を持ったさやかはリョウを閉じ込めているフォースフィールド内にもう一人いる事に気づく。
「ーー!?」
エリーもその事に気づいて驚く。
「アルベルもあ~そ~ぶ~」
らくがきの魔女アルベルティーネ。
どうやらリョウをフォースフィールドに閉じ込めた時に一緒に閉じ込められたらしい。
「そ~れ!」
アルベルティーネはどこからともなくボールを取り出しリョウに向かって投げる。
「どわあ!!」
ドズ。
ボールは物凄く重量がある様に地面にめり込む。
「ちょっ、なんかとんでもなく重量あるみたいなんですけどみたいな!?」
しかし軽々と弾んで天井に当たり更に跳ね返る。
「ちぃっ」
エリーははっきりと舌打ちをするとフォースフィールドを解こうとするが、
「そのまえに貴様からだ」
さやかに冷たくそう言うとライトセイバーを彼女に向けた。
「上等」
さやかは不敵に笑うと構えた。

『片付けろ』
ズライカは椅子に座ってウラにユウを片付ける様に命令した。
その時だった。
ズガアアアアン。
『なんだ!?』
ユウが開けた穴のある部分の天井が吹き飛んだ。
「「きゃあ!!」」
ガラガラと落ちる瓦礫の中で二人の少女の声が響く。
『む?』
煙が晴れるとまどかとほむらが折り重なる様に倒れていた。
「あ!ごめんほむらちゃん!!重くなかった!?」
ほむらの上に倒れていたまどかは慌てて退く。
「いえ…大丈夫です」
と、二人は倒れているユウに気づく。
「ユウ君!」
「ユウさん!」
「ユウ君?ユウ君?ソウルジェムはどこ?」
『鹿目まどかと暁美ほむらか…ほう、マギカの飼い猫と一体化したか』
うろたえる二人にズライカが近づく。
『そやつは死んだ。ソウルジェムをわたしが握り潰したからな』
「「…………………え?」」
ズライカの言った、言葉の意味が理解出来ないまどかとほむら。
だが、ズライカの手からぱらぱらと落ちるソウルジェムの破片が彼女達に言葉の意味を理解させる。
『うわあああああああああああああああああ!!』
機関銃を手にほむらーーエイミーがズライカに突撃する。
『むっ!』

「ーーん?」
ユウは門の様な場所の前で眼を覚ました。
「ここは?」
門の前にはあの世の門と書かれた看板が立っている。
「わかりやす!!」
看板にツッコムと、
「そうか、自分は死んだのか…」
と、自分の置かれた状況を理解した。
「しかし、魂が砕けたのにあの世にいるってどうよ」
重要なんだかどうでもいいんだかわからない事で悩むユウ。
死んでも相変わらずの様だ。
と、起き上がったユウの足が独りでに門に向かって歩き出す。
「そうか、自分は死んだから門の向こうに行くんだな」
そうユウは判断した。
と、
ふみ。
何かやわらかいものを踏んだ。
「ん?」
と思って下を見ると、
『コンドルウェイ』
九尾だった。
「お前かい!!」
思わず叫ぶユウ。
『コーン。そっちに行っちゃ駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目コンよ』
「何回駄目って言うんだよ…つうかなんか懐かしいなそれ」
『コーン。足を止めるコンよ。でないと戻ってこれないコンよ』
「そうは言っても、足が勝手に…というかお前なんでここにいるの?」
『コーン。ちょっと幽体離脱にチャレンジしてみたコンよ』
「なんでそれをこの大事な局面でやるんだよ!!」
『コーン。でもこうしてアンタを助けられるんだから結果オーライコンよ』
そう言うと九尾は誰がどう見てもダイナマイトのスイッチとしか思えないスイッチを押した。
ちゅどおおおおおおおおん。
「ちょっ、なにあの世の門爆破してんの!?」
『コンでもしないと落ち着いて話出来ないコンからね』
そう言うと九尾はダイナマイトのスイッチを蹴り飛ばして腰を下ろすと、ユウに隣りに座る様に地面をポンポンと叩いた。
門が粉微塵になったおかげか、足の自由を取り戻たユウは九尾の隣りに腰を下ろした。

ギイイイイイイイン。
エリーのライトセイバーを受け止めるさやかだが、
「ーー!?」
咄嗟に剣を手放して後ろに跳ぶさやか。
ーーキン。
真っ二つになったさやかの剣が地面に落ちる。
「普通の剣でライトセイバーを受け止めるなんて無理か…」
そう、エリーの光の刃はさやかの剣を切り裂いたのだ。
「厄介な」
さやかはそう言うとチラリとフォースフィールドに閉じ込められているリョウを見る。
かなり苦戦している様だ。
「きゃははははははは☆」
「どわっと驚く超バニラ!!」
軽々と弾むが当たれば骨を砕くボールを避けるリョウ。
ボールの数は段々増えており、かなりピンチだった。
「え~い、そんなPTAから苦情が来る様なボールで遊ぶんじゃない!」
「じゃあ、別の使う~」
アルベルティーネがそう言うとクレヨンと紙を取り出してお絵かきを始めた。
「で~きた☆」
アルベルティーネがそう言うと紙に描かれたなんだかよくわからないものが実態を持って飛び出した。
「お前はカプリコかああああああ!!あと出すならボール消して!!」
子供のらくがきがそのまま怪物になった様な怪物の攻撃を避けながら叫ぶリョウ。
「アルベルはかくれんぼして遊ぶ~☆」
アルベルティーネがそう言うと、ポンポンと言う音とともにいくつもの四角やら三角やらの子供の遊具が出現し、そこに向かって走っていった。
「ちょっ!そめてどっちか消しへぶし!!」
抗議しようとしたリョウは怪物に叩かれ、ボールに激突した。
「ーー!?」
「リョウ!!」
「ぐおおおおおおおおおおおおおおお!!!!あまりの痛みにブリッジするしかないじゃないか!!」
普通の人間なら痛いどころでは済まないのだが流石ギャグ体質。
どうやらすぐ回復する程度のダメージらしい。
呆れるほどのリョウの生命力にほっとするさやかとエリー。
「アンタ、あの結界を消しなさいよ。リョウがやばいんだから」
「…………」
「なんとか言いなさいよ!!」
声を掛けるが沈黙するエリーに向かって怒鳴るさやか。
「……たければ…」
「ん?」
「消したければお前が死ね。あれはわたしのもの。誰にも渡さない」
そう言うと二本目のライトセイバーを取り出すえりー。
瞳にさやかをゾッとさけるほどの狂気をたたえて。
「わたしは昔から興味のあるもの、欲しいものはガラスの箱に入れて観察してきた。あのフォースフィールドの檻はそのガラスの代わり」
ぼそぼそと、呟く様にそう言うエリー。
「ずっとそうしてきた。人だった頃から。魔法少女になってからも。そしてこれからも」
にやあっと狂気の笑みを浮かべるエリー。
「ーー!」
その時、二人の周囲に浮かぶデスクトップからエリーに良く似た球体関節人形が数体出てきた。
「お前はいらない。クケケケケケケケケケ」
エリーの笑い声を合図に人形は一斉にさやかに襲い掛かった。
人形の武器もライトセイバーなので受け止める訳にはいかないので避けるさやか。
「さっさと死ね。お前に興味はないから。クケケケケケケケケ」
「比較的大人しい奴かと思っていたけど結構ハイテンションな奴だったのね」
狂った様に笑うエリーの姿に背筋に冷たいものが走ったさやか。

「あのさあ、九尾」
『なにコン?』
「俺の事どう思う?」
『コン?』
「情けないと思わない?誰かに守ってもらってばかりで、自分一人では何にも出来ない男って」
『情けないと思うコンね』
きっぱりと言う九尾。
「ばっさり言うね」
『そこがコンのいい所コン』
九尾は胸を張ってそう言うと尻尾のふさふさからジュースの入ったペットボトルを取り出した。
『飲むコンか?』
「ありがとう」
ジュースを受け取るユウ。
一応あの世なのに、このマッタリした空気はなんなのだろうか。
「つうかさあ、なんでここにいるの?」
『コン?』
「お前がここにいるって事はリョウの奴がピンチって事じゃん。こんな所で油売ってないで早く戻ったら?」
小首を傾げる九尾にそう言うユウ。
ちなみに事実九尾がいない事でリョウはピンチである。
流石相方。
『まあ、アンタを連れ帰らなきゃいけないコンからね』
そう言うと九尾は立ち上がる。
「でもこんな情けない奴連れて帰ってもしょうがないと思うけど…」
『ユウは帰りたくないコンか?』
「え?」
どうして九尾がそんな事を言うのかわからず、思わず聞き返すユウ。
「帰りたい……………けど…」
『だったら帰った方がいいコン』
九尾をそう言って空になったペットボトルをゴミ箱に捨てた。
『確かにアンタは戦力としても、学生としても役に立っていないコン』
「”かもしれない”なしかよ…。あとそのゴミ箱スチール缶の…」
『でも、役に立つか立たないか、そんな複雑な事じゃないと思うコンよ。人間は』
「いや、簡単だろ」
『コン・ブレイク!!』
「どぶっはあ!!」
一々言い返すユウのみぞうちに一撃を打つ九尾。
『一々うるさいコンよ。まったくもう』
腕を組んで悶絶するユウの頭をグリグリと踏みつける。
ひでえ。
『まどっち達はただアンタと一緒にいたいだけコン。役立とうが立たないが、如月夕という人間と一緒にいたいだけコン。ただそれだけコン』
「なんでお前の口から初めてフルネームを言われなきゃならないんだ…」
よろよろと立ち上がりながら文句を言うユウ。
『そりゃあ役に立つ方がいいコン。そんな損得を別にしても、まどっち達はアンタにいて欲しいと思うコンよ』
「………………ごめん。お前がなに言いたいのかちょっとわからない」
『安心するコン。実はコンもわかってないコン
「おい!!」
『ま、難しい事考えずに、ただアンタがここにいたらまどっち達を悲しませるから帰ろうって事コンよ』
「……………」
『でも、自分が役に立つかどうか、なんて悩んでいた事も忘れちゃ駄目コンよ。だって、そんな事を考えるって事は、アンタはみんなの役に立ちたい、みんなの為になりたいって事コン』
「単なる自己満足かもよ」
『自己満足でもそれで人の役に立つなら満足した方がいいコン』
「そうか…」
そう言うとユウはすくっと立ち上がった。
『帰るコンか?』
「ああ、なんだかお前の顔を見ていたら悩んでいるのが馬鹿らしくなってきた」
『コンの今までのセリフ全否定コンか!?』
がびーん。とショックを受ける九尾の姿に笑いがこみ上がる。
「でも帰るといってもソウルジェム握りつぶされたんだよね~」
『その前に聞きたい事があったコン』
「ん?」
『アンタは帰ってなにをしたいコン?』
「そうだな~、まどか達を助けたいとは思うけど、でも自分にそんな力ないし、せめて…」
そこでユウはふっと笑う。
「せめてみんなが笑顔でいられます様にしたいな。自分にそんな力があればの話だけど」
『その願いは魂を差し出すに値する願いコンか?』
「え?…………………まあ、そうだけど」
九尾の物言いに若干疑問を覚えるが、それでもユウはうなずいた。
『契約は完了したコンよ。受け取るといいコン、アンタの願いを』
九尾がそう言うとユウの頭上に光が現れ、白いソウルジェムとなった。
『みんなを笑顔でいて欲しいという願いのこもったそのソウルジェムで、みんなの笑顔を曇らす闇を晴らすといいコンよ』
ビシッと指差してそう九尾が言った時、門の残骸の辺りから怒鳴り声がしてきた。
『む!いかんコン!!』
「どうして?」
『門を破壊したから怒った鬼達が襲ってきたコン』
九尾はそう言うとバッとファイティングポ-ズを構える。
『先に行くコン。ここはコンが引き受けるコン』
「いや、お前のせいだから」
『さあ、さっさと行くコンよ』
そう言うと九尾はどこからかバットを取り出し、ユウをぶん殴った。
「へぶし!!」
『いってくるコ~ン』
どっかに飛んで行くユウに向かって九尾はをパタパタと振ってそう言った。
と、そこに5メートルはあろうかという巨大な鬼が四体も現れた。
『貴様か、あの世とこの世の門を破壊したのは』
『こんな細かいものが、この様な狼藉を行なうなど信じられんな』
『だがどんな姿をしていようとこの様な大罪を許すわけにはいかぬ』
『地獄の責め苦で己の罪を悔いるがいい』
鬼達は口々にそう言うと、九尾をニヤリと笑うと、
『やめておくコン。お前達じゃコンの相手にはならないコン』
『なに?』
『我ら地獄の四番人に向かってその様な口を聞くか』
『細かいくせにずいぶんとでかい事を言う』
『せめて言う事だけでも大きくありだいのだろう』
鬼達は口々にそう言うと金棒を振り下ろした。
『『『『む!?』』』』
ビシビシッという音がしたと思った瞬間、金棒が砕けた。
『言ったはずコンよ。アンタ達では勝負にならないと』
黄金色のオーラに包まれた九尾の姿に鬼達は気圧された様子だった。
でもまあ、本編に関係ないので放って置く事にする。

ーーカチ。
ずどおおおおおおおおおおおおおおおおおん。
時間が動き出すと同時に爆弾が爆発するが、
『無駄だ』
闇と同化して爆弾を回避するズライカ。
『闇の中での我は無敵だ』
実体化したズライカは肩で息をするほむらに近づく。
バシュン。
ズライカの頭をまどかの矢が撃ちぬくだ、
『無駄だ。我は攻撃を受けたと同時に闇化する。隙などない。まあ、闇にしてしまえば攻撃は出来んがな』
「そんな…」
『………この闇の中では奴は無敵という訳ね』
ズライカの闇化能力は闇の中でしか使えない。
だが、このズライカの部屋で光源と呼べるのはユウやまどか達が入るのに使った穴ぐらいである。
『あの程度の光なら我が闇化になんの影響もない。つまり、貴様らに我は倒せんという事だ!!』
ズライカはそう叫ぶとほむらに向かって拳を振り下ろした。
その時、ユウの身体から凄まじい光が発生した。
『ぬを!?』
「「きゃ!」」
『なに!?』
驚いた全員が見つめるなか、ゆっくりと起き上がるユウ。
『馬鹿な!ソウルジェムは砕いたはず!!』
死んでいるはずのユウが起き上がった事に驚愕するズライカ。
まどか、ほむらは驚きと感動の表情でユウを見ている。
と、いきなりウラにどつかれてすっころんだ。
「あべし!!」
「「『ちょおおおおおおおおおおおおおお!!!!』」」
ユウらしいといえばユウらしい出来事に叫ぶまどか達。
矢でウラを倒すとまどかはユウに駆け寄った。
「大丈夫!?」
「…………………なんとか」
答えたユウは自分の身体を見回してみる。
微妙に衣装が変化している。
さらに以前は着いていなかったブレスレットが両手にある。
どうやらパワーアップしている様だった。
「一応礼は言っておくぞ、九尾」
そう呟いた瞬間、ズライカに殴り飛ばされる。
「げふう!!」
「ユウくううううううううううううううううううううん!!??」
更に追撃をしようと迫るズライカにユウは魔力弾を撃つが闇化されてかわされ、背後に出現されて殴られる。
「どぶっは!!」
(なんかこの前から殴られてばっかだな)
一瞬意識が暗転する。
と、その時リョウの姿を浮かぶ。
ーーなにをしているマイブラザー!せっかく死の淵から蘇って得た新しい力で奴を倒すんだ!!
(いや、淵どころか底まで行きかけましたよ、マジで)
ーー細けえ事はいいんだよ!!
(でも新しい力ってどう使うんだよ!!)
ーー考えるな!感じろ!!
(………言うと思った)
ーー流石マイブラザー!!
サムズアップしながらそう言うとリョウの姿は消えた。
(…………なにしに出てきたんだ)
幻でも訳のわからない相方に首を捻りながら立ち上がるユウ。
そこに再びズライカが殴り掛かってきた。
咄嗟に腕でガードしようとするユウだが、何故かは自分でもわからないが、組んだ腕を一気に開いた。
すると彼を中心に光が発生する。
『ぐああああああ!!?』
眼を押さえて倒れこむズライカ。
「やあ!!」
更に光輝く光弾を複数作り出してそれをズライカと周囲にいるウラに放つ。
ズドンズドンズドオオオオオン。
「凄い…」
今までの彼からは想像もつかないユウの強さに(でも魔法少女なら誰でも出来る気がするのが彼の残念な所)ぽつりと呟くまどか。
『おのれ!』
闇化するズライカ。
「無駄だ」
ユウはそう言うと再び光輝く。
『ぐあああああ!!』
闇化が解けてズライカは地面に倒れる。
『闇が薄すぎる!これでは闇化出来ん!!--む!』
更にがくっと膝をつく。
『この光、魔女の力の源たる”穢れ”を浄化しているの!!浴びつづけるのは危険だ』
慌ててまどか達が入った穴から外に出るズライカ。
「待て!」
その場の雰囲気で後を追うユウ。
普段の彼なら深追いなどめんどくさいから絶対にしない。

「どりゃあああああああああ!!」
人形を二つに切るさやか。
「これで最後…って、あいつどこいった?」
あたりには倒した人形だけしたなく、エリーの姿はどこにもない。
「……………逃げた?」
そう呟くさやかの背後に周囲に浮かぶデスクトップの一つが忍び寄る。
「志村後ろ!!」
「ーー!」
らくがきの怪物に襲われているリョウがそう叫んだ瞬間、デスクトップの中からエリーが這い出てくる。
リョウの声のおかげで致命傷は避けれたが、それでもライトセイバーにわき腹を少し斬られて呻くさやか。
攻撃を外したエリーはデスクトップの中に引きこもる。
すると他のデスクトップから先ほどと同じ人形が這い出てくる。
「安全な所であたしが人形の攻撃で隙を作るのを伺ってる、って訳ね)
人形は動きが鈍く、スピード自慢のさやかにはそれほど恐ろしい相手ではない。
また、エリーも人形よりは機敏だが速い方とはいえないため、本来ではればそれほど苦戦する相手ではない。
ただ、エリーの獲物はさやかの剣さえも斬り裂くライトセイバーである事と、肝心なエリーがデスクトップの中に引きこもっている事の二つが問題だった。
流石筋金入りの引きこもり。
戦闘中でさえ引きこもるか。
「さや~か!!俺はこのでかぶつから逃げつつあのきゃははは☆を捜しながらお前の戦いを見ていたが、どうやらその浮いているテレビはエリーが隠れている空間の出入り口と見た!だからそのテレビに注意していればエリーの攻撃は対処できるはずだ!!」
と、お前それ常人はおろかサイヤ人でも出来ないだろう、とツッコミたくなる事をさらりと言うリョウ。
もう彼は人間の領域を完全に遺脱している事間違いなし。
「了解。様はあのテレビを近づかせなければいいのね」
さやかは複数の剣を地面に刺した状態で創り出すと、それを人形やデスクトップに向かって投げた。
剣は次々と人形やデスクトップに突き刺さり破壊する。
あっという間に一個のデスクトップを残こして全滅した。
「よし。これで出てくる場所は限定された!!」
さやかがそう言った時、背後で殺気が膨れ上がる。
咄嗟に剣で受け止めようとするも、光の刃で剣ごと斬り裂かれた。
「ぐあ!…………なんで?」
「この辺りはわたしのエリア。隠れれる所は全て知っている。お前が人形と戦っている間にそこに隠れさせてもらった。クケケケケケケケ」
エリーは笑いながらさやかに斬り掛かる。
「治す暇なんて与えない!キケケケケケケ」
「くっ!」
「さっさと死んで。わたし、馬鹿は嫌いなの」
「くっ!誰が馬鹿よ!!」
受け止める事も出来ないさやかは避けるだけで精一杯である。
「くそ!こんな時杏子と仁美はどこいった!?あとそれなら俺も嫌いじゃね?と叫ばずにはいられないじゃないか!!」
フォースフィールドの中でらくがき怪物に追い回されながらあ、自覚あったんだ。という事を叫ぶリョウ。
もう九尾の事はいいらしい。
「あんなあてにならない奴あてにしたってしかたないじゃないか!!」
まあね。
「くそ!せめてあのきゃははは☆だけでも倒せればなにか好転するかもしれない!だが、奴はどこに…はっ!さっきマイブラザーに自分で言ったじゃないか!考えるな!感じろって!!」
先程のユウの聞いた幻聴はマジでこいつの言葉だったらしい。
もう常識?なにそれ?のレベルである。
「よし!そうと決まれば!」
と言って眼を閉じるリョウ。
「ーー見えた!そこだあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」
と、持つだけでもやっとなはずの神剣をぶん投げた。
ザシュ。
神剣は物陰に隠れていたアルベルティーネを貫いた。
「俺は女は斬らん主義だが、今はそれどころではないんだ。許せ」
「……………」
アルベルティーネは自分に刺さった神剣とリョウを交互に見つめると、
「見つかっちゃった。きゃはははは☆アルベルの負け~」
笑いながら消滅した。
「よし!後はここから出るだけだ!」
神剣を拾うと、フォースフィールドに向かって構える。
「出来るかどうかはわからないが、マイブラザーだってあの世から日帰りでがんばっているんだ。俺も死ぬ気でがんばらなくちゃ十代目に申し訳が立たないじゃないか!!」
いや、誰だよ十代目って。
「行くぞ!結界破りの赤い刃!!って、だから鉄砕牙がかよ!!」
自分でノリツッコミをしながらフォースフィールドを破ろうとがんばるリョウだった。

ズライカを追って外に出たユウの眼にズライカの黒い衣が眼に留まった。
「ん?脱いだのか?」
「その通りだ」
声の方を見ると、白い肌に白い髪の赤い瞳の、マミより少し年上の少女が立っていた。
「「「……………」」」
追いついたまどかとほむらとしばしその少女を見つめ、
「「「どちら様?」」」
と聞いた。
「ズライカだ」
「「「ええええ!!?」」」
「闇の衣をまとっていないうえこの様な明るいところでは我が魔女としての能力は使えんが、貴様とではどうやら相性が悪いらしいからな。だからあえてこの場所で戦う事にした。ここならあそこと違って広々と戦えるからな」
ズライカはそう言うと拳を握り、ユウに殴り掛かった。
「ひえ!」
なんとか避けるユウに連続で襲い掛かるズライカ。
「こいつ、パワー系かい!!(そういえば、思い当たる節が…)」
「死ね!」
「ユウ君!?」
ズライカの振り降ろした拳は、光の盾が防ぐ。
「なに!?」
「をう。自分こんな真似も出来るのかい」
自分の能力に驚くユウだが、盾はあっさり砕ける。
「あれ?」
その後ボコボコに殴られまくるユウ。
「ユウ君!」
まどかが矢でズライカを遠ざける。
「大丈夫!?」
「…パワーアップしても結局やられるだけか」
「ああ!なんか物凄く落ち込んでる!!」
「一緒にがんばろ」
ほむらに励まされ、立ち上がるユウ。
「いくよ!ユウ君。いつものあれ」
「ああ」
まどかの手を掴むユウ。
「融合か!」
ズライカがそう言った時、ユウの姿が光になってまどかのソウルジェムに吸収される。
「あれ?」
いつもと逆な状態に疑問の声をあげるまどか。
するとまどかの姿も変化する。
髪はロングヘアとなり、服装もドレスにとなる。
更に翼も生える。
『逆になってる!』
「鹿目さん…かっこいい」
「そ、そうかな…」
ほむらにほめられて照れるまどか。
「ふざけるな!」
ズライカが襲い掛かるが、光の壁に阻まれる。
しかも、先程より遥かに強度がある。
「ぬお!」
「一気にいくよ、ユウ君!」
『ああ!』
ズライカが吹き飛んだ隙に弓を構えるまどか。
ヒュンヒュンヒュンヒュンヒュン。
「集え星の輝き」
矢に光が集まる。
「………ん?」
その光景と先程のまどかの発言に思う所があるユウ。
「スターライト・ブレイカー!!!!」
「ちょっと待てえええええええええ!!!!」
やっちゃったよこの娘。
まど☆マギとは別の意味で魔法少女?なアニメの主人公の必殺技名を見事にぱくったまどかの矢(というか光の奔流)はズライカを飲み込んだ。
「ぐああああああああああああああああああ!!」
光の中で消滅するズライカ。
『なんか投げやりな最後だったな』
ぽつりと呟くユウ。
言わないでほしい。

フォースフィールドを破ろうと刀を振るうリョウ。
しかし、二撃入れてもフォースフィールドはびくともしなかった。
「はあ、はあ、はあ、ちょっと休憩
「ふざけんな」
一息入れるリョウにマジギレしかけるさやか。
「そんな事言われても困る!」
「あたしの方が困るわ!!だいたい殺されかかっている横で休憩されたらたまったもんじゃないわ!!」
エリーの攻撃を避けながら叫ぶさやか。
「だが、これマジ重いし、むしろこんな重いの何度も振ったんだからノーベル努力賞貰ったって、その程度かいと言っても誰も文句つけれないくらい俺凄くねえ!?」
「意味わからん!!」
「待て!ならば最後の手段、テレポートだ!!」
「「え?」」
リョウの発言にピタリと止まるさやかとエリー。
「出来るの?」
「出来る訳ないじゃないか!!」
「じゃあ何で言った!?」
ピンチだというのにこんな間抜けな会話をしている自分に嫌気がさしてくるさやか。
軽く目眩と頭痛も感じる。
「何を言う!出来るかどうかじゃない!やるんだ!!」
「そういうセリフは別の場面で使いなさいよ!!」
「いくぞ…ふん!!」
と、リョウが叫んだ時だった。
ずごおおおおおおおおおん。
「きゃあ!」
なんとさやかの目の前に神剣が振ってきた。
「これは…?」
「マジでテレポート出来た!」
「嘘お!?」
手にとってみるさやか。
「重!?あいつこんな重いの持って戦っていたの!?」
「どうだ。俺の偉大さがわかったか!!」
威張るリョウを無視してエリーの攻撃を何とか受け止めるさやか。
さやかの剣と違いエリーのライトセイバーでも傷一つつかない。
「さ…すが!!」
押し返そうとするエリー。
と、さやかは神剣を手放して後ろに下がる。
結果エリーはつんのめってバランスを失う形となる。
そこに一気に接近するさやか。
「ま…」
ザシュ。
さやかの剣はエリーの身体を二つに断ち切った。

あの世とこの世の境では九尾と鬼の戦いは続いていた。
光の戦士ばりに巨大化する九尾。
対して鬼達も強大合体ロボを呼び出し応戦。
マジで一体なにをやっているんだか。
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