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まどかの笑顔をもう一度見たいから

地震で大変な所もあるというのにこんなSSを更新するのもどうかと思うが更新します。
しっかし、家もすっげえ揺れた。
家崩れるんじゃね?って思う位。
まだ津波の心配がありますが。
今回のはこの前予告した奴です。
予想以上に長くなりました。
それにしてもまどか☆マギカの九話関係の動画を見ると涙が…。
あと、この前の更新でキュゥべえは最初から怪しかったって書きましたが実はマミさんも怪しんでいました。
いや~、ほむらが正義サイドでマミキュゥべえはまどかを利用しようと近づいたみたいな。
まあ、ちょこっと思っただけですよ。ちょっこと。
なお、今回のSSは全面ギャグ、笑い有り、パクリ有り、ちょっと待て有りとなっています。
魔法少女まどか☆マギカの雰囲気ふち壊し(むしろ本編の暗さをぶち壊すつもりで書いた)ですのでそう言うのが嫌な方は見ない方が吉。
では、そういう勇者(オイ)は続きをどうぞどうぞ。

『九尾からのお願いコン。SSを見る時は、部屋を明るくしてみるコンよ』


「おい、マイブラザー。俺が昨日マンゴープリンをやった猫知らないか?」
「猫になにやってんだよ、お前…」
とある家の中で、二人の少年が会話していた。
「知っているか知らないかと聞かれたら、知らないと答えてもらわなくちゃ困るじゃないか!!」
「いや、知らないの限定かよ…。いや、本当に知らないけど…」
「しかたない。袖も擦り切れればかなりの縁とは言わん。捜しに行くか」
「ボケを自己完結させんなよ。ツッコミ難いから」
そして二人の少年は外に出た。
この行動が二人のその後の人生を大きく変えるとも知らずに。
「なに!そのすっごい不安にさせる文章!!」
「なにを言っているんだマイブラザー!!事件に巻き込まれなくちゃ出番がないじゃないか!!」
「メタ発言すんなよ…」
全くだ。


「わあ、まだ残ってたんだ」
鹿目まどかはある山の中の古びた神社にきていた。
「この山も開発で切り開くって思うと寂しくなるな…」
そう呟きながら神社の境内を歩くまどか。
神社には全く人の気配がなく、自然の音しかしなかった。
「静かだな~」
もうんくなると聞いてこの神社にやってきたまどか。
この後の出会いが、自分の人生を大きく変える事になろうとは、今の彼女は当然の事ながら知らなかった。


「突然だが、我々は今迷っている!!」
「どんだけー!?」
例の二人は猫を捜して何故か変な洞窟の中にいた。
なんでだ!?
「いや待て。お前が不思議に思っちゃ駄目じゃないか!」
「だからメタ発言は…」
と、二人は目ざとく何かを見つけた。
それはしめ縄の巻かれた石碑だった。
表面には昔の文字が書かれていた。
「こ…これは!」
少年の片方が石碑に近づくとその表面の文字を見つめた。
「読める…読めるぞおお!!」
少年は某ジブリ作品で珍しい純粋な悪役のセリフを言った。
「ごめん。ぶっちゃけ自分その行動予想できた」
「おお!流石だなマイブラザー!心も身体も一心同体!!」
相方の発言に感動した様子の少年。
ちなみに心と身体が一つの事を一心同体というので少年の言った事は間違い以前に言葉としてなっていない。
と、ふざけたりしたのが不味かったのか、突然何の脈絡もなく石碑が少年二人に向かって倒れてきた。
「「ギャオオオオオオオス!!」」


「ひ!なに?今の声?」
まどかは突然聞こえたなんとも言えない声に怯える。
そろりそろりと興味本位で声のした方を歩くまどか。
こういう場合、大抵見に行った人は死ぬんだけどなー。
だが彼女は主人公だから大丈夫だ。
「あれ?こんな所に洞窟なんてあったんだ…」
まどかは神社の影に隠れていた洞窟を発見した。
『やあ、まどか』
「へ?」
突然名前を呼ばれて驚くまどか。
『僕と契約して、魔法少女になってよ』
「へ?へ?」
白い猫の様な生き物に突然そう言われ戸惑うまどか。
と、今度は地響きが起こる。
「え!何々!!?」
うろたえるまどかは洞窟に視線を向ける。
どうやらこの洞窟の内部が崩れている様だ。
と、そこへ。
「「『ぎゃあああああああああ崩れるううううううううううううううう!!!!!』」」
悲鳴をあげながら少年と犬の様な生き物が洞窟から出てきた。
「へ?」
素っ頓狂な声をあげるまどかの目の前で犬の様な生き物が白い生き物を跳ね飛ばし、宙に浮いたキュ…その生物をダッシュで振り上げた少年二人分の腕が命中し、大空彼方へ吹っ飛ばした。
白い生き物を星に変えた少年二人はそのままの勢いで気に激突して気絶した。
「え…え~と…」
あまりの事態に戸惑うまどか。
これがまどかの不思議で大変な日常の始まりだった。


「う~んう~ん。やめろショッカー!ぶっ飛ばすぞ!!」
「ゾオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!」
「一体どんな夢見ているんだろう?」
気絶した少年二人のうめき声に若干引きながら首を傾げるまどか。
『まあ、そのうち起きるコン。ほっとけばいいコン』
「そう…なのかな?」
首を傾げるまどかの目の前で少年二人は同時に起き上がった。
「突然だがマイブラザー。命の危険が迫っている時にギャオオオオスなんて悲鳴あげる奴普通いないよな」
「ああ全くだ。僕らは大映怪獣っかての」
「しっかし!そんな事どうでも思う程の感動が目の前にあるぞ!マイブラザー!!なんと可憐な少女が目の前に!!これはもうお近づきになるしかないじゃないか!!」
「やめろよ。マジで怯えてるぞ」
「おー!これは参ったあ!俺とした事が己の欲望の赴くままに行動してしまうとは!最初は知り合いから始めて続いてお友達にならねばならない!そしてお友達になるには名前を呼び合うものだと偉大なる魔法少女も言っておれれた。なら名前を呼ぼうじゃないか。その為には名前を知らねばならない。そのためには聞かねばならない!そして人に名前を聞く時はまず自分から名乗らねばならないから名乗ろうじゃないか!!」
「ど…どうぞ…」
一息で言う少年にまどかは完全に飲まれながらも、促した。
「我が名はリョウ!いずれ天下一を極めつける様としたかもしれない男の子!さあ、お前の罪を数えつつもよろしく念☆」
ーー痛い…凄まじく痛い沈黙が場を支配した。
「お前…初対面の相手に何やってんだよ…」
一言も発しないまどかの代わりにリョウの相方が咎める様にそう言う。
「いや~悪い悪い。ほら、まどか☆マギカって暗い雰囲気じゃあないか。だからその雰囲気を払拭しようと頑張ってみたんだ」
「その考えは賛成だが今のは確実にその考えを台無しにしたぞ。つうか今考えただろ」
『全く。最近の子供は常識の欠落してるコン』
「いや~、こいつが特別だと思うけど…って、何だこいつ!!」
『今頃気づいたコン!?』
「え?二人のペットじゃないの?一緒に洞窟から出てきたよ?」
「いや!知らねえよ!こんな喋る犬!!てかなんか足元走ってるなって思ってたけどこいつか!!」
『犬じゃなくて狐だコン。わかりやすく語尾もコンでコン』
「狐?」
『そうだコン。尾が九本ある事から九尾の妖弧なんて呼ばれてあの石碑に…』
「封印されていたのか?」
『否、ベッド代わりで寝てたコン』
「「意味わからん!!」」
九尾と名乗った(名乗ってない)狐にツッコム少年二人。
そんな様子にまどかはぽかんと眺めていたが、
「ぷ。くすくす」
思わず笑ってしまう。
「ごめんなさい。つい面白くって」
「そんな事言ってくれるなんて芸人冥利に尽きるじゃないか!!」
「いつから芸人になったんだよ?」
『笑う事は良い事コン。沢山笑えばその分幸せな気持ちになるコン。それでお嬢さん、お名前は?』
「わたし鹿目まどか」
「自分はユウ」
『コンは妖弧とも九尾とも好きな方で呼ぶがいいコン。なんならキューピーとでも…』
「呼ばないよ。ていうか、コンって語尾だけじゃなくて一人称にも使うんかい」
『コン』
ひちっと前足をあげる九尾。
その姿がなんか可愛かった。
『こうやって可愛い仕草をして人気を取るコン』
だが心は醜かった。
「つうかお前口に出てるぞ」
『NO!コンは正直だコン。醜さも綺麗さも全てさらけ出す、それがコンの生き方コン』
九尾は胸をそらせてそう自慢そうに言った。
隠しさなきゃいけない事もあると思うけどな。
「それについては同感だ!」
「だからメタ発言するなって…」


ーー翌日、学校にて。
「いや~、昨日の女の子可愛かったなこんちくしょう!」
「………うん」
「どうしたマイブラザー?覇王のオーラ、略して覇気がないぞ?家に置いてきたあの妖しい狐、略して妖弧が気になるのか?」
「いや、その略し方絶対間違ってるから。どっちも。いや、確かにそれもあるけど…てかなんであいつ僕らの家に住んでんだ?」
「そんな事気にしてちゃ駄目に決まっている事もないが、気にしても仕方ないじゃないか!!」
『全く、男しかいないむさい家にだったコン』
「「なんでお前ここにいるんだ!!!?」」
突然現れた九尾に驚く二人。
まありの反応がない所が逆に気になる。
『気にしちゃ駄目コン。まあ、唯一の救いはユウが女みたいな顔をしているって事くらいコン』
「気にしてる事言うんじゃねえ!!」
げし。
怒りに身を任せ、九尾を踏みつけるユウ。
「ていうかそこんとこ説明せずに話し進めていいのか?」
面倒だったもんで。
「「『ぶっちゃけたよこの駄作者!!』」」
叫ぶ三人。
『で?一体何を気にしていたんでコン?』
「あ、いや~昨日の女の子…まどかだっけ?どっかで見た事あるんだよね~」
「む?マイブラザーよ、お前もか。実は俺もだ」
二人がう~んと唸っていると、その横を問題のまどかが通り過ぎ様とする。
「え?」
「ん?」
「あれ?」
三者三様互いに声を出し互いを見る。
ちなみに九尾はどっかに行ってしまった。
なんと行動力のある。
「あ!昨日の!!」
「あ~そうか!同じクラスだったのか!!」
「それじゃあなるほどと言うしかないじゃないか!」
「「「いや~、見た事あるはずだ~」」」
納得する三人。
というか会った時点で気づけ。
「まどか、こいつらとなんかあったの?」
そうまどかに問うのは短髪の少女だった。
「うん。昨日ちょっとね」
「なんと!ついにまどかにも男が!?しかも二人!!」
「まあ!」
短髪少女の後ろにいたほんわかとした少女が顔を赤くする。
「まどかさん…重婚はいけませんよ?」
「うわああああ!まどかが!あたしのまどかがああああ!」
「さ…さやかちゃん!落ち着いて!」
「ええい!まどかは嫁にはやらん!」
「仁美ちゃん、なんとか言って!」
「嫉妬…それは愛ゆえに」
「ああああ…駄目だ!」
「ふ、ならば倒させてもらおうか!」
「お前も悪乗りするなよ!」
「行け!マイブラザー!!」
「俺かよ!お前が行けよ!!」
「なによ言うかマイブラザー!お前はこの可憐な少女とお近づきになりたくはないのか!!」
リョウの言葉に友人の暴走を止めるのも忘れて照れるまどか。
「いや、なりたいけど…」
「ならば勝て!勝ってその愛を証明するんだ!」
「そのとーり!貴様の愛が本当ならあたしと戦う事にためらいはないはず!!」
リョウの言葉に叫ぶ少女。
「意味わからん!」
「安心しらマイブラザー!自分もわかんなくなってきた!」
「実はあたしも!」
「じゃあ、やめようよ。さやかちゃん…」
まどかは呆れた顔で少女ーーさやかにツッコム。
一方さやか当人はふむ、と言ってリョウと見詰め合う。
そしてガシッと手を握り合った。
「美樹さやかです」
「一応リョウと名乗っておこう。今はな」
「「なんか気が合った!!?」」
まどかとユウが叫んだと同時にチャイムが鳴る。
「あ、ホームルームの時間ですね」
そう呟く志筑仁美だった。
「わたしの影薄くないですか?」
ノーコメントでお願いします。


「はあ、はあ、はあ」
林の中を一人の少女が何かを追って走っていた。
と、少女の目の前に髑髏を模した仮面をつけた見るからに妖しい集団が立ち塞がる。
「そこまでだ!」
その中の一人が少女をびしっと指差すが、次の瞬間、少女の姿が消えた。
「あれ?」
疑問の声をあげる怪人の目の前に、手榴弾が落ちる。
ズドオオオオオオオオオオン。
哀れ雑魚戦闘員は爆発と共に退場する羽目となった。
「「「「「「あ~れ~」」」」」」
少女は追っていた影に迫る。
影は逃げるのをやめ、少女に跳びかかった。
「ーー!!」
突然の影の行動に少女は反応する暇も出来ずにモロに体当たりを食らう。
「くあ!」
ザッザッと影は立ち去ってしまう。
「………待て…………!」
影に手を伸ばすが、届くはずもなく、少女はそのまま気絶した。


「美少女三人と一緒に帰るなんて夢の様じゃなか!!」
帰り道、リョウは両手を挙げて叫んだ。
「本当に面白い方ですね」
仁美はそんなリョウの姿をくすくす笑いながら眺めていた。
「お前今日はいつも以上にテンション高いな」
『全くだコン』
まどか達と一緒なせいか、リョウのテンションは物凄く高かった。
「それにしてもこの犬はなに?さっきから喋ってるだけど」
さやかは九尾は指差した。
『妖弧の九尾でコン。よろしくコン』
「わあ、可愛いですね」
仁美は九尾を抱き上げる。
『これは中々良い心地だコン』
「ちくしょう!羨ましいとしか言うしかないじゃないかあああああああああああああああ!!!!」
リョウはそう喚きながら走っていった。
あまりにも出鱈目に走るもんだから道をそれてわきの林に突っ込んでしまう。
「おい、どこ行くんだよお前…あと少しは自重しろよ…」
「追い掛けようよ」
「そうだね」
「ですね」
『コン』
「え~」
女子+妖怪の言葉に心底嫌そうに言うユウ。
「友達だろうが、お前」
『薄情だコン』
「わかったよ。行けばいいんだろ、行けば」
ユウは諦めた声を出した。


リョウは木に抱きつく様にぶつかって停止していた。
「そういえば、登下校でよく通るけど、ここまで来たのは初めてだよね」
「確かに」
「ええ」
まどかの言葉にうなずくさやかと仁美。
「ねえ、せっかくだからいろいろ見てみようよ」
「そうだね」
「そうですね」
という訳で、一行は辺りを散策する事にした。
「わあ、大きなキノコ。食べられるんでしょうか?茎の部分に目がありますが…」
「マジで!食ったらでっかくなれそうじゃん!」
「はははは!誰も俺の心配してくれないってどういう事だこんちくしょおおおおお!!と叫びながらもスターを見つけたぞさやかよ!」
「うわホントだ。これで一定時間無敵だ!」
「いるか!」
「いらねー!」
思い思いに散策する一行。
(平和だな~)
リョウがぶつかっていた木に背中を預けてユウは空を見上げながらそう考えていた。
「なんだかいいよね。こういうの」
ユウの隣りにやってきたまどかがそう微笑みかける。
その笑顔についドキッとしてしまうユウ。
だって男の子ですもの。
「ーーどうしたの?急に顔を背けて?」
「いや…別に……」
「ーー?」
「ていうか、君の友達、さやかだっけ?あいつと結構馴染んでるよな」
「本当、仲良くっていいね」
「道踏み外さなきゃいいけど…」
「え?」
「いや、なんでもない」
『ヘーイそこの良い雰囲気作ってるお二人さーん』
と、そこに九尾が声を掛けてきた。
「ん?」
「なに?」
『もっと面白いもの見つけたコン』
「お?なんだなんだ?」
「そういうからには奇想天外爆裂ドッキリなものなんだろうな!?」
九尾の言葉に興味を示して、他の三人も集まってきた。
『ここに可愛らしい女の子が倒れているトンガリコーン
「おいいいいいいいい!明るくギャグはさんで言う様な内容じゃないじゃないか!!」
「ユウ君行くよ!」
まどかの言葉にユウはいやいやと首を振る。
平穏な空気を壊されたくないらしい。
だがそんな事言ってたら話進まねえだろこんちくしょう。
それに周りは彼の思いなど無視してその少女の元に走る。
そこえユウは観念した様子で歩き出す。
まあ人道的にこのままってのは不味いでしょ。
長い黒髪の少女は酷い怪我をしていた。
「一体どうしてこんな怪我を?」
「そんな事より病院!救急車!霊柩車!」
「さやかちゃん落ち着いて。まだ生きてるから」
「いえ、死んでいたとしても霊柩車は呼ばないと思いますけど…」
さやかのボケにツッコムまどかに更にツッコム仁美。
『ならば、ここはコンの出番でコン』
「え?」
「あ?」
「は?」
「と?」
「ら?」
「待て、”と”と”ら”っていった奴誰だ。明らかに聞き返す単語じゃないだろ」
ユウのツッコミに答える者はいなかった。
『コンの九つの秘密じゅ…妖術の一つ、リカバリーを使うコン』
「今お前呪術って言い掛けただろ」
「ていうか何で英語?」
『そんな事はどうでもいいコン。さあ退いた退いた』
ユウとさやかの疑問を無視して一同を少女から離す九尾。
『さあ、いくでコン。リザレクション!』
九尾がそう叫ぶと、少女の身体を黒紫の光が包む。
「うわあ、なんか身体に悪そう…」
「ていうか呼び名変わっているんですけど…」
さやかと仁美がそう言っている間に少女の怪我がみるみると治っていく。
ほんの一時の時間で少女の怪我は完治してしまった。
「お前、普通にすげえな」
『コン。見直したコン?』
「「「「「うんうん」」」」」
「う…」
と、そこで少女が目を覚ました。
「うん…。鹿目…まどか…」
少女はまどかを見ると彼女の名を呼んだ。
「え?」
「まどか、この美人と知り合い?」
さやかに問われ、顔をぶんぶんと振るまどか。
「あんた、まどかとどういった関係なのさ?」
「………」
「何とか言いなさいよ!」
『そんな事より治療費を請求するコン』
「治療費?」
『そうでコン。今の能力は結構魔力を食うんでコン。だから相応の見返りを求めるコン』
「人助けと思って我慢しろよ」
「あなた達が助けてくれたの?」
『その通りでコン。だから治療費さっさと払うコン!払えないっていうなら身体で…』
少女の言葉に欲望剥き出しで答える九尾を、ユウとリョウが阿吽の呼吸で踏んで黙らせた。
「………その事については礼を言うわ。でも、今は急いでいるの」
そう言ってさっさと立ち去ろうとする少女だが、突然こけた。
一同が彼女の足を見ると、狐の前足の様なものが彼女の足を掴んでいた(どうやって?)
ユウとリョウが自分の足の下を見ると、そこに九尾の姿はなく、奴が入れる位の穴が空いていた。
掘ったらしい。
『逃がさんコン。治療費払えコン。嫌なら何でコンなとこで倒れていたのか説明するコン』
「なんなのよこの生き物は!」
青筋をたてる少女。
『コーン。コンは九尾の妖弧でコン。悪い子はいねーか!』
「それ…ナマハゲ」
『コン。お前らも捕まえるの手伝うコン!こんな若い少女があんな怪我をしているなんて普通じゃないコン!事情を聞いて出番獲得コン』
「どこまでも欲望に忠実だな自分!?」
清々しいくらい欲望に忠実な九尾にツッコミを入れるユウ。
「でも、あんな怪我をしているなんて普通じゃありませんし、訳を話していただけませんか?」
少女の肩に手を置いて穏やかにそう語る仁美。
「放して、わたしはいかなければ」
「訳を話していただけませんか?」
「だからわたしは…」
「訳を話していただけませんか?」
「………はい」
笑顔の圧力の勝利だった。
「こんなことを言うと信じられないと思うけど、わたしはある怪物を追っているの」
暁美ほむらと名乗った少女の話はこうだった。
ーー自分は魔法少女。
ーー人を襲う怪物を追っている。
ーー返り討ちにあいここに倒れていた。
『要約するとコンなとこでコン?』
黒板にチョ-クで書かれた文字を棒で叩きながらほむらに問う九尾。
「………そんな所だけど…その黒板はどこから出したの?」
『コン?』
問い返された九尾は黒板をマジマジと眺め、
『どっから出てきたんでコン?』
首を傾げた。
「「「って、お前もかい!」」」
思わず同時にツッコムさやかとユウとリョウ。
『コーン。コンには色々と秘密があるコン』
「ご自分の秘密ぐらい理解した方が良いと思いますけど…」
若干呆れた様子でそう言う仁美。
『コン。善処するコン』
善処かい。
「ていうか魔法少女って…」
なに言ってのと言った顔をするさやか。
「ちょっと信じられないよなまど…どわあ!!?」
隣りの親友に話を振ろうと振り返ったさやかが見たものは、凄まじく目を輝かせた鹿目まどかだった。
「かっこいいよ!魔法少女!!」
「え?…ありがとう……」
なんかもう、夢見る少女全開なまどかにほむらは戸惑い、さやかは呆れた。
『それで、追っていた怪物っていうのはもしかして魔法少女リリカルなのはに出てきたジュエルシード暴走体の記念すべき一体目と良く似た奴でコン?』
突然九尾の奴が明後日の方向を向いたままそう言った。
「…その暴走体事態わからないからなんとも言えないんだけど…」
『簡単に言うとあんな奴コン』
そう言って九尾の前足が指し示す方向を見た一同。
黒い不定形の物体がいた。
赤い目でこちらをじっと見つめている奴が。
「「「「「「……………」」」」」」
無言で九尾の頭をガシッと掴むさやかとリョウ。
「お前なに見つけてんのさ?」
「これって軽くピンチじゃないか」
『なに言っているコン。危険をいち早く察知したコンにむしろ感謝して欲しいコン』
「「わかっているけど納得出来ないんじゃああああああ」」
「一応小声で話すんだね…」
「流石に命掛かっている時に冗談はやらんだろ」
ひそひそと言い合う三人(?)を見ながら同じくひそひそと話す仁美とユウ。
と、ほむらが円盤状の盾から拳銃を取り出した。
「あなた達は逃げなさい!」
驚く一同に向かってほむらは叫んだ。
『ちょっと待つコン。コンの呪術は傷は治せても、魔力や体力は回復できないコンよ!』
叫ぶ九尾の言葉を証明するかの様によろめくほむら。
「でも…わたしがやらなくちゃ…」
「って、今お前呪術ってはっきり言ったぞ!!」
と、影がぴょんという擬音が聞こえそうな感じで跳んだ。
まどか達に向かって。
「「「「「『どえええええええええええええええ!!!!』」」」」」
ほむらはまどかを抱いて、あとは思い思いに逃げる。
ただ一人、ユウを除いて。
「って、えええええええええええ!!!!」
ここで閑話。
この結果、別段ユウがトロイという訳ではない。
一般的な運動神経は持ち合わせている。
ただまどかを除いた他のメンバーの反射神経が尋常でないのだ。
閑話休題。
「親友を助けるためにあえて妖しげな狐を犠牲にするキイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイック!!!!」
げしいいいいいいいっと、十一の雷撃もびっくりのキックで足元にいた九尾を蹴り飛ばすリョウ。
鬼畜だ。
『コーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!』
べしっと九尾が命中した影はモロに吹っ飛び、近くの木に激突した。
「大丈夫か!?マイブラザー!!」
「いや、大丈夫だけど…お前、今のは酷くね?」
ユウの言葉にうんうんうなずく女子陣。
ほむらだけは、リョウの行動に呆れていた。
「なにを言っているんだマイブラザー!むしろお前のピンチを見事救った俺を褒め称えてもらいたい!!」
『コーン。今のは酷いコン。鬼畜コン』
「おう九尾。無事だったか」
『蹴り飛ばした奴の言葉じゃないコン』
ぷんぷん怒る九尾。だが、影はすぐに体制を立て直して一同に跳び掛かる構えをとる。
「っで、具体的にこいつどうするんだ?」
リョウは現在の戦力を考えてみる。
まどか・さやか・仁美=戦力外むしろ任せたら鬼畜。
ほむら=一番戦闘力がありそうだが今は弱っている。
ユウ・リョウ=役立たず。
九尾=?
「絶望的じゃないか!!」
リョウの叫びを皮切りに跳び掛かる影。
ほむらが立ち向かう。
「ほむらちゃん!?」
「あなた達は逃げなさい!」
そう言って影と戦うほむらだが、押されているのは素人目にもわかった。
「どうする?」
円陣を囲み、作戦タイムに入るまどか達。
「ここで女の子一人残して逃げるのは、男が廃るじゃないか!」
「同感」
「あたしは女だけど、同意するね」
「でも、どうします?わたし達が対抗できるとは、とても思えませんけど…」
『コン。手ならあるコン』
九尾の言葉に一同はえ?と思った。
「手?前足の間違いじゃないのか?」
「だよな。狐に手はないよな」
「四足歩行だもんね」
「もしかして、その尻尾が手とか?」
「そっち!?」
まどかがツッコンで一同は九尾に注目する。
『これコン』
そう言って九尾がどこから取り出したのは青い色の宝石だった。
「これは?」
『これはソウルジェムと言って、これがあれば魔法を使える様になるコン』
「「「「「すごいじゃん!!」」」」」
『で、使うコンか?』
「使う使う!」
ぴんと手をあげるまどか。
『コン。残念、このソウルジェムはまどっちには合わないコン』
「えー!」
ガーンという音が聞こえてきそうなほどショックを受けるまどか。
「一応もう一つあるコンが」
そう言ってもう一つ、白いソウルジェムを取り出す九尾だが、
『これもまどっちには使えないコン』
といわれ、更に落ち込むまどか。
「わたしって才能ないんだ…」
膝を抱えて落ち込むまどかになんと言うべきか悩む一同。
『違うコン。まどっちは凄まじい力があるコン。だから逆にソウルジェムが耐えられないコン』
ポンとまどかの肩に前足を置いて慰める九尾。
『まあ、まどっちのはまた今度創るとして』
「「「お前が作かい!!」」」
『この二つのソウルジェムを使える人物がここにいるコン』
そう言うと九尾はさやかに青、ユウに白のソウルジェムを渡した。
「あたしに?」
「僕かい!」
『使う使わないは二人次第だコン』
と、その時ほむらが木に叩きつけられた。
「………目の前でピンチな奴がいるのに、何もしない訳ないだろ」
「そうだな。で、どう使うんだ」
『祈るコン』
「祷る?」
『字が違うコン。祈るコン。あの子を助ける力が欲しいと』
九尾の言葉にソウルジェムを見つめると、ユウは目を閉じて願った。
力を、ほむら、そしてこの場にいるみんなを守る力が欲しいと。
「さやか!変身!!」
が、その集中はさやかの言葉で途切れてしまう。
ちなみに、彼は目を閉じていたから見ていないが、彼女は変身しする際に昭和仮面ライダーをを彷彿とさせる変身ポーズを取っていたりする。
「わあ凄い!本当になれた!!」
魔法少女服に喜ぶさやか。
ちなみに格好はアニメのあれまんま。
『ひょひょひょひょ。ただ服が変わっただけじゃないコン。その身体は魔力で出来たものに変化しているコン。だからどれだけ傷付こうが本体にはノーダメージ。魔力さえあればどんな怪我も回復コン』
そう説明する九尾。
さやかの行動でひっくり返ったまどかと仁美とユウを無視してそう語る九尾。
「わ!なんか凄そう!!」
『でも受けた怪我は元の身体に戻った際に身体にも反映されるから注意コンよ』
「意味ないじゃん!それ!!」
思わずツッコムさやか。
『なに言ってるコン。もしどんなに傷を受けても元に戻った際に傷がなかった事になるならきっと無茶な戦い方をするに決まっているコン。まだ若いのにそんな身体を大切にしない行為なんて駄目駄目コンよ』
「う~ん。まあ、注意して戦うよ」
『そうするコン。時には怪我も必要コン。でも、だからと言って身体を大切にしないなんてのは間違いコン』
「なんだか、九尾さんとってもいい事言っていますね」
『当然コン。コンは基本的に良い妖怪コンよ?』
「さて、じゃあ行ってくるよ」
「さやかちゃん、気をつけて!」
「がんばってください!!」
さやかは生み出した剣で影に斬り掛かった。
「あなたは!?」
「邪魔だったかい?」
「足手まといはごめんよ」
「上等」
ほむらの言葉にさやかはにやりと笑って答えた。
とその時、影の攻撃がさやかに当たった。
「げふう!」
「さやかちゃあああああああああん!!」
「なにこれ!滅茶苦茶痛い!!痛みを緩和する能力とかないの!?」
『そんなものある訳ないコン。痛みは身体の異常を知らせる重要なシグナルコン。安静にしている時ならいざ知らず、戦闘中に痛みをなくしてしまったら受けた怪我が悪化している事に気づき難くなるコン!だから戦闘に支障が出るからといって無くすなんて論外コン!むしろ痛みがあるから自分の身体を大切に戦おうとするコン。…別に出来なくはないコンが素人にそんな事したらどんな無理をするかわかったもんじゃないコン』
「う…、わかったよ」
九尾の言葉に納得するさやか。
「まあ、僕も気をつけて戦うよ」
ユウはそう言うともう一度ソウルジェムに祈るため、目を閉じた。
さて、改めて言うことの程でもない、むしろ常識と言える事だが、目を閉じれば何も見えくなる。
そのため、ユウにほむらの爆弾で飛んできた小石が命中した。
「あべし!」
仰け反ると同時にユウの服装が制服から白い服装に変わった(制服自体白ぽいが)
「なんつう変身の仕方だ…」
そう思ってぺたぺたと自分の身体を触っていたユウは、違和感に気づいた。
胸に、ささやかだが確かな弾力が。
まさかと思い股間に手を伸ばすと、あるはずの感触がなかった。
「…………なにをなさっているんです?」
ピシッと固まったユウに怪訝な顔をする仁美。
「どうしたマイブラザー?というかお前、その服ミニスカートだぞ?まあ、似合っているが」
「………女になってる」
数秒の沈黙の後、ユウは呆然と呟いた。
「「「え?」」」
振り向いたユウの言葉に三人は首を傾げた。
前の彼と違いなど、一切ない。
が、言われてみると、胸が膨らんでいる様な気もしない事はない。
が、女顔のせいで違和感が、むしろこっちの方が自然に見えた。
『元々魔法少女用に開発したものコン。こうなる事は予想の範囲コン』
「ふざけるなああああああああああああああああああああああ!!!!」
九尾の言葉に絶叫するユウ。
「落ち着けマイブラザー。今は二人の援護が先だ」
うんうんとうなずく他二名。
「くそ…この怒りを奴にぶつけてやる」
そう意気込んで戦いの場に躍り出るユウ。
彼は影に殴りかかり、物の見事に返り討ちにあった。
「あひょおおおおおおおおおおおおおお!!」
「「「「『弱!!』」」」」
「流石マイブラザーだ」
何故か地面に頭から突っ込んで、まるで人の首から下が生えている様な状態のユウにサムズアップするリョウ。
「って、何が!?」
思わずツッコムほむら。
「で、九尾。まさかマイブラザーやさやかだけって事はないよな?俺にも何かあるよな?」
九尾に迫るリョウ。
って、そんなものある訳がない。
『仕方ないコンね』
あんのかよ!!
「取っておきコンよ。三種の神器の一つ、大和剣コーン!」
「………何でそんな凄そうなの持ってんだ?」
『昔出雲に旅行に行った時に神無月だったから八百万と出会って親しくなったから貰ったコン』
「今こいつ凄い事さらりと言ったぞ!まあいい、これがあれば戦えるんだな?俺にも出番があるんだな?」
『コーン!神器だから威力は保障するコン』
「よっしゃ!」
リョウがそう言ったと同時に、掌サイズだった銅剣は一振りの刀となった。
と、同時にリョウは刀を地面に振り下ろした。
すると、
ドオオオオオオン。
とても刀のけっさきが地面に当たっただけとは思えない轟音と衝撃が発生した。
その音と振動に、ユウを引き抜こうとしていたまどかも、戦っていたほむらとさやかと影も、リョウに注目する。
「おい、これ凄まじく重いぞ
『コーン。それはつなぎに使ったお前さんの牙の重さコン』
鉄砕牙かよ!?って、冗談抜きで重いんだぞ!!」
「がんばるコン。照井刑事だってアクセルに変身せずにエンジンブレードを振り回してたコン」
「俺普段そんなに鍛えてないし。それに、あれ戦うのがやっとだったじゃねえか!!
『仕方ないコンね』
そう言うと九尾はリョウの肩に飛び乗った。
『HENSHIN』
何故か機械的にそう言う九尾を中心に銅色の装甲がリョウの身体を包み込む。
九尾は銅色の装甲に変化してまった。
「「ええええええええええええええ!!?」」
あんまりの展開に驚くまどかと仁美。
『これでパワーアップコン』
「うおおおおおおおおお!!なんかかっこいいじゃないか!!」
そう叫ぶとリョウは影に向かって走り出した。
「俺!参上!!」
高らかそう叫ぶリョウ。
「その声はリョウ?一体どうしたのさ?」
『コンが装甲になってパワーを補佐しているコンよ』
「かっこいいじゃん」
サムズアップするさやか。
「なんなの?この人達…」
次々起こる展開についていけず、頭を抱えるほむら。
「さあ行くぞ、さやか」
「よし!」
二人は互いの獲物を構える。
「いきなりで悪いが一気に終わらせてもらうぞ!!」
リョウはそう影に向かって言うと刀を縦に構える。
さやかも同じ構えを取る。
二人の刃が光をまとうと、二人は一気に刃を振り下ろした。
「ファイナルザンバット斬!!」
「ロイヤルストレートフラッシュ!!」
「ちょ、それ仮面ライダー!?」
意識を取り戻したユウのツッコミも掻き消す轟音と共に放たれた二つのエネルギー斬撃が影に迫り、互いに当たって対消滅した。
「「「ええええええええええええええええ!!!!!!」」」」
あまりの展開に叫ぶまどか、仁美、ユウの三人。
「「あれ?」」
首を傾げたと同時に影の一撃で吹っ飛ぶさやかとリョウ。
「げふ!」
「あべし!」
「なにやっているのよ!!」
影に威嚇射撃をしながら怒鳴るほむら。
「なによ今の展開!完全にギャグじゃない!!」
「参った!俺は参った!!もう参ったというしかないじゃないか!!」
『コーン。予想外です』
今の展開に怒りたいのは三人も一緒だった。
「っく!もう魔力が…」
と、ほむらは膝を着いた。
そこにすかさず跳び掛かる影。
「ほむらちゃん!」
『ほむほむ!』
叫ぶまどかと九尾。
と、光が影は吹っ飛んだ。
「え?」
まどかがふと隣りを見ると、そこにはまどかと同じ制服を着た少女がいた。
「もう大丈夫よ」
彼女はまどかに微笑みかけると、黄色いソウルジェムを取り出した。
『マミマミ!』
「あら?その声は九尾?………随分…変わったわね…………」
『コーン。常に流行を掴まなければ妖怪はやっていけないコン』
全身装甲が一体どこで流行っているんだ?
全員の脳裏にそう過ぎった。
「見た所不完全体ね。これならすぐ終わるわ」
マミマミと呼ばれた少女はそう言ってソウルジェムを掲げた。
「変身☆」
可愛らしい服装になると、マスケット銃を魔法で作り出し、影に向かって発砲した。
命中した影は素早く動いて林の中を駆け回る。
「は!」
マミマミはマスケット銃を複数生成して一本引き抜いては撃って捨て、また撃っては捨てを繰り返した。
どうやら彼女の銃は一発しか撃てないらしい。
攻撃が当たる度にサイズが小さくなる影。
人間も飲み込めるサイズだったのが、とうとう抱えられるサイズにまで小さくなる。
とうとう逃げられないと悟ったのか、影はマミマミに跳び掛かる。
が、
「「このまま何もしなかったら何の為に変身したのかわからんだろ!!」」
さやかとリョウの刃を受ける羽目になる。
持っていたマスケット銃で殴ろうとしていたマミマミは一瞬驚いた顔をしたがすぐに笑顔になり、胸元のリボンを解いた。
「止めね」
マミマミはそう言うと、リボンを体操選手の様にくるくると回す。
するとリボンは巨大な銃に変化した。
「ティロ・フィナーレ!!」
ドン!
放たれた一撃は影を粉砕、消滅させた。
「凄い…」
呆けた様にそう言うまどか。
「所で僕が変身した意味あったの?」
呟くユウの肩に、ぽんと手を置く仁美。
「ま、いっか。無事に終わったんだし」
『いや~、助かったコン。マミマミ』
そう言って元に戻る九尾。
「うおおお!!!」
突然戻ったもんで刀の重さがダイレクトに感じたリョウは叫んだ。
「九尾…てめえ!」
「早く戻ってあげなさい。あと、いい加減普通にマミって呼んでくれないかしら?地の文までマミマミって言ってるし」
マミさんよ、お前もか。
『なにブルータスに裏切られた人みたいな事言ってるコン?』
「だからメタ発言やめろって」
「わたし、巴マミって言うの。よろしくね」
マミはそう言って微笑んだ。
「ほむらちゃん!?」
安心したのか、ほむらは倒れた。
慌てて駆け寄る一同。
「大丈夫かよ!?」
「大丈夫ですか!?」
「おい!せっかく助かったのに倒れんなよ!」
「大丈夫か!?大乗か!!こんなのかすり傷だすよ隊長!!」
『意味わからんコン』
「魔力がなくなって、動けなくなっただけ…だから…。大丈夫…すぐに回復するわ。それまで…」
そう言うとほむらの身体は光に包まれた。
そして光が消えたると、そこには一匹の黒猫が横たわっていた。
『しばらくこの姿でいるしかないわ』
黒猫となったほむらはため息混じりにそう言った。
「「「「ええええええええええええええええ!!!!!」」」」
驚く一同だった。


ーー説明会
ほむら「なにこれ?」
まどか「この話に登場したキャラなどの説明だよ」
さやか「この話で変更された点とかあるからその説明だって」
九尾「ではいってみるコン」

ーーライトでも主人公、鹿目まどか。
本編の主人公…だと思う。
やっぱり魔法少女に変身しない。
特に変更点はない。
ただ元ネタより天然度がアップしている。
性格はとてつもなくいい子。
実は将来の夢は魔法少女と小さい頃から決めていて、それをさやかに話したら大爆笑された過去を持つ。
その為、魔法少女になったさやかとユウを羨ましく思っている。
さやか「やっぱり変身しないんだね」
まどか「わたしって一体?」
九尾『作者がまどっちには魔法少女に変身=キュゥべえの思い通りになるっていうのが嫌という気持ちの表れコン』

ーーこの話の良心唯一の常識人、暁美ほむら
性格はクールビューティ。
ツッコム時も冷静に冷たくツッコム。
この話でもっとも元と性格が変更されていないキャラ。
その分設定はかなり変更されている。
魔力がある一定値を下回ると黒猫に変身するという某魔法少女の司書長の様な設定もその一つ。
猫になるのは魔力が全快でも可能。
彼女はこの後まどかの家で飼われる事となる。
ちなみに、リョウが捜していたマンゴープリンをやった猫は彼女。
ほむら『………何故猫に?』
さやか「OPのまどかが抱いてる猫はあんたの正体だって説があるからだって」
ほむら『何その理由』
九尾『コーン。ほむほむの正体は十話で明らかになるみたいコンけど、残念ながら作者の住んでいる地域では九話が放送されて二日程しか経ってないコン』

ーーまどかの親友、恋する乙女の美樹さやか
まどか、さやか、仁美の仲良し三人組のノリボケ担当。
でもよく考えたら三人共ボケ担当だわ。
元以上にノリがよく、勢いで突き進む。
元よりも圧倒的早く魔法少女となる。
必殺技はまさかのエンパラーキバの必殺技のファイナルザンバット斬。
だがリョウの必殺技と対消滅して不発に終わる。
さやか「まさかの展開だったよ」
まどか「さやかちゃん、魔女になったりしないでね」
さやか「なるかっ!うん………なんないよ、うん。たぶん」
ユウ「なに、その曖昧な返事…」

ーーおっとりお嬢様、志筑仁美
元以上にまどか達と絡む事になったお嬢様。
一応三人の中で一番ツッコミを行う。
が、自ら率先してボケる所があるという欠点がある。
頭の感と切れはよく、些細な事によく気づく。
元の出番がない分、結構いじれて便利という利点がある。
仁美「酷くないですか?」
リョウ「気にしちゃ駄目じゃないか!!」

ーーみんなのお姉さん、巴マミ
ご存知、まど☆マギの三話で衝撃の展開となった紅茶大好きなまどか達の先輩。
まど☆マギ同様一話のラストでまどか達のピンチを救う。
九尾と知り合いらしい。
なお、このマミはほむらとは知り合いでもなんでもない。
マミ「掴みはばっちりね」
さやか「あの…まさかパクパクガジガジになったりしませんよね?」
マミ「………ならないといいわね…」
九尾『そんな事コンのギャグが打ち砕くコン』
ユウ「ギャグでかよ」

ーーこの話のもう一人の主人公、ユウ
オリキャラの一人。
一応元キャラはいる。
なおフルネームがないのは考えてないから。
理由、面倒
事なかれ主義で例え目立てなくても平和に過ごせればよいと考えている。
ほむらに次いでツッコミキャラだが残念ながら彼も真面目かと言われると疑問が残る。
美少女に間違われる顔立ちで、魔法少女に変身すると何故か身体まで女になってしまう。
更に不幸な事に魔法少女としての才能は全くなく、雑魚戦闘員にも苦戦する弱さであり、彼の性格も相まってここ一番で力を発揮出来ない。
ユウ「lllorz」
さやか「そんな全身で落ち込まなくても…」
まどか「大丈夫だよ!きっと活躍出来る日がくるよ!」
ユウ「………どうせ役に立たないのなら出番なんていらない…」
リョウ「おい、マジで凹んでいるぞ」
九尾『このままだと魔女になりそうでコンね。でも大して強そうな奴になりそうもないでコンが』

ーーユウの神友にして暴走特急、リョウ
この話のエース。
どこまでも突っ走って暴走するノリだけで生きている非常に迷惑な存在。
さやかと仁美との相性が何故かいい。
フルネームがない理由はユウと同じ。
九尾から神剣を貰って活躍するかと思われたが、肝心なその剣がアホみたいに重い為使用不可能。
しょうがないので九尾が強化装甲となる事で使用可能となった。
なお、この装甲には隠された機能があるらしい。
リョウ「おいちょっと待て!なんか途中からこの妖怪狐の説明になってないか!?」
九尾『コーン。コンとあんたは一心同体コンよ』
リョウ「ウゾダドンドコドーン」
さやか「…それ、微妙に間違ってない?」
ほむら『……何の話?』

ーー妖しい×怪しい狐、九尾の妖弧、通称九尾
ユウとリョウが猫(ほむら)を捜している途中で見つけた石碑の中で寝ていた謎の妖怪。
まど☆マギのキュゥべえの役割だが、その行動原理は場を面白可笑しく引っ掻き回せればよいと考えていると、ある意味キュゥべえより厄介な存在である。
語尾と一人称はコン。
治療能力があったり、強化装甲に変化したりと様々な能力を見せ付ける。
またソウルジェムを持っていたり、八百万の神から三種の神器の一つの神剣を貰ったりとツッコミどころ満載なキャラとなっている。
不真面目かと思えばさやかに言った様な真面目な事を言う時もある。
なお、尻尾は普段邪魔なので一本に纏めてある。
大きさはキュゥべえと同じ位。
あと、何人か気づいていると思うが雄です。
なおキュゥべえと違って特定の人物にしか見えないという事はなく万人に見える。
だと言うのに喋る狐が学校にいるというのに何故か誰も騒がないのは何故だろう?
ユウ「ちょ…!お前が言っちゃ駄目じゃん!!」
九尾『コン。場の空気に身を任せれば、誰も不審に思わないコン』
ほむら・さやか・マミ・仁美・ユウ・リョウ『「「「「「場の空気を壊すお前が言うか!!」」」」」』

ーー雑魚戦闘員
ほむらに瞬殺された髑髏の顔の怪人達。
一応変身したユウと同等位の戦闘力がある。
ユウ「え?てことは僕ほむらと戦ったら瞬殺されるて事?」
九尾『そうなるコン』
ほむら『ちなみに、あの時すでに魔力はかなり少なかったわ』
ユウ&戦闘員達「「「「「 TT 」」」」」

ーー影
魔法少女の敵…らしい。
マミ曰く不完全体でそんなに強くない。
それに一瞬でやられたユウって一体…。
ユウ「ちくしょおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」
戦闘員1「哀れだ」
戦闘員2「一緒にカラオケでも行かないか?」
戦闘員3「奢るぜ」
ユウ「うわああああああああああああああああああああああ!!!!」
リョウ「止めだったな」
九尾『コーン』

次回予告
まどか「さやかちゃんやめて!」
さやか「よいではないか、よいではないか」
仁美「●REC」
マミ「ティロ・フィナーレ☆」
どーん
マミ「季節外れの花火もいいわね」
ユウ「花火かよ!!?」
九尾『コンドルウェーイ』
リョウ「ふははははあははははは。もう笑うしかないじゃないか!!」
キュゥべえ『ねえ、僕と契約して魔法少女に…』
ほむら『帰れ』
ユウ「ていうか、予告になってねええええ!!!!
リョウ「で、上のセリフ次回使うのか?」
九尾『たぶん使わんコン』
ユウ・リョウ「「意味ねえええええええええ!!!!」」
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