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フィリップ「クロスがパチモンみたいだと意見がありましたが、実際パチモンです」

いろいろ感想書きます。
まず仮面ライダーオーズ。
後藤さん。怨んでたんだね、あのケーキの事。
そしてアンクの秘密が明らかに。
遊戯王に関して。
ZーONE…あんた遊星じゃないでしょ。
いくら同じ姿って言ってもねえ…。
わたしは未来のあなた自身じゃなくてあなたの意思を継ぐが正しいのでは?
魔法少女まどか☆まぎか。
キュウべぇ…段々酷くなってきたな。
最初から胡散臭かったけど。
あいつの厄介な所は言ってる事が正論って事だよな…。
今度まどかのSS乗せようかな?
間違いなくキャラ壊れるだろうけど。
SSはクロス第二話。
ーー仮面ライダーX\クロス
 第二話 Wを継ぐ者/切り札はこれで決まりだ

「やってしまたあああああああああああああああああ!!!!!」
路上で叫ぶのは星倉左桐(ほしくら さきり)花の乙女で十七歳。
突然襲ってきた怪物を妹の桐右(きりう)と共に仮面ライダークロスに変身して倒した所、怪物は跡形も残らず消滅してしまった。
「やちゃった!やちゃったよおおおおおおおお!!!!きりうううううううううううう!!!!!」
がくがくと双子の妹を揺する左桐。
「殺しちゃったよおおおお!!!殺しちゃったよおおおおお!!殺人だよおおおおおおおおおお!!!!」
揺すられている桐右はというと、何故か諦めた様な表情でされるがまま。
「どうしよおおおおおお!!どうしよおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」
「落ち着け…」
揺さぶれながらも落ち着いた口調で双子の姉をなだめる桐右。
「これが落ち着いていられるかああああああああああああ!!!!」
が、言葉に更に強く揺する左桐。
大海原彗(おおうなばら すい)は、どうしていいかわからず、ただおろおろするだけ。
桐右はため息をつくと、カチャっとメモリデバイス・ブレットガンを左桐に向けた。
「どわあああああああああああああ!!」
慌てて飛び退く左桐。
「はあ、落ち着けと言っただろ」
「だからってんな危ないもの向けなくてもいいでしょうが!!」
「大丈夫だ。メモリは入れてない。あと、殺してもいない」
「へ?」
妹の言葉に、きょとんとする左桐。
「さっき倒したのは偽者だ。というか、見てわからなかったのか?おそらくメモリの力で生み出した複製といった所だろう」
桐右は怪物が爆発辺りまで移動すると、しゃがみ込んだ。
「一度ドーパントが姿を隠しただろ?あの隙に複製を作り出していたんだろう」
「なるほど…」
桐右の説明に納得と安堵する左桐。
「あの…」
「「ん?」」
二人が振り向くと、そこには彗が呆然とした様子で二人を見ていた。
「今のお二人…仮面ライダーですか?」
彗の問い掛けに左桐は「あー」と呻くとどうしようかと桐右の方を見た。
が、桐右の姿はすでにそこにはなく、捜してみるとすでに鳴海探偵事務所に向かって歩き出していた。
「って、どこいくのよ!!?」
「今回の事を左探偵と先生に報告をするんだ。さっきの戦闘のデータも残しておきたいし」
左桐の問いにしれっと答える桐右。
つまり説明はお前に任すと。
「他力本願か!!ちょっと、待ちなさいよ!」
左桐は桐右を追うべきか彗に説明するべきか悩んだ。
「あ~、もう!来て!!」
事務所に連れて行く事にした。
そこで翔太郎達に説明して貰えばいいだろうと考えながら。
結局の所他力本願なのは彼女も一緒だった。


ーー鳴海探偵事務所。
「「ただいま~」」
「お帰り」
星倉姉妹を出迎えたのはフィリップだった。
「って、ただいまってお前らのうちじゃねえ!!」
ツッコム翔太郎を放っておいて二人は荷物を来客用のソファに置いた。
「あの~、ここは?」
おずおずと入る彗を見て翔太郎は、
「この子は?」
と聞いた。
「あ~いろいろありまして…」
「大海原彗、同じクラスの生徒」
どう説明したものか左桐が言い悩んでいると桐右がさらりと簡単に答えた。
「それより先程ドーパントに襲われ、その際クロスに変身し、追い返しました」
桐右の報告に翔太郎が、
「勝手に変身したのか!?」
と怒鳴った。
「まあまあ翔太郎。ドーパントに襲われたのなら仕方ないさ。それより、ちゃんと機動した所を見てみたい」
と、彗そっちのけで話を進めるフィリップ。


地下のガレージに移動し、そこでクロスドライバーの機動実験を行う事となった。
「行くわよ、桐右」
「ああ」
『CYCLONE』
『JOKER』
「「変身」」
クロスに再び変身二人。
今回は左桐をメインとしたレフトメイン。
「変身したあああ!!わたし、聞いてな~い!!」
左桐が変身した事に驚く亜樹子。
「でも…なんかダブルのパチモンみたい…」
「なんだと!!」
亜樹子の感想に怒りの声をあげる左桐。
「落ち着け」
上げた左手を右手で下げるクロス。
「ふむ、問題なく作動しているな」
フィリップはクロスの周りを歩きながらクロスを観察する。
その途中で桐右の身体を踏みそうになるというハプニングがあったりもしたが。
「もういいよ」
その言葉に変身を解除するクロス。
それから少ししてが桐右を起き上がった。
「さて、ドーパントに襲われた話を詳しく聞こうか」
二人が元に戻ったのを確認すると、翔太郎はそう言って近くあった椅子に座ろうとした。
が、その前に亜樹子に椅子を取られた。
「あ、彗ちゃん。よかったら座って」
がたーん。
座ろうとした椅子が急になくなったため、翔太郎は見事にすっころんだ(真似しちゃ駄目だよ)
「亜樹子おおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」
「あ、座ろうとしてた?ごめんね」
しばらく後。
「なるほど…」
ドーパントに襲われた状況を聞いたフィリップは顎に手をあてながらそう呟いた。
「その姫宮って子の取り巻きがドーパントなんじゃないの?」
「あの…そのドーパントって、なんなんですか?」
亜樹子の言葉に彗は疑問の声を出す。
「ドーパントとは、地球の記憶を宿した装置、ガイアメモリの力で変身した人間の事を言う。そういう意味では仮面ライダーもドーパントに入るかな」
「わたし達はそのガイアメモリを使った犯罪、ドーパント犯罪に立ち向かっているって訳」
彗の疑問に答えるフィリップと左桐。
「これがガイアメモリ。もっともドーパントが使用しているものは化石みたいなフォルムだけど」
「ーー!!」
サイクロンのガイアメモリと、桐右の説明に驚いた様な表情をする彗だが、その事を気にしたものは亜樹子だけだった。
「ともかく、悪いが左桐、桐右。もう少し調べてくれないかな?検索しようにもキーワードがたりない」
「「はい」」
二人は返事をすると出て行った。
「あ…え~と…」
彗は少し悩むと翔太郎達に頭を下げて双子の後を追った。
「しっかし、最近未成年者によるドーパント犯罪が多くないか?」
翔太郎はイライラと呟く。
「ああ。しかも気になるのは、ミュージアムのない今でもガイアメモリが売られているという事だ」
フィリップは歩きながら考える。
「EXEの様に拾ったメモリを使用している訳じゃない。ちゃんと生態コネクタもある」
「ミュージアムを継ぐものが出たって事か…、それも子供のお遊びじゃなく、本物の…」
翔太郎の言葉にフィリップは頷いた。


ーー翌日。
ごく普通に登校する星倉姉妹。
念の為、翔太郎も学校のそばにいる。
「ていうか、あたし達が狙われているのにいていいのかしら?」
「まさか校内で襲ってくる事はないだろ」
休み時間、そう会話する左桐と桐右。
一方外の翔太郎はというと…
「はあ、今日もいい天気だ」
と呟いた所をスリッパで叩かれていた。
「いって!なにすんだ亜樹子!!」
「そんな事より、本当にあの子達を仮面ライダーとして戦わせるつもり!?」
非難的な亜樹子の言葉に翔太郎は、
「まあ、俺だって本当は反対なんだがな…」
と呟いた。
「じゃあ、どうして!?」
「あいつらが望んだってのと、似てるんだよ、あいつら二人とも。昔の俺達に」
「俺…”達”?」
「左桐は俺に、桐右はフィリップに…メモリだけじゃない。性格とか、なんかいろいろ…それに…」
「…それに?」
「俺やフィリップがいくら反対してもきっと今の状態に持ってこうとするぞ、あの二人」
「………」
取り合えず、もう引き返せないらしい…どっちも。


「新聞部の文乃さん?」
左桐は、手近な生徒に文乃の事を聞いていた。
「そう、どこにいるか知らない?」
「わたしならここよぉ」
「どわ!」
「きゃああ!!」
突然現れた文乃に驚く左桐。
聞いていた生徒は驚いた拍子に走って逃げてしまった。
「なにかご用ぅぅ?」
「…………え~と、姫宮の事でちょっと…。ほら、昨日の噂についてもう少し聞きたいかな~なんて」
何となく文乃から距離をとる左桐。
ぶっちゃけドーパントより怖い。
「ふっふっふっふっふっふっ。そう、あなたも気になるのねぇぇ」
文乃は暫くふっふっふっふっと笑う。
(ううう…聞くんじゃなかった…)
「ガイアメモリってご存知ぃぃぃ?」
顔を近づけてそう言う文乃に恐怖心五割増しだった。
「ええ、まあ一応…」
”持ってます”とは言えまい。
「姫宮香保はそれを手に入れて自分に逆らう者に直接手を下しているって噂よ」
「直接?あの高飛車が?」
「あらぁ?でも彼女Sだそうだから、自分でおしおきして快感を楽しんでいるんじゃないかしらぁ。まあ、あくまで噂だけどね」
「そう…、ありがとう」
そう言って立ち去ろうとした左桐の腕を、文乃が掴んだ。
心臓が飛び出るくらい驚いた左桐は、まるでホラー映画のワンシーンの様にゆっくりと後ろを向く。
「なにかしら?」
問い掛ける左桐の顔にすすすっと顔を近づける文乃。
(ひいいいいい!!)
ちょっぴり涙目になる左桐に彼女は手を出して、
「情報料」
と呟いた。
「へ?」
左桐は思わず間の抜けた声を出したのだった。


「なんであんな怖い思いをしてあんだけ取られなくちゃいけないのよ!!」
文乃の情報料はそれほど高くはなかったが、あの時受けた恐怖を考えると非常に納得のいかない左桐だった。
そうぶつぶつと呟きながら歩いていたせいだろう。
どんと誰かにぶつかった。
「あ、すいません」
「あ、こちらこそ…あ!」
ぶつかった男子生徒は左桐の顔を見て驚いた顔をした。
「へ?なに?」
「あ…」
左桐に問われ、しまったという顔を男子生徒。
「いや、昨日姫宮さんに逆らっていた人でしたから…」
「うん…まあ」
ぽりぽりと頭をかく左桐。
改めて言われると、何となく照れる様だ。
「まあ、それ以前にも結構有名だしな。君…」
「ええ!」
男子生徒の言葉にますます照れる左桐。
「のお姉さんが」
ずどがとが!!
「ちょ…どうした!?」
物凄い音をたてて倒れる左桐に心配する男子生徒。
というか、ただこけただけで何故あんな音が出る。
「妹だああああああああああああああああああああ!!!!!あたしが姉!!あっちが妹!!こっちが姉!!」
起き上がった左桐は力の限り叫んだ。
「一体あいつのどこに姉の要素があるのよ!!」
「え~と…」
問い詰められ、たじろぐ男子生徒。
「向こうの方が落ち着いている」
「くおおおおおおおお………」
男子生徒の肩に手を置いて崩れ落ちる左桐。
「成績もいいし」
「くうううううううう………」
「でもあんまり学業には興味ないって感じで有名だけど…」
「そうよね!あたしは真面目よね!!」
復活する左桐の問いに男子生徒は答えず、ただ目を逸らすだけだった。
「なんとか言えええええええ!!!!」
「取り合えず、あまり君に関わりたくないんだけど…」
「何でよ?」
「君が姫宮さんに目をつけられているからだ。だから君に関わってとばっちりが来るのが嫌なんだ」
「ああ、だから今日はやけにみんなあたしから距離をおくのね」
「そう言う事だ。じゃあ、僕は行くよ」
そう言って歩き出す男子生徒。
「随分歩き方がぎこちないな。どこかぶつけたのか?奥村明久(おくむら あきひさ)」
そう男子生徒に尋ねたのは桐右だった。
「ーー!!」
「いたの?あんた…いつからよ?」
「さっきだ。あれだけ騒げば様子でも見に来る」
「ぐっ!!」
「何で俺の名前を!?」
驚いた様子の男子生徒ーー奥村。
彼の驚きに対し、桐右の答えは単純明快だった。
「去年同じクラスだったから。っで、覚えてた。記憶力はいいんでね。一応全員の顔と名前は一致する」
ちなみに、左桐は去年は違うクラスだった。
「ああ…、そうか……」
奥村はそう言うと去って行った。
その後ろ姿を桐右はじっと見ていた。
「なに?あんたのタイプ?」
「くだらない事を言うと本気で撃つぞ。それはそうと、出来たぞ。お前のメモリデバイス」
桐右はそう言って左桐に装置を渡した。
装置は腕時計の様なものっと言えば良いのか、腕につけるためのバンドのついた掌程の大きさの本体だった。
「これがメモリだ」
『DAGGER』
複数の擬似メモリも渡す。
「…………なんでこんなに?」
「わたしのと同じだ。複数回連続で使おうとするとメモリがブレイクしてしまう。使い方は、利き腕の反対につけてメモリをここに差し込む。以上だ」
左桐は渡されたメモリデバイスをしげしげと眺める。
「じゃ、わたしの用はそれだけだ」
そう言って左桐から離れる桐右。
と、途中で足を止め、奥村の後ろ姿をもう一度見た。


ーー放課後。
「実に無意義な時間だった…」
「あんたねえ、学校を何だと…」
校舎から出てくる二人。
とそこへ。、
「待ってくださ~い」
彗が後ろからやってきた。
「いや、でもあたし達と一緒にいるとまた…」
断ろうとした左桐を押さえ、
「いや、もしかしたらあのドーパントは彼女を狙ったものかもしれない…と考えると、むしろ一緒にいた方が安全かもしれない」
と言う桐右。
そう言われては仕方ないので、一緒に帰る事にした左桐。
街路樹が並ぶ道を歩いていると、
「しゃああ!!」
昨日のドーパントが現れた。
「出たわね!!」
『DAGGER』
左桐は右手首に例の装置をつけ擬似メモリを差し込んだ。
すると本体から数本のナイフが生え、その一本を左桐は掴んだ。
そしてそのままドーパントに切り掛かった。
「ぐあ!」
切られたドーパントはよろめくが、すぐに反撃に移る。
が、左桐は華麗にかわし、更に一太刀浴びせる。
「………凄い…」
生身でもドーパントに渡り合う左桐の強さに驚く彗。
「すご~い!!」
それは亜樹子も一緒だった。
隠れて三人を見ていた彼女と翔太郎は出てくると、その戦いを観戦した。
翔太郎は左桐の強さを知っていたらしく、大して驚いていない。
怪訝な表情の桐右も同じである。
何故彼女がそんな表情かと言うと、
「………何故クロスに変身しない?」
という理由だった。
「いや~、せっかく貰ったから、使いたいじゃない?」
ドーパントの背後に回り蹴りを入れ、更にナイフを投げた左桐はそう答えた。
「まあ、気持ちはわかるな…」
翔太郎は苦笑しながらダブルドライバーを装着した。
「行くぜ、フィリップ」
翔太郎がそう言うと、
「ああ、翔太郎」
と返事が返ってきた。
生身で。
「ん?」
ドライバーを着けた事によるテレパシーでない事に怪訝に思う翔太郎は、声のした後ろを振り向いた。
「やあ、翔太郎」
そこには事務所にいるはずのフィリップがいた。
「僕も二人が心配になってね」
そう言うとフィリップは桐右のものと同じメモリを取り出した。
『CYCLONE』
「あ、そう」
そう言うと翔太郎もガイアメモリを取り出す。
『JOKER』
「「変身!」」
まずフィリップがメモリをドライバーに差し込む。
するとメモリはフィリップの意識ごと翔太郎のドライバーに転送され、フィリップは倒れる。
「おっと!」
が、その前に亜樹子がフィリップの身体をキャッチした。
「これこれ!半年ぶり!!」
妙な事で喜ぶ亜樹子。
『CYCLONE・JOKER』
そして翔太郎は仮面ライダーダブルに変身した。
「あの人も…仮面ライダー…」
その姿に彗はポツリと呟く彗。
「あ…同時変身やりたかった…」
左桐もポツリと呟く。
「行くぜ」
翔太郎はそう言うと、ダブルはドーパントに向かっていった。
「か…仮面ライダーがもう一人!?」
ダブルの登場に一番うろたえるのは当然の事ながらドーパント。
「あたし達も行くわよ!!って桐右、あんた顔赤いわよ?」
ドライバーを着けながら問い掛ける左桐に、
「うるさい…」
と桐右は答えた。
『CYCLONE』
『JOKER』
「「変身!」」
『CYCLONE\JOKER/CROSS』
倒れる桐右の身体を彗が受け止める。
「真似してみました」
亜樹子に向かってはにかみながら言う彗。
「ナイス!」
思わずサムズアップする亜樹子。
「じゃ、わたしの身体を頼む」
びっと右手をあげ、右の複眼を点滅させながらそう言うクロスーーもとい桐右。
「行くわよ!」
「ああ…!!」
左桐の掛け声と共にクロスも攻撃に加わる。
するとドーパントは頭から出ている何本もの枝を振って生えている木の実を地面に落とした。
木の実はすぐに人型になり、ドーパントの複製体となる。
「うを!?」
「げ!」
驚く翔太郎と左桐。
「これは…アップルのメモリのドーパントか…」
フィリップはその能力からドーパントのメモリを特定した。
「…ふ」
ドーパントはそのまま逃げ出した。
「あ!」
「待て!」
追い掛け様とする仮面ライダーの前に立ちふさがる複製ドーパント。
「くそ!」
「翔太郎!ドーパントといえど、植物だ」
「ん?あ、そうか」
ダブルは赤色と銀色のメモリを取り出し、サイクロンとジョーカーのメモリと取り替えた。
『HEAT・METAL』
ダブルの色が左は銀色、右が赤色に変わり、背中にメタルシャフトが出現する。
ダブルはメタルシャフトを手に取り、複製体に攻撃を仕掛けた。
「おら!」
ヒートメモリの効果で両先端に高温の炎が宿ったメタルシャフトで複製体を打つダブル。
数体の複製体相手に全く引け劣らない。
気がつくと、ダブル一人(?)で全部の複製体を相手している。
「………すごい」
「やはり二人の方が力を使いなれている」
その様子をただ眺めるだけのクロス。
ぶっちゃけ、いなくても大丈夫そうだった。
「さて、一気に片付けるか」
『METAL・MAXIMUM・DRIVE』
メタルシャフトのマキシマムスロットにメモリを差し込むと、地球の声、ガイアウィスパーが流れ、メタルシャフトが炎に包まれる。
「おおおおおおおお」
メタルシャフトを振り回すダブル。
「「メタルブランケット!!」」
メタルシャフトから放たれた炎がダブルの周辺にいる複製体を吹き飛ばし、消滅させた。
「やった!」
喜ぶ亜樹子。
「追うぞ!」
そう言って走り出すダブル。
「はい!」
クロスも続く。
「ちょっと~!」
それを追う亜樹子。
背中にフィリップを背負ったまま。
が、すぐ力尽きる。
そりゃそうだ。


「どこ行った!?」
きょろきょろとドーパントを捜すダブル。
「あ!師匠、あそこです!!」
捜し人はクロスが指差す先にいた。
「待ちやがれ!!」
ドーパントを追うダブルとクロス。
「「………?」」
そんな中、フィリップと桐右の意識は怪訝に思っていた。
「どこだ!?」
「あそこです!!」
「待て!」
「どこ行ったの?」
「おい!あそこだ!!」
「本当だ!!」
そんなこんなで追う事しばし。
ドーパントは、大きな屋敷の塀を跳び越えて入っていった。
「ここは?」
左桐は疑問の声をあげる。
「ここは姫宮香保の家だ」
その言葉に答えたのは桐右。
「やっぱりあの高飛車がドーパントだったのね」
「いや、そう決め付けるのはまだ早い」
左桐の言葉をフィリップは否定した。
「………え?」


「メモリはアップル(APPLE)だ」
「ーーへ!?リンゴ!!」
事務所に戻ったフィリップの説明に素っ頓狂な声を出す亜樹子。
「ちなみにリンゴには果実という意味もある」
「その理事長の娘の姫宮って子があやしいの?」
亜樹子の言葉にうんうんうなずく左桐と彗。
「いや、それにしては不事前な点が多い」
その結論を否定する桐右。
「というと?」
首を傾げる彗。
もうすっかり鳴海探偵事務所に馴染んでいる。
「何故自分の家に案内する様な真似をしたのか?そう言いたいんだろ?」
「はい先生。やつはその気になれば逃げ切れたはずです。なのに、しなかった。まるで、姫宮香保が犯人だと言いたげに」
「つまり、一連の行動は姫宮香保を犯人に仕立て上げるための…芝居って事か?」
「ああ、可能性としてはありえる」
「ふざけてる!!」
翔太郎とフィリップの推測を聞いた左桐は怒りの声をあげる。
「本当にそうだとしたらゆるせない!師匠とフィリップさんの推理が本当なら、狙いはあの高飛車女って事でしょ!?」
「そうなるな…。あと、フィリップ先生とわたしの推理だ」
「なだったら、無関係な人間を狙った事になるじゃない!!そんなのゆるされないわ!!」
怒り声をあげる左桐にうなずく翔太郎。
「だな」
「だが、姫宮香保がドーパントという可能性も捨て切らない」
桐右の言葉にがくっとなる翔太郎と左桐。
「どっちなのよ!!」
「結論は焦ると真実を見落とす。もう少し調べてみてはどうか?そう言いたいだけだ
怒鳴る左桐を諭す様に言う桐右。
「………」
「ま、確かにそれもあるな。もう少し調べてみようぜ」
翔太郎がしめて、もう少し調べる事となった。


翌日の学校にて。
「え、行方不明?姫宮香保が?」
文乃の言葉をオウム返しする左桐。
「ええ、昨日から行方が知れないくて。彼女の親が今捜しているそうよぉ」
「………」
文乃の情報に考え込む左桐。
「それともう一つ興味深い噂があるのぉ」
「へ?」
「姫宮香保は怪物だって噂が学校中に広まっているのよ。それを見たって噂も」
「何ですって!!?一体どこからの噂!!?」
文乃の言葉に驚く左桐。
「さあ?学校中で噂になっているから、もう出所を探るのは無理だと思うわぁ。でも、この噂妙なのよ…」
「妙?」
「広まる速度が異常に早いのよぉ。まるで広めようとして広まったみたいなぁ、まあ、元々姫宮香保自体嫌われていたってのも広まった理由の一つでしょうけど」
「う~ん…」
文乃に情報料を払った左桐は桐右を捜す。
「桐右さん?そう言えば見てませんよ」
彗の言葉にそういえばと思う左桐。
今朝から全然見ていない。


「今か?鳴海探偵事務所だが?」
捜すのも面倒だと思い、スタッグフォンで連絡を入れてきた左桐にそう答える桐右。
『来なさいよ!学校ぐらい!!』
「情報収集くらいお前でも出来るだろう」
スタッグフォン越しに怒鳴る姉にしれっと返す桐右。
「それで、なにか掴んだのか?」
『掴んだって言うか、新しい展開がでたから一応報告』
文乃からの情報を話す左桐。
「なるほど…こっちはその情報を元に先生に検索をかけてもらう。お前はもう少し調べていろ」
『なんであんたが指示』
ピッ。
スタッグフォンを切ると、桐右は地下のガレージに下りる。
ガレージではフィリップで星の記憶で検索をかけていた。
「それでは検索を始める。キーワードは、アップル、姫宮香保。…駄目だ。やはりキーワードが足らない。検索して切れない」
「先生、キーワードの追加です」
そこへ桐右がやってくる。
「キーワードは、奥村明久」
「………絞りこめた!」
「やはり…か。こんな事なら昨日のうちに言っておくべきだったな」
検索結果にそう呟く桐右だった。


風都は大都会である。
沢山の人が暮らし、様々な建物が並び立つ。
そして大きければ大きいほど、そこに出来る影もまた大きくなる。
人が暮らす以上、どんな町にも必ず影は出来る。
人気のない倉庫もまたそんな影の一つだった。
その倉庫の柱に、姫宮香保が縛られていた。
「く…、こんな事をして、ただで済むと思っているの!?」
そう言って彼女が睨むのは、奥村明久だった。
その隣りに一体、後ろに十数体の複製ドーパントがいる。
彼は姫宮の言葉には答えず、傍らに立つ複製体に目を向けた。
視線を受けた複製体はリンゴの実の様なものを取り出す、姫宮に近づいた。
「な…なによ一体!?」
恐怖におののく姫宮。
「アップルドーパントの能力は主に二つ、自分の複製体を創り出せる事と、その複製体を寄生させた相手を自在に操る事…。その実も複製体なんだろう」
「「「「……………!!!??」」」」
突然の声に驚く奥村と複製体達。
そこにいたのは鳴海探偵事務所の面々。
何故か彗までいる。
「何故ここが!?」
驚く奥村に答えたのは彼らではなく電子音をたてながら飛ぶスタッグフォンだった。
「お前が学校にいる時にこいつにつけさせた」
「くっ!何故俺だと…」
「お前の歩き方がぎこちないと言っただろう?あのときから目をつけていた。滅多撃ちにしたからな」
何となく盛り上がりを見せる場で、場違いな声があがった。
「あの~、誰?」
亜樹子だった。
遠慮がちに奥村を指差すその姿に場がしらける。
「いや、ここは黙っていろよ。俺もあいつが誰だかわからないけど!」
「なによ!翔太郎君だってわかってないんじゃない!!」
「うるせー!俺もいきなりここに来いっていわれたんだ!!」
「あたしもなんであいつがドーパントだってわかったのかわかんないです」
言い争翔太郎と亜樹子。
それに割って入る左桐。
「………説明しなかったのかい?」
フィリップの言葉に桐右は、
「別にいらないと思いまして…」
しれっと答えた。
「「「言えよ!!」」」
同時にツッコム三人。
「彼の名前は奥村明久。今回の犯行に及んだ理由は復讐。そうだろう?」
フィリップの言葉に奥村は苦虫を噛み潰した様な顔で、
「ああ、そうだよ。俺は兄貴の敵を討つ為にこのメモリを手に入れたんだ」
そう言うとメモリを一同に見せる奥村。
『APPLE』
「敵討ち?」
フィリップと奥村の言葉に怪訝な顔をする姫宮。
「そうだ。浅木良平(あさぎ りょうへい)の敵討ちだ」
「浅木良平?誰ですの?」
「「「「「「「「ーー!!」」」」」」」」」
姫宮の言葉に奥村とその分身である複製体達から怒気が沸く。
「覚えていないと言うのか!!貴様のせいで夢だった教師を辞めさせられ、自殺した俺の兄を!!?」
「ひ!…じ、自殺!?」
怒鳴る奥村に怯える姫宮。
「兄弟?でみ苗字が違わない?」
亜樹子の素朴な疑問を口に出す。
「両親が離婚してそれぞれの親に引き取られたんだ。それで苗字が互いに違う」
「ああ、そうだ。親の離婚した後も俺達兄弟には交流があった。兄は夢だった教師になった時は本当に喜んだよ。それをお前が…全部ぶち壊したんだ!!」
フィリップの説明にうなずくと、姫宮のすぐそばの床をダンっと踏みつける奥村。
「お前が反感を持ちそうな相手を襲い、お前がさもドーパントである様に見せかけ、正体がバレた為自殺した様に見せかけて殺す。そうなればお前の親も失脚する!それが俺の復讐だ!」
「それでこんな回りくどい事を…、実に非論理的だ。復讐したければメモリの力で直接狙えばいいものを」
桐右の言葉にうんうんとうなずく左桐。
「って、おい!!」
思わずうなずいたが、すぐにツッコム左桐。
「ともかく、奥村だっけ?あんたの気持ちはわからないでもないけど、あんたの復讐に何の関係もない人間を何人傷つけたのよ?」
「知ったことか!」
『APPLE』
左桐の言葉にそう返すと奥村はドーパントに変身した。
変身と同時に複製体の実も撒き散らす。
十数体いた複製体は、一気に二十体近くに増えた。
「左桐、彼はだいぶメモリの毒素に侵されている」
「わかってます」
フィリップの言葉にうなずく左桐。
「左桐、俺達はドーパントを引き付ける、その間に彼女を逃がせ」
左桐に指示を出しながらドライバーを着ける翔太郎。
「了解しました」
答える左桐もドライバーを着ける。
「納得いかないな。お前ら風都を守る仮面ライダーだろ?なら何故あの女を助けようとする!?あの女は人間のクズだぞ?」
問い掛ける奥村に左桐は、
「例え人間のクズでも、この町に住むなら決して泣かせはしない。それが仮面ライダー。ま、受け売りだけどね」
そう言うと翔太郎を見て微笑む左桐。
「行くわよ!桐右!」
「行くぜ!フィリップ!」
「あのメモリの能力は興味深いんだが、仕方ないか」
「ああ、翔太郎」
『『CYCLONE』』
『『JOKER』』
翔太郎とフィリップは互いの腕がWの形になる様に、左桐と桐右は互いの腕がXの形になる様にしてメモリを構える。
「「「「変身」」」」
『『CYCLONE・JOKER』CROSS』
変身した仮面ライダーダブルとクロスのジョーカーサイドは指を鳴らし、ドーパントを指差し、
「「「「さあ、お前の罪を数えろ!」」」」
と言い放った。
その言葉を皮切りに、一斉に仮面ライダーに襲い掛かった。
『DAGGER』
メモリデバイスに擬似メモリを差し込み作ったダガーを投げるクロス。
「「「「「ーーぎゃあ!」」」」」
当たった複製体は倒れる。
『HEAT・MAXIMUM・DRIVE』
ダブルはスタッグフォンにヒートメモリを差し込む。
するとスタッグフォンは炎に包まれながら複製体に体当たりをして吹き飛ばす。
「ぐあ!」
そして姫宮のすぐそばで様子を見ていた奥村も吹っ飛ばした。
スタッグフォンが作った隙を逃さずクロスは姫宮のそばまでくると、彼女を縛る鎖をダガーで切り裂き、彼女を抱えて走った。
「逃がすな!!追え!!」
奥村の言葉にクロスを追おうとする複製体達だが、その前にダブルが立ち塞がる。
「行かせるかよ!」
ダブルの手に戻ったスタッグフォンから取り出したヒートメモリをジョーカーメモリに変えた。
『HEAT・JOKER』
「おら!」
炎のまとった拳で複製体を殴り飛ばすダブル。
「はい。パス」
クロスは亜樹子達の所に行くと、抱えていた姫宮を軽く…投げた。
どてっと地面に落ちる姫宮。
「痛い!」
「ちょっとは反省しなさい」
そう言うとクロスは戦いの場に戻った。
『HEAT・METAL』
メタルシャフトで殴られ爆発する複製体。
「でや!」
また一体クロスに蹴られ消滅する複製体。
二十体近くいた複製体も、最早数体しか残っていない。
「ううう…」
敵わないと悟った奥村は、倉庫の奥に停めてあったバイクに跨り、逃げ出した。
「逃がすか!」
クロスも自分のバイクに乗り、追い掛ける。
「あ!まてこら!」
ダブルも追おうとするが、複製体が邪魔をする。
『METAL・MAXIMUM・DRIVE』
「邪魔だ!!」
「「メタルブランケット!!」」
周りにいた複製体一体一体にメタルシャフトを叩きつけるダブル。
叩かれた複製体は一斉に爆発して消滅した。


路上をバイクで疾走する両者。
「くそ!しつこい!!」
奥村はそう言うと頭に生えているリンゴの実を爆弾としてクロスに向かって放つ。
「おっと!」
それをかわすクロス。
次々と起こる爆発。
その中を疾走するクロス。
「くそ!」
中々爆弾があたらない事にいらだつ奥村は振り向いていた視線を前に戻す。
「ーー!!」
すると前方からバイクで走ってくるダブルの姿が見えた。
「おら!」
突然の事で何かのモーションを起こす前にすれ違い様にメタルシャフトで奥村を殴るダブル。
「わああああああ!!!」
空中に投げ出される奥村。
「「とどめは任せた!」」
「任されました!」
ダブルの言葉にテンションを上げてる左桐。
クロスはジョーカーメモリを左側にあるマキシマムスロットに差し込むとバイクから奥村に向かって飛び上がった。
『JOKER\MAXIMUM/DRIVE』
「「ジョーカーエクストリーム!!」」
放たれたキックを受けたアップルドーパントの身体は爆発。
「ぐわああああああああああああ!!!」
奥村は地面に倒れた。
その数瞬後、彼のメモリも彼のすぐそばに落ちる。
ーーピシン。
落ちたメモリは甲高い音をたてて砕けた。


かくして事件は解決した。
姫宮香保は今度の事で反省したらしく、大人しくなったそうだ。
「師匠、お邪魔します♪」
「お邪魔します…」
翔太郎がタイプライターを打っている所に左桐と彗がやってきた。
「なんで彗ちゃんまで?」
「いいじゃないですか」
左桐が手をひらひらと振ってそう言った。
「なんだかな~」
疲れた声を出して椅子に深く座る翔太郎。
「師匠哀愁漂ってますよ」
「誰のせいだ!!」


次回の仮面ライダーX\クロスは

 「わたしにとって大事なのはメモリだ」
 「まさか、ドーパント?」
 「あのドーパントは!?」

 第三話 Tの真実/メモリに魅入られた姉妹

あとがき
書くのに時間が掛かったのでなんか書いた感想が…
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