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長編一話。二話目だけど一話

二話目だけど一話目です
魔法少女リリカルなのは×舞‐乙HIME

 ~THE HARMONIUM SONG~

第1話 青と青、オレンジと赤の出会い。

「他部隊との合同訓練ですか?」
なのはの言葉を聞いたティアナ・ランスターは、思わずそう言ってしまった。
「いや…少し違うかな。他の隊の子の訓練も一緒に行う事になったというか……」
「なんだそりゃあ」
なのはの説明(?)に不満そうな声を上げたのはスターズ分隊副隊長のヴィータだった。
「だいたい、他の隊の訓練を見るなんて聞いた事ねえぞ」
「いやあ、そうなんだけど…」
「ほら、なのはちゃん戦技教導官やから。別におかしい事あらへんっで」
なのはのフォローに入るはやて。
「気に入らねえのは……その話を持ってきたのはこいつだって事だ」
そういってヴィータははやての隣に立つナツキとシズルを…いや、シズルを睨んだ。
「そないな怖い目せんと、せっかくのかわえらしいお顔が台無しどすえ」
「うるせー。余計な御世話だ」
「嫌われたみたいやな~」
睨むヴィータにシズルは肩をすくめた。
もっとも、顔はいつも通りの微笑みを浮かべていたが。
「えーと、ティアナもなんだか不満そうだけど?」
シズルの態度に殺気に近いものを出し始めたヴィータ。
その雰囲気をなんとかしようと、ティアナに話を振るなのは。
「え?そんな事は……」
「あたしにもそう見えたよ」
「うっさい!馬鹿スバル!!」
「不満があるなら言える時に言った方がいいぞ。わたしの経験則だが」
どこか疲れた口調でいうナツキ。
「……わかりました。今、高町隊長とヴィータ副隊長の二人でわたし達四人の訓練を見てくれていますよね?」
「「あー。なるほど」」
ティアナの言わんとする事に気づいて声を出すなのはとナツキ。
「つまりティアは新しい子が入る分、自分達の訓練が疎かになるって思ってる訳だね」
「……はい」
「大丈夫だよ。例え何十人一度に教導する事になっても、ひとりひとりきちんと見るから」
そう言ってなのははニッコリと微笑んだ。
「……はい」
なのはの言葉に頷くティアナだったが、その顔は納得している様には見えなかった。
「ティアナ以外に意見ある人あるか?」
そう言うはやての言葉にエリオとキャロは首を横に振った。
と。
「はい!」
元気良くスバル・ナカジマが手を上げた。
「え…?スバル?なんかあるん?」
まさかスバルが手を上げるとは思っていなかったはやては少々驚いていた。
それはなのはやティアナやヴィータも同じだった。
「はい、部隊長。あたしはたくさんの人と訓練した方が楽しいと思います!!」
「「「………………」」」
一同沈黙。
「あ…あれ?あたし、なにか変な事言いました?」
「そんないな事あらへんで」
戸惑うスバルにシズルは嬉しそうに言った。

ーー三日後の早朝・六課隊舎内の一角ーー

「ふわぁぁぁぁ。そいえば今日来るんだっけ?他の隊の人」
隊舎内を歩きながら、スバルはそんな事を呟いた。
「どんな人達なんだろう?男かな?女かな?」
と、そんな事を考えながら歩いていると。
「ふぎゃ!!?」
何かに躓いた。
「いった~い。一体何?」
立ち上がり、自分が躓いたものを見ると。
「ふにゃあ~」
人だった。
年の頃ならスバルと同じ位の少女が廊下に落ちていたのだ。
「いや、この場合倒れてるが正しい!!大丈夫ですか!?」
スバルは慌てて(多少混乱もしている)落ち…倒れている少女を抱き起した。
「う…」
「良かった。生きて…」
「すぴー」
「……………寝てる?おーい、もしも~し」
「う~ん…ばっちゃ?」
「いえ、違いますけど」
寝惚けているらしい少女の言葉に答えるスバル。
なかなか律義である。
「あれ?ここどこ?シズルさん達は?」
目を擦りながら完全に目覚める少女。
「え~と…。ひょっとして、今日来る他の隊の人?」
「あ、はい。そうです」
「へ~。あ、あたしスバル・ナカジマ。スバルって呼んでね」
「あたしはアリカ。ユメミヤ・アリカです」
「へ~、アリカっていうんだ。年は同じ位だよね?」
「たぶんそうだと思うよ」
出会って五分も経っていないというのにもう数年来の親友の様な雰囲気で会話をする二人。
「ねえ、アリカ。なんであんな所で寝てたの?」
「今日早く起きたから眠くて…っで、みんなの後を歩いてる間に寝ちゃったみたい」
「あはははは。そうなるとみんな心配しているんじゃない?」
「あ!そうだ!!早く行かないと!!!確か、部隊長さんの所に行くって言ってた様な…」
「じゃあ、案内してあげる」
「ありがとう」
これが、スバルとアリカの出会いだった。

ーー同時刻・六課隊舎内の一角(スバルがいる所とは別場所)ーー

「ふう。全く、迷惑な話だわ」
自主トレの帰りティアナは文句を言いながら歩いていた。
彼女が文句を言っているのはナツキ達が例の新人を今日の早朝連れて来るため本日の早朝訓練が無しになったためだ。
普通であれば喜ぶ所を文句を言うのは流石ティアナという所か。
「あら?」
そんなティアナの目に、一人の少女が映った。
局の制服を着てはいるものの、六課のメンバーではない。
「ひょっとして彼女が例の?でも、それならどうして一人でいるの?それに、なんだか不機嫌そうね」
取り合えず話しかける事にした。
「あの…」
「え?あ、はい」
どうやら向こうはティアナに気づいていなかったらしく、少し驚いた様子だった。
「失礼だけど、貴女は?」
「遺失物管理部機動六課所属高町なのは分隊長の特別教導の為にやってきましたニナ・ウォンです」
礼儀正しくそういう少女にティアナは好感を持った。
「それで、ニナさんは一人で何を?」
「それが…一緒に来た同僚が…どうやら迷ったらしくって……それをシズルさんが一人で捜せと…」
(隊舎内で迷子?馬鹿だわ……まるでどっかの誰かの様だわ……)
ニナの説明にティアナの脳裏に自分の四年来の相棒を思い浮かんだ。
「まったく、なんであたしが…あの子といるとろくな目に合わないわ」
当人が聞いたら泣きそうな事が脳裏に浮かんだティアナの耳にニナの悪態が聞こえた。
小声での呟きで、ティアナに聞こえているとは思っていないだろう。
その姿が何となくスバルと出会った頃の自分に重なるものを感じたティアナは、ニナに対して親近感を覚えた。
「よかったらあたしも捜すの手伝おうか?ここの事よくわかってないでしょ?」
「いいんですか?」
「いいわよ。後敬語でなくていいわ、あたしも新人だし。あたしはティアナ・ランスター、よろしくね」
先程の文句は忘れて、ニナに手を差し出すティアナ。
一瞬差し出されたニナ手に戸惑うが、すぐにその手を握った。
「ええ、よろしくね」
これがティアナ・ランスターとニナ・ウォンの出会いだった。
機動六課で起きた二つの出会い。
これが時空世界を揺るがす事件の切っ掛けになろうとはまだ誰も知らない。
一方、六課部隊長室。
「あのシズルさん?」
「何でしょうかなのはさん」
「連れてくる人、四人って聞いていたんですけど……」
「一人迷子さんになったみたいで、もう一人の子に捜してもらってます」
「え?普通その場合、まずわたし達に言ってから捜した方が…」
「迷子になった子と捜しとる子はコンビやから、相方さんの不始末はきちんとさせねあきまへん」
「………本音は?」
「何となくその方が面白そうな気がしまして」
「………」
「ですよね。やっぱり効率よりも面白さですよね」
「流石はやてさん。わかっとりますな~」
「あはははははははは」
「おほほほほほほほほ」
「管理局はもう駄目かもしんない」

次回予告
なのは「はぁ…」
フェイト「どうしたの?なのは」
なのは「あ、フェイトちゃん……はやてちゃんとシズルさんが………」
ナツキ「あれらについては諦めろ。わたしはもう諦めた」
なのは「ナツキさん!!」
ナツキ「ええい!泣きつくな!!」
なのは「そこをなんとか!!」
ナツキ「不可能な事を言うな!!あの二人を更生するなどアルハザードの技術力でも無理だ!!!」
なのは「ふえ~ん!!」
フェイト「次回、星と炎とアラート。二人共予告しようよ……」

あとがき
ティアナの性格って、これでいいんだっけ?
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