~THE HARMONIUM SONG~ 第0話

予告通りの長編だ!
読み難いかもしれないけど、ご了承ください。

魔法少女リリカルなのは×舞‐乙HIME

 ~THE HARMONIUM SONG~

第0話 始まりの前

古代遺物管理部機動課第六部隊、通称機動六課。
八神はやてが新設したロストロギア、レリックの回収を専任とした部隊である。
その部隊長室で、部隊長八神はやては悩んでいた。
部隊の運営に行き詰った、という訳ではない。
原因は彼女の前に立っている二人の女性が持ってきた依頼内容だった。
「そないな事いきなりいわれましても」
「頼む。高町にしか頼める奴がいないんだ」
「そない言われても……」
うーんと唸るはやて。
「なのはちゃんも、新人の訓練で忙しいやろしなぁ」
「こんなに頭を下げて頼んでいるのに、『じゃあ、なのはちゃんに聞いてみます』の一言も言えんのか!!」
「何時頭下げたんですか?」
これははやての横でふよふよ浮いている彼女のデバイス兼補佐のリイン・フォース・ツヴァイ。
「いやぁ、あたしとしても。ナツキさんやシズル御姉様の頼みは聞いてあげたいんですが…」
「なら聞けばいいだろう」
どこか上から目線で言うナツキ・クルーガー。
とても人にものを頼む態度には見えない。
まぁ、それははやてとは旧知の間だからであるが故なのだが。
「いや、でもなぁ……」
「あのぉ…はやてちゃん」
「なんや?リイン」
「あの…一度なのはさんにお話ししてみてはいかがでしょう?」
「うちもそれがよろしいと思います」
リインの意見に同意したのは今まで口を挿まなかったシズル・ヴィオーラだった。
「ここで問答してたら何時まで経っても終わりまへん。それに結局の所なのははんに頼むんやからなのははんに引き受けるか否か決めてもらいましょ」
そういうと二人を見て、
「それでかまへんね?」
と聞いた。
「まあ……それなら」
「御姉様が言うんなら……」
「決まりやね」

 ーー機動六課訓練室ーー

高町なのはの教務は今日も絶好調…なのか?
「なんだと!?」
そんな訓練室内に、ナツキの声が響いた。
「ど…どうかしましたか?」
いきなり叫んだナツキに、驚きながらもはやては尋ねた。
「高町にこれ程設備の優れた訓練室を与えただと!一体月いくら修理費が掛かる事か!!」
「大丈夫ですよナツキさん。まだ大破さしてませんから」
「という事は、小規模なら既に壊したんやね」
「……………はい」
「あの~いきなりやってきてなんか物凄く失礼な事言ってない?」
好き勝手言う三人(はやてはこれからこの訓練室の修理費を考えて頭を抱えていた)に声を掛けたのはご存じエース・オブ・エース。管理局の白い悪魔の高町なのはその人だった。
「魔砲少女が抜けているが…」
「ナツキさん!わたしにないか恨みでもあるんですか!!」
「訓練室バスターってのも忘れとるで」
「はやてちゃん!!まだバスターしてないよ!!!」
「まだ?」
「すいませんでしたぁぁぁぁ!!」
はやての体から、なんともどす黒いオーラが出たのを見て、思わず土下座するなのは。
「まあまあ、はやてはん。まだなのはさんは訓練室をバスターしとらんのやから」
「うううぅ。バスターするのは確定させられているんですね」
シズルの言葉に涙を流すなのは。だって女の子だもの。
「それはそうと、新人の訓練の方はいいのか?」
ナツキの言葉に、
「はい。今、ヴィータちゃんが見てくれてますので」
と、涙を拭きながら答えるなのは。
こんな姿、新人達には見せられない。
「ヴィータが?意外だな」
「ところで、どうしてナツキさんとシズルさんがいるんですか?」
「ああ。実はお前に頼みがあってな」
「わたしに…ですか?」
「うちの方にも新人が入ってな。その訓練をお前に頼みたい」
「……………………はい?」
「だからうちの新人の…」
「いえ、それはわかりました。でも、なんでそれを他所の隊のわたしに」
「ああ。その説明の為にもこの資料を見てほしい」
ナツキの言葉を合図にシズルは持っていた資料をなのはに渡した。
「これは?」
「うちの新人のデータだ」
「いや…でもこっちはもう新人の訓練メニュー組んじゃいましたし…今更新しく追加なんていわれましても」
等と言いつつ、きっちり資料に目を通すなのは。
そこに、ふと思い出したように、
「既に三提督には話をつけてあります」
というシズル。
「「「「え?」」」」
その言葉に一番早く反応したのは、ナツキだった。
「ちょっと待てシズル!そんな話聞いてないぞ!!」
「今初めていいましたもん」
「全く……」
「うふふっ」
呆れた様に自分を見つめるナツキにシズルは悪戯が成功した子供の様に笑った。
「三提督も関与しているんなら断る訳にはいかへんな…」
「だよね…はぁ」
シズルの根回しの良さに呆れるなのは。
「ああ、そうだ。引き受けてくれる前に一つ注意しておく事がある」
そういうとナツキはある一人の資料を指差した。
「……?なんですか?」
「こいつだが……魔導師歴は皆無だ」
「え?」
「どうやら魔法とは関わりのない世界で生きてきたらしく、ミッドに来るまでは見た事もなかったそうだ」
「……」
「一様基礎はわたしとシズルとで叩き込んでおいたが…やはり魔法を教えるならゼロから学んだもの同士がいいと思ってな」
「どんな理屈ですか……」
「一様デバイスは持っている。当人はそれが魔法関連の物とは知らなかったようだがな」
と、そこでナツキは言葉を切った。
「実はお前に頼もうと思ったのはこのデバイスが切っ掛けなんだ」
「……え?」
急に今までにない真剣な声になのはは一瞬戸惑ったが、すぐに真剣に話を聞く姿勢を取った。
はやてとリインもナツキの言葉を黙って聞いっていた。
「このデバイスの名前はな……」
ナツキの口から紡がれた言葉は、なのはとはやてを驚愕させた。

ーーあとがきーー
書いてる時から思っていた事。ナツキの頼みって出来るのか?
実はリリなのstsちゃんと見た事ない男、イノヨです。
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