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久しぶりのSSだあああああああああああああ!!

本日はわたしの誕生日です。
あと1時間で終わるけど、誰か祝って。
今回のSSはかずみ☆マギカのプレイアデス聖団と敵対するあの人たちです。
作中にあえてカンナの名前を出さないのはネタバレ防止です。
あ、ここでいっちった。
まあ、誰も見てないからいいや。(オイ
ところで、双樹姉妹って、一人と数えるのか二人と数えるのか常々疑問なんですけど…どうなんだろう?




「はっくしょん!!」
ベッドで寝込むユウリの盛大なくしゃみが室内に響いた。
「38.7℃。完全に風邪ですね」
「ああ、そう…」
体温計片手にそう言うルカに飛んできたものをハンカチで拭きながら私は答えた。
…若干声が不機嫌に感じたのは気のせいではないだろう。
「そりゃあ、あんな格好でいればねえ…」
そう言うと、私はユウリの魔法少女としての格好を思い出す。
「確かに、うさみみつけたらバニーガールだものね」
とルカと身体を共有するあやせ。
「確かに痴女そのものの服ですものね」
これはルカだね。
しかし、双樹姉妹が会話すると一人で喋っているようにしか見えないね。
「はっくしょん!!」
と、双樹目掛けてユウリのくしゃみが飛んだ。
「「………」」
私の渡したハンカチで顔を拭く双樹の顔をざまあみろという顔でユウリが見ていた。
あのヌードなみに恥ずかしい格好を馬鹿にしなくてよかった。
「とりあえず風邪薬からルカ、ユウリの面倒をよろしく」
「何故私?」
『双樹』ではなく『ルカ』という事に疑問を持ったらしく、聞いてくる。
「いや、あんたの方が適任でしょ?洗面器の水に氷入れる必要ないし」
「なるほど」
私の言葉に氷が溶けた洗面器の水を魔法で冷やしながら納得するルカ。
「じゃあ、行ってくる」
「いってらっしゃい」
私の言葉にユウリの額のタオルを取り替えながらルカが答えた。

30分後、ドラックストアから風邪薬とその他いろいろ買ってきた私が見たものは、火炎魔法を絶賛使用中のあやせだった。
思わずジャンピングキックかましてしまった。
「うう…いきなり蹴るなんて、すきくない…」
涙目なあやせがちょっとかわいいと思ってしまう私がいた。
それは置いといて。
「あんた…ここを燃やす気?」
「聞いてください」
ルカにチェンジした。
「あやせは寒そうにしているユウリを温めようとしたのです」
「ああ…なるほど……」
風邪をひいたユウリにルカの魔法が役立ったから、自分の魔法も役立てたかったのか。
「布団などに任せなさい」
私は双樹姉妹の身体に手を置いてその身体の中にいるあやせにそう言った。

「…ごちそうさま」
「インスタントのお粥で悪いね」
食べ終わったユウリにそう言う。
ちなみにヒュアデスの料理係はユウリである。
ゆえに彼女が風邪をひいたいま、まともな料理を用意できない。
「いや、別にいいよ」
そう言って空になった皿を渡すと、倒れるように寝るユウリ。
心なしか赤かった顔が戻った気がする。
だがまだ完治には遠いな。
そう思っていると双樹がユウリの額に濡れタオルを置く。
置いた瞬間タオルが凍るところを見るといまはルカらしい。
「洗面器の水を凍らすより早いことに先ほど気づきました」
「あ、そう」
ルカの言葉にそう返した私は、皿を洗うためにキッチンにいく。
皿を洗い終え、ついでに新しくイーブルナッツをいくつか作ったあとに戻ってきてみると…。
双樹がユウリと寝ていた。
「えーと、説明プリーズ…」
「いや…アタシに聞かれても…」
困惑した様子のユウリ。
「寒そうなユウリを私の身体で温めてあげるの」
答えたのは…あやせだな…ドヤ顔で答えるなよこのアホ。
「しかし身体で身体を温めるって、なんか卑猥な響だね~」
私の言葉の意味がわからずあやせは不思議そうに見ていたが、
「凍傷になりますか?」
とチェンジしたルカがニッコリスマイルでそう言う。
隣のユウリも言うな。という眼で睨んでいる。
「はあ…」
ため息をついた私は窓から外を眺める。
「よく眺めるな…」
そう言ったのはユウリだった。
言われてみれば私はここからよく町を眺めていた。
「そんなにいい光景か…ゴホ?」
「………気持ち悪い」
ぽつりと小さく呟く。
「眼に映るものなにもかも…私と異質なものやそれらのためのものばかり…いや、私だけが異質なんだ」
所詮作られた存在。
記憶も、身体も、家族との関係も、そしてそんな作り物の世界を幸せと思っていたこの思いも!
考えただけでも憎悪がわいてくる。
ふとベッド寝るユウリと双樹に視線をむける。
この二人も一緒だ。
一緒にいるのはただの利害関係。
ユウリはプレイアデスを潰す目的で、双樹は稀有な能力をもつジェムをコレクトさせるのは私にとって利点になる。
ユウリはわたしと同じで偽者のユウリだ。
双樹もまともな人間とは言い難い。
でもどちらも望んでその形になった。
だが私は!
ポン。と肩に手が置かれる。
「一緒に寝ようよ」
「「「はい?」」」
あやせの言葉に思わずそう言う私とルカとユウリ。
しかし、同じ身体だから言った当人も困惑しているように見えて変な光景だ。
じゃなくて。
「ホワイ?」
「私はいつもルカがいてくれるから全然寂しくない。だから、あなたも少しでも誰かと一緒にいれば寂しくないでしょ?」
よくわからない。
どうもこのアホは先ほどの『私だけ異質』という部分を寂しいと解釈したらしい。
「一緒に寝ましょう」
腕に抱きついてくる。
「………どうしてこうなった」
ユウリを挟んで寝る私と双樹。
あやせはすでに眠っているらしい。
「狭い…」
「言うな…」
一人用のベッドなので、真ん中のユウリは大変狭い。
「………」
「ん?どうした?」
ユウリの様子が気になった。
「いや、こうして誰かと寝るのって久しぶりだな。と…」
「ふ~ん…」
寝返りを………なんとかうつ。
「まあ、アタシもアンタも双樹も利害での関係だけど…」
むこうも寝返りをうったらしい。
器用なやつ。
「それでもアタシはアンタ達を仲間だと思っているよ」
……私は、
「ふん」
と言って目を閉じた。

「ゲホ、ゴホ」
「くしゅん!」
「冷静に考えたら、風邪ひいているやつと一緒に寝たらうつるよな」
お粥を作りながらそう言うユウリの視線の先には、ベッドで寝込む私と双樹の姿があった。
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