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長編十話

裏表のないオールドドーパント。
アレと”古い”となんの関係が?
今回のダブルを見てない人には全くなんの事かわからない内容だな。
最近、おやっさんの歌うあの曲の、「おまえ~の~罪を~かぞえ~て~♪」の部分がよく頭に流れる。
あと、ウェザードーパントに変身する時の「ウェザー」も。
しかし、ドーパントって一癖も二癖も三癖もあるな…ホント。
それはそうと、最近リリカルなのはの新しいネタが思い浮かんでしまった。
内容は、フォワード四人が十年前の海鳴市に飛ばされるというもの。
いつか書いてみたい。
魔法少女リリカルなのは×舞‐乙HIME

 ~THE HARMONIUM SONG~

第十話 ストライカーズ

シャマルの治療の甲斐もあり、ティアナとニナは動けるまでに回復した。
明日には完治するとの事。
そして今、二人は他のフォワードと共に談話室にいた。
部屋にはシャーリーとシグナムとシャマル、そして舞衣がいた。
「みんなに説明するね。なのはさんの教導の意味を」
シャーリーはそう言うとある映像をつけた。
十年前の高町なのはの記録だった。
彼女が生まれたのは魔法文明のない第97管理外世界地球。
本来であれば魔導師になる事はおろか、魔法の存在すら知らずに生きていくはずだった。
だが、とあるロストロギアが彼女の住む町に落ちた事により彼女の人生は大きく変わった。
魔法と出会いロストロギア、ジュエルシードを集め、その過程で舞衣と出会い、フェイトとぶつかった。
「「フェイトさんと!?」」
驚きの声をあげるエリオとキャロ。
「うん。当時のフェイトちゃんの家庭は複雑でね。母であるプレシアの命令でジュエルシードを集めていたの」
「「………………………」」
舞衣の言葉に自分の知らない保護者の過去に驚きぱなしのエリオとキャロ。
次に映った映像は二人の本気の勝負の映像だった。
「「集束砲撃魔法!!」」
映像に映っていたなのはの必殺の魔法、スターライト・ブレイカーを見てを驚くキャロとエルス。
「体に負担の掛かる魔法を…こんな小さな時に…」
「こんな幼い時にこんな大型の砲撃を短期間に何度も使ったら、普通なら体が壊れますよ!」
さらに、シグナム、ヴィータ、シャマル、ザフィーラ、そしてはやてが深く係わった、闇の書事件の際にもなのははリンカーコアにかなりのダメージを受けた状態でスターライト・ブレイカーを撃つ映像記録が流れた。
「なんと言っていいのか…これだけ凄い無茶をしてよく生きてますね…なのはさん」
「え!?そんなに凄いの!!?」
ニナの言葉に驚くアリカ。
「凄いなんてもんじゃないかも…普通なら魔導師を続ける事さえ困難よ」
「ふえー、流石なのはさん…」
関心するアリカだったが、
「でもね。そんな無茶が何時までも続くはずなかったのよ」
舞衣の言葉で事情を知る者達の表情が暗くなる。
「…?なにかあったんですか?」
「なのはちゃん…この闇の書事件をきっかけに、局の仕事をやる様になってね」
「それからのなのはさんはほとんど休まずに任務にあたったわ。身体に無理が来るのもお構いなしに、そしてあの事件が起きた…」
「あたしとなのはちゃんはよく組んでたわ。だから今でも時々思うの、なんで気付かなかったんだろうって…」
舞衣とシャーリーの言葉を固唾を飲んで聞くフォワード陣。
「その時の任務はとある調査隊の護衛。最初は順調だったんだけど、途中で謎の機械兵器に襲われてね」
「機械兵器…ガジェットの様な?」
「言われてみると似てたわね」
エルスの言葉に確かにと呟きながら言う舞衣。
舞衣は天井を仰ぎ続けた。
「本来なら簡単に済む相手だった。いくら不意打ちとはいえ、あたしになのはちゃんにヴィータまでいたんだもん。でも、なのはちゃんは怪我をしたわ」
「「「「「「「「ーー!!」」」」」」」」
「本来ならしなくてもいい怪我だったわ。連日の無理が祟ったのね。怪我自体は大きかったけど、すぐに治療にあたればなんの問題もなかった。でも、そこに見た事もないスクリーパーが襲い掛かってきたのよ」
舞衣の言葉に完全に沈黙する一同。
「ヴィータとあたしはそれの事を”白銀”って呼んでいるわ。大きさは”ナイト”よりは”ビショップ”に近かったわ」
「あの…スクリーパーって、もしかしていろんなのがいるんですか?」
舞衣の言った”ナイト”や”ビショップ”という単語から、この前のスクリーパー以外にも違うタイプのスクリーパーがいるのではと思ったアリカは手をあげて質問した。
「ああ、いる」
答えたのはシグナムだった。
「この前現れたのは”ポーンスクリーパー”一番小さなスクリーパーだ。他にもポーンの二倍はある”ルークスクリーパー”さらにまるで鎌首を上げたエイの様な”ナイトスクリーパー”その上をゆく”ビショップスクリーパー”の計四種類が存在している」
「あれが…一番小さい…!?」
つまり、あの時のスクリーパーは一番弱いスクリーパーなのだ。
驚愕するアリカ。
隣りのスバルも驚いている。
「だがヴィータや舞衣の話によるとその”白銀”は形状は”ナイト”の様だったが、色が白銀で青い目が二つしかなく、頭の先に角が生えていたそうだ。いずれも”ナイト”にも”ビショップ”にもない特徴だ」
「”ビショップ”級にも目はあるけど、十個近くあるし、色も赤だものね」
シグナムに続いてシャマルが口も開いた。
「…話によると?見たわけじゃないんですか?」
「ああ、記録には残らなかった」
ニナの疑問にシグナムが答えた時、ティアナが立ち上がった。
「ちょっと待ってください!そんなスクリーパーに襲われたら…!!」
「ええ、大怪我をしたわ。二度と飛べなくなるって言われた程の怪我をね」
「ーー!?」
舞衣の言葉に言葉をなくすティアナ。
「最初の怪我がなければあんな事にはならなかったのよ。あのスクリーパーはあたし達を襲ったというより、単にそこを通っただけみたいだったから。でもその通り道に、なのはちゃんがいた」
そして怪我と今までの無理をした疲労で、なのはは避けそこねた。
その怪我自体、今までの無理と疲労さえなければ負う事のないものだった。
スクリーパーの体当たりをまともに受けたなのはの怪我はひどいが、まだ幸運な方だった。
あの時咄嗟にレイジングハートがシールドを展開していなければ、なのはは確実に死んでいただろうから。
「なのはちゃん…あたし達に心配掛けまいとお見舞いの場では何時も笑ってたわ」
「ああ、リハビリや治療で死ぬ程の激痛を味わっていたはずだというのに」
「ティアナちゃん」
「は…はい!?」
突然名前を呼ばれて、声がうわずるティアナ。
「なのはちゃんはね、皆に自分と同じ様な目に遭わないように、何があっても壊れない様に育てているって。だから昔の自分みたいな過度なトレーニングをするティアナちゃんをあんなに怒ったんだよ」
「………」
言葉は舞衣からシグナムに続く。
「ティアナ、確かに無茶も必要な時がくる。だがアグスタでの時、お前が無茶をしなければいけない事態だったか?」
「それは…」
確かに、スクリーパーや謎の魔導師が出たりはしたが、別に今すぐ全滅するという事態ではなかった。
しかもあの時はスクリーパーがスバルの謎の力で弱体化していたのだ。
危険な状況ではあったが、ガジェットを無理してまで一度に全滅させねばならないとう事態ではなかった。
「昼の模擬戦にしてもそうだ。あの時は、玉砕覚悟で突っ込むべき状況だったか?」
「………」
「先程の模擬戦については…まあ、言いたい事はあるが…」
「「「あれについてはシグナム(副隊長)が何か言うのはちょっと…」」」
「……」
間髪入れずに言われた舞衣、シャマル、シャーリーの言葉にシグナムは沈黙した。
実はフェイトとの模擬戦で熱くなりすぎて暴走する事も多いシグナムだった。
その際、二人共けっっこう傷だらけになるのだ。
「………………」
一方、ティアナは黙って考え事をしていた。

ーーヘリポートーー

「ええ!あの話しちゃったの!?」
帰還したなのははシャーリーの言葉にショックと言わんばかりに声を張り上げた。
「ひどいよ、シャーリー!帰ってからわたしがするつもりだったのに」
「そうだぞシャーリー。お喋りな女は嫌われるぞ」
後ろかヴァイスの野次も飛ぶ。
「すいません。なのはさん…どうしても見ていられなかったもので…」
「実はあたしからも謝る事が…」
シャーリーの後ろにいた舞衣が両手を合わせながらティアナとニナの模擬戦の事を話した。
「なんて事したんですか!?」
案の定、なのはは怒った。
が、事情を聞くとなのはは納得した。
「確かに…それじゃあ、しかたないですよね。そんの状態じゃあ、わたしのお話聞いてくれないでしょうし…」
「それになのはちゃんの教導の理由、結構ショッキングだもんね」
「ええ。それに喧嘩は早期解決し方がいいのも事実ですし」
「ゆっくり解決させた方がいいって事もあると思うんだが…」
なのはの最後の言葉に、ヴィータはツッコミを入れながら隊舎に入って行った。

ーー六課近くの海辺ーー

灯台の様なスクリーパー避けの装置のすぐそばで、ティアナは座っていた。
「ティアナ」
声を掛けられ振り向くと、
「なのはさん…」
なのはが立っていた。
「隣り、いい?」
「はい…」
ティアナの了承を得ると、なのははティアナの隣りに腰掛けた。
「話…聞きました」
「なのはさんの失敗談?」
「いえ!そんな…」
一方、二人の後ろの茂みにて。
「……ちょっ!スバルさん、押さないでください!」
「ぅぅぅ…アリカのはねっ毛が鼻に当たってこそばい」
「きゃ!」
「エルスさん。もっとつめてください!キャロが…」
「ごめんね…」
「なにしてるの?」
最後のは、茂みから二人を覗く一同に対して向けたニナの言葉だった。
「「覗き」」
「ティアナさんを見ま…ええ!!?」
さらっと言うスバルとアリカに驚くエリオ。
ニナはため息を吐くと、
「あっそ」
と言って立ち去った。
「さてと」
ニナはある程度離れると、イヤホンの様な物を耳につけた。
「まさかナオ先輩に役に立つ、て言われて渡された物を使う日がこようとは…」
何だかんだ言ってティアナが気になるニナだった。
場面は再びティアナとなのはの所に戻る。
「ティアナ、自分の事幻術と射撃しかできない凡人って思っているみたいだけど、違うからね。自分で受けて、気付かなかった?ティアナの魔法、うまく使えばあんなに強くて避け難くいんだよ」
「……あ」
ティアナは昼の模擬戦でなのはが自分を撃墜した魔法が自分の十八番のクロスファイヤシュートだと今気付いた。
「それに、ティアナがやろうとした事。間違いじゃないんだよ」
「え?」
なのははクロスミラージュをティアナから借りると、クロスミラージュのリミッターを外して返した。
「モード2リリースって、言ってみて」
「モード2リリース」
『ダガーフォーム』
「…あ」
クロスミラージュはL字型から真っ直ぐに変形し、銃口から魔力の刃が出た。
さらに銃口とグリップの先を魔力の刃で繋いだ。
「これは…」
「モード2。ティアナは執務官志望だから、執務官になれば一人で戦う事にもなるからね。でも、まずはミドルレンジを鍛えてからクロスレンジを教えるつもりだったんだけど、わたしの教導地味だから…不安にさせちゃったみたいでごめんね」
「………」
(この人は、ちゃんとあたしの事を見ててくれてた。考えてくれてた。それなのにあたし…)
「なのはさん…」
「ん?」
「ごめんなさい」
ティアナは泣いて謝った。
なのはの胸の中で。
そんなティアナをなのはは無言で撫でた。
「ティア…」
茂みから覗いていたスバルはポツリと呟いた。
「ちょっとうらやましい」
「スバル、それ台無しな発言だから」
隣りでシャーリーが苦笑した。
「「「「って、いたんですか!?」」」」
「皆…今のはひどいよ……」
隊舎玄関前でニナはくすりと笑うと、耳のイヤホンを外し隊舎に入った。

ーー翌日。
「みんな、一人でも絶大な戦力になる人をエースていうでしょ?でもね、その人がいればどんな困難な状況も打破できるっていう人の事知ってる?」
フェイトの言葉にフォワード八人は首を横に振った。
「”ストライカー”なのははみんななら一流のストライカーになれるって言ってたよ」
「ーー!!」
フェイトの言葉に喜ぶアリカとスバル。
「あたし達が一流だって!」
「おお!」
喜ぶ二人を余所にティアナは暗く沈んでいた。
「……」
(なのはさんは、わたしの事をそういう風に思ってくれていたのに…あたし…)
「よかったじゃない。一流ですって」
「ニナ…でもアンタやスバルやアリカみたいに才能ないし…」
「じゃあ、この六課で追い抜きなさいよ。まあ、あの二人猪突猛進型だから案外簡単に抜けるかもしれないけど。ま」
ニナはティアナの背中をバンと叩くと、
「わたしは抜かれる気はないけどね」
ニヤッと笑った。
「言ってくれるじゃない」
ティアナも自然と笑った。
「なんか…仲良くなったみたいだね。あの二人」
「そうですね」
そんな二人にフェイトとエルスも微笑んだ。
ティアナ・ランスターとニナ・ウォン。
この二人の若きストライカーに芽生え始めた友情。
これが、後の展開に少なからず影響する事となるとは、この時は誰も、事件の裏で動く者達ですらも予想だにしていなかった。


次回予告
アリカ「ふと思ったんだけど…あたし全然活躍してない気がする。予告だって今回が初めてな気がするし」
エリオ「気のせいですよ…たぶん」
アリカ「あ。でも、それなら次回活躍すればいっか!」
エリオ「そうです!その意気ですよ!!」
キャロ「でも次回活躍するのはライトニング分隊ですよ?」
アリカ「………………………」
エリオ「キャロ!空気読んで!!」
アリカ「こうなったら!デカイエローに変身だ!!」
エリオ「なんでですか!?」
キャロ「エリオ君…これ、中の人ネタになるのかな?」
エリオ「さあどうだろう?変身した後なら中の人同じでいいと思うけど…」
フリード「きゅうきゅきゅきゅう」
エリオ「え?なに、フリード」
アリカ「「次回、レリックの眠る遺跡」だって」
エリオ「言葉わかるんですか!!!!?」
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