スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「喰らえ!!」
一気に斬り掛かるリョウ。
「ふん!」
迎え撃つギーゼラ。
そんな二人は、何故か目にも留まらぬ早業で斬撃の応酬を開始する。
目の前で繰り広げられる物凄い戦いに思わず見入るマミ達。
「凄いは…」
「ええ…。普段はあんなに不真面目なのにね」
「すげえ…」
マミ、ほむら、杏子の順にそう言う。
ちなみにさやかは無言で見ている。
しかし、目の前に激戦に意識を集中してしまったがために(普段不真面目なリョウだからなったとも言える)防御壁の表面に張り付く黒い蔦に気づかなかった。
「--?」
「ん?」
「あれ?」
防御壁の維持に関わっている三人はなにか違和感を感じて、防御壁を良く見てみる。
下の方に黒い蔦で張り付いている事に気づくがその時防御壁にひびが入り始める。
「うわあ!マミさん!!」
「なんとかしなさい!巴マミ!!」
「無理だわ!もう修復出来ない!!」
慌てる魔法少女達の目の前で砕ける防御壁。
「ふはははははは!動けるぞ!!」
ギーゼラはそう叫ぶと高速で動き回りながらリョウに攻撃をしまくる。
「いでででででででで!!」
『痛いたいたいコン!!』
敵の動きが速すぎて対処できないリョウは一方的にやられる。
「リョウ君!!」
「「「「リョウ!!」」」」
「リョウさん!!」
倒れるに仲間が声を掛ける。
『誰もコンの心配はしてくれないコンか!!?』
「く!」
九尾の文句を無視してマミは防御壁を砕いた張本人であるエルザマリアを睨む。
彼女から伸びた黒い蔦が防御壁を構成する魔力を乱して破壊したのだ。
(どうする!?鹿目さんとユウ君以外にまともに戦える人はリョウ君だけ!一応志筑さんも無傷だけど彼女を戦わせるのは無理があるわ!でもでも、鹿目さんは戦うのが下手だし…、ユウ君単体だと弱いし…)
と、そこまで考えたマミある事に気づく。
くるりとまどかとユウの方を向く。
「「………?」」
彼女は不思議そうにする二人につかつかと近くと、
「鹿目さん、ユウ君と融合しなさい」
と言った。
「え?」
「あの…その言い方もしかして自分の意見無視…」
「いい?あなたはまだ戦いに慣れていない。でもユウ君と融合するればいけるかなーなんてマミさん思ったりして」
「「「「なにそのいい加減な予想!?」」」」
マミの言葉にツッコムほむら、さやか、杏子、ユウの四人。
「でも…出来るでしょうか?」
「まどっち!考えるな!感じろ!!」
不安そうに言うまどかにギーゼラに轢かれまくるリョウが叫ぶ。
状況はかなりやばめなのに何故か余裕がありそうな彼だった。
「む!なにかする気か?させんぞ!!」
まどか達の動きに気づいたギーゼラが彼女達の元に向かおうとするが、
「させるかあああああああああああ!!」
リョウの体当たりで横転する。
「ぐあ!?おのれ!!」
「今我がマイブラザーがめでたくまどっちと一つとなろうとしているのだ!!邪魔はさせんぞ!!」
「お前の発言が何か違う気がするのは俺の気のせいか?」
「知らん!何故なら俺だから!!」
起き上がったギーゼラの言葉に訳のわからん事を言うリョウ。
「ふっ、面白い奴だ。違う出会い方をしていれば、案外気の合う者同士になれたかもな」
「今からでも遅くないと思うぞ」
「敵同士、しかも俺は魔女だぞ?」
「はっはっはっ。相手が美人なら魔女だろうが敵だろうがモウマンタイさ!!」
「本当に面白い奴だな!!」
「よく言われるぜ!!」
二人の剣が再び激突した。
一方、再びまどかの方。
「わかりました」
「いや、マジで自分の意思無視すか?」
「グダグダ言わないの。ティロフィナルわよ」
マミはにっこりとそう言うとまどかとユウを向き合わせた。
「………なんだか、恥ずかしいね」
「そうかもね…」
ユウはため息混じりにそう言うとまどかのソウルジェムに手を伸ばす。
「あら?マミ先輩達と融合方法が違うんですね?」
「だって、鹿目さんのソウルジェム胸にくっついてるでしょ?だったらこうするしかないじゃない」
仁美の疑問にマミが説明する。
なんでだ?
とその時、地面を突き破ってセバスティンズがまどか達に襲い掛かる。
「「「しまった!?」」」
またしてもエルザマリアの存在を忘れていたマミ達。
ていうか忘れるなよ…いくら目立った行動してないからって。
セバスティンズがまどかとユウに届く前に、まどかの身体は光の粒子となってユウのソウルジェムに九州された。
「「え?」」
あ、間違えた。吸収された、だ。
そしてユウの身体が光を放つ。
「ああ!決めのシーンなのに地の文のせいで台無しじゃんか!!」
さやかが文句を言うが、無視しましょう。はい。
光を浴びたセバスティンズは、光に照らされた影の如く消滅した。
「ーーそんな!?」
「なんだ!この光は!!」
「くそ!眩しいじゃないか!!」
『コーン。ムスカネタはもう使っちゃったコン』
ユウの背中に光の翼が生え、髪にピンク色のメッシュが入る。
「あれは…天使?」
その姿にそう呟く杏子。
『いくよ、ユウ君』
「ああ!」
まどかの言葉に力強く答えるユウ。
「って、言っても自分で行かなきゃいけないんだよね~」
が、すぐにいつもの情けない声を出す。
『もう~ユウ君、がんばってよ』
「りょーかい」
ユウは一気にギーゼラに迫る。
「む!」
慌てて逃げるギーゼラ。
「って、あれ?」
『わあああ!リョウ君どいてええええええええええええええ!!』
「え?まさかこのパターンは!!?」
『スピードが出すぎて止まれないパターンコンね!!』
九尾の言葉が終わるか終わらないかという所でユウとリョウは衝突した。
「「あべし!!」」
「おい、大丈夫か?」
呆れた様子でそう言うギーゼラ。
「「『『たいひょうふたいひょうふ』』」」
敵にまで心配された四人は全然大丈夫そうに見えなかった。
「そうか…。ならばいくぞ、鹿目まどかとその他達!!」
「「『その他って言うなあああああああああああああああああ!!!!』」」
ギーゼラの言葉にマジで叫ぶ三人。
『それにしてもなにやってるコン!フライングコントロールも出来ないコンか!!?』
「いや、これ結構難しいんだぞ!!」
『うん。わたしが浮遊を、ユウ君が移動を担当なんだけど…』
「スピードの微調整が出来ないんだ…」
『こっちもバランスを取るのに精一杯…』
「そんな事言われても困るじゃないか!向こうは合体したせいでバイクの反応が早くなってんだぞ!!」
『コーン。仕方ないコンね…。カモン、ジェットコンスター』
九尾の呼びかけにどこからともなく走ってくるマミ、ユウ、リョウの脳裏に深いトラウマを残したあのマシンと同じ名前のバイク。
「あれ大破したんじゃなかったのか?あと車だったし」
『修理したらこうなったコン』
さらりと言う九尾。
その言葉にそうですかという気分になる一同。
「ていうか、笛なくても呼べるのか?」
ふと前回と呼び方が違う事に疑問に思うユウの言葉に九尾は、
『あ、やべ。間違えたコン。もう一回やりなお』
「「すな!!!!」」
アホな事を言う九尾にユウと一緒にツッコムとリョウはジェットコンスターに乗り込んだ。
「乗れ!マイブラザー!」
「え?でも…」
「今の二人じゃ奴の速度には勝てても小回りで勝てない!かといって足で走ってたら奴のスピードについていけない。ならこうするしかないじゃないか!!」
そう語るリョウ。
それを聞いていたマミは、普通に空から矢で攻撃すればよいのではと思ったが、その矢が自分達に当たるシーンが浮かんだので黙っておいた。
「俺がこの化け物マシーンを運転する。攻撃は全部任せた!!」
「……………わかった」
ユウはそう答えるとリョウの後ろに乗った。
「お前の言葉を信じるぞ。期待を見事に裏切る可能性が高いが」
「信じていいぜ!俺も、お前のその予想も!!」
「いや、両立出来る内容じゃないだろ」
サムズアップするリョウにユウはため息混じりにツッコム。
「ほう、俺とスピード対決をしいようというのか…。エルザ!」
ギーゼラの言葉にギーゼラの後ろに乗るエルザマリア。
「俺のスピード、そしてエルザとのコンビネーションを見せてやる!」
「面白い!ならば俺とマイブラザーとの友情パワーを見せてやろう!!」
リョウとギーゼラの間に火花が散る。
その光景にユウは、この二人絶対似たもの同時だと思ったそうな。
「「いくぞ!!」」
そして二人は猛発進した。
ただしリョウは後ろにだが。
「またかーーーーーーーーーーーーーーい!!」
『きゃあああああああああああああ!!』
「おっと、間違えたぜ」
『それコパーフォームじゃ動き難いコンよ』
「そうか。キャストオフ」
九尾の言葉にリョウはうなずくと、全身の装甲が身体から外れだす。
「いや、ちょっと待て!!」
『CAST OFF』
九尾の言葉と同時に弾けとんだ装甲のパーツ。
無論、それは後ろに座るユウにこれでもかと命中した。
「いだだだだだだだ!!」
『きゃあああああ!!』
「なにやってんだ…あいつら…」
その光景に呆れる杏子。
「あれでいつも通りなのよ。彼らは」
どこから取り出した紅茶のカップを片手にそう語るマミ。
「それより、ずっと気になっていたんだけどリョウは刀を落としたはずなのに何故今持っているの?」
「気にしてはいけませんよ」
「そうだよ。そんな事言ってたらキリがないじゃんか」
仁美とさやかの言葉にそれもそうかと納得出来ないほむらだった。
「あなたもまだまだねえ、いい加減慣れなさい」
「慣れたくない…」
マミの言葉に戦闘とは別の理由で疲れたほむらはため息混じりにそう言った。
一方、ちゃんと前方に猛発進したギーゼラは、
「ふはははははははは!!俺の走るについてこれるものなどいやしない!!」
「というか、何かもめていますよ?」
「なに?」
エルザマリアの言葉に後ろを見たギーゼラは、
「お前!キャストオフしたら後ろにいる自分に当たるってわかてるだろ!!ていうかわかれ!!」
「はっはっはっはっ。その場の勢いは大事じゃないかマイブラザー!!」
『痛かったよ…』
『コーン』
「あれだけでサナギワームを倒せるんだぞ!!」
「よかったじゃないか、戦闘員レベルと言われたお前が戦闘員と同じ立ち位置のサリスより頑丈だと証明されて」
『うう…まだひりひりする…』
『コーン』
「わざとか?わざとなのか!?」
「なにを言っているんだマイブラザー!一々降ろすのが面倒だったからそのままキャストオフしただけじゃないか!!」
『それって…当てる気だったんじゃ?』
『コーン』
「「お前は他にいう事ないのか!?」」
『とうもろこし』
「「あほかあああああああああああ!!!!」」
『あ、とうもろこしは英語でコーンだから』
と口論(と呼べるのかは疑問だが)をしている二人(+α)を見た。
「この俺を無視とはいい度胸だ!」
そう言うとギーゼラはスピードを落とさずクルリと回転して(二輪でどうやっているのかは不明だが)まどか達に迫った。
「む!マイブラザー!来たぞ!!という訳で発進!!」
「え?ひょわあああああああああああああああああああああああ!!!!!」
『きゃあああああああああああああああああああああああ!!!!』
もう言葉に出来ねえ猛発進をする
「ぎいいいいいいいいいいいいいいぜらあああああああああああああああああ!!!!」
「いくぞ小僧!!」
リョウとギーゼラは互いの獲物を構える。
「って、お前ハンドルハンドル!!?」
『大丈夫コン。コンが操作してるから』
「余計駄目だろうがあああああああああああああああああああああ!!!!」
番外編のトラウマが蘇るユウ。
リョウも同じトラウマを持ってはいるが、ノリと勢いだけで生きているこの男には今目の前の敵しか見えていなかった。
ギイイイイイイイイイン。
「なに!?」
すれ違い様に互いの最高速度の中でリョウの神剣にぶつかったギーゼラの銀剣は粉々に砕け散った。
「俺の魔力を込めたこの剣が砕けただと!!?」
愕然とするギーゼラだが、すぐに我を取り戻すとジェットコンスターを追う。
というか、完全に別物なのに2とかつけなくて良いのだろうかと今思ったがまあいいか。
「逃がさん!」
後ろから迫るギーゼラに後ろに乗る(?)エルザマリアの背中から伸びるセバスティンズが襲い掛かる。
ユウはそれを魔力矢で撃ち落す。
『ユウ君!これならいけるよ!』
「よし!」
さらに矢を放つユウ。
矢は途中で分裂するとまるで意思を持っているかのようにギーゼラに襲い掛かる。
「ぐあああ!!」
「きゃあ!」
「おのれ!エルザ、魔導砲だ!奴らに俺達の力を見せ付けてやる!!」
「了解しました!」
エルザマリアは答えると例の蔦をギーゼラに巻きけ、ギーゼラは腕を水平に伸ばす。
と、ギーゼラの腕が分離し、そこから銀色の竜の顔をしたセバスティンズが三本ずつ、計六本生える。
『なにあれ!?』
「「『なんじゃありゃあ!!??』」」
六本の竜のセバスティンズは口をカパッと開け、エネルギー波を放つ。
放たれたエネルギー波は一箇所に集中し、更に増加して前を爆走するジェットコンスターに向かって放たれた。
「「『『ええええええええええ!!!!!』』」」
三人と一匹の悲鳴を、光が飲み込んだ。
スポンサーサイト

コメント

非公開コメント

プロフィール

イノヨコウ

Author:イノヨコウ
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
FC2カウンター
プロフィール

イノヨコウ

Author:イノヨコウ
FC2ブログへようこそ!

検索フォーム
カテゴリ
リンク
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。