スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

まど☆ギカライト6

ギイイイイン。
「かてえ…」
予想以上に硬いギーゼラの身体に呻く杏子。
「さっきから何回も急所に当ててんのにまったく通じた様子がねえ、普通の魔女より硬いってどんな生き物だよ…」
「古来より、銀は退魔の力があると信じられてきた。何故だかわかるか?」
突然そう問い掛けるギーゼラ。
「あ?」
「一般には毒物である砒素に反応するからと言われているが、実際は人間の意志の力、魔力を効率よく通す物質だからだ。それにより魔力の扱いが出来ない者でも他者の魔力を弾く事が出来る。ま、物理攻撃な貴様には関係ない話だがな」
「……………で?なにが言いたいんだ?あんた」
言葉通り何が言いたいのかわからない杏子はジト目で問うとギーゼラは、
「言いたかっただけだ」
きっぱりと言い返した。
「あ、そ…。ん?」
「へぶるしあ!!」
と、杏子の隣にさやかが盛大に地面に激突した。
「お、おい。大丈夫か?」
「う~ん、う~ん。加賀美…、お前にハイパーゼクターはまだ早い…、わたしが手本を見せてやる…矢車さん?何故…オンドルラギッタンディスカ!!??」
「てい」
「はう!」
訳のわからん事を呻くので、杏子はその頭にチョップを食らわす。
「あ、あんた…。無事だったんだ」
意識が回復したらしい。
だが彼女の額から血がどばーと流れている。
ついでに言うと目が白い。
「いや…お前の方が無事かよ…ていうかマジ怖い…」
「なんだよ?さっきの威勢はどうしたのさ?あれ?あんた何揺れてんの?」
ドン引きな杏子にそう言うさやかだが、揺れているのは彼女の方である。
「いや、揺れてんのお前だから!ていうかマジで大丈夫か!?」
「大丈夫だって。なにさあ、この間は本気で殺そうとしたのにさあ」
ぽんぽん頭を叩いて自分が大丈夫な事をアピールするさやかだが、頭から血が噴出したのは次の瞬間だった。
「大丈夫じゃねええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!っは!」
杏子は慌ててさやかを抱えて跳び上がってギーゼラの攻撃を避ける。
ギーゼラの剣は地面を容易く砕いた。
「あいつ、攻撃力と防御力は半端ないなが、その分スピードがないな」
「なんであたしお姫様抱っこ!?ホワイ!?」
突然意識が回復したさやかは自分の置かれた状況に混乱する。
「おー、もう回復したのか。本当に早いな。と!」
さらに襲い掛かるセバスティンズの攻撃をかわす杏子。
「落とすぞ」
止まったと同時にそう言う杏子。
「へ?」
さやかがその言葉を理解するより早く、杏子は実行に移した。
どさ!
「あいた!」
さやかを落とすと杏子は向かってくるセバスティンズを槍でなぎ払う。
が、
ガシ。
「なに!?」
セバスティンズの群れ(?)に隠れていたギーゼラが杏子の槍を掴んだ。
「うおおおおおおおおお!!」
ギーゼラはあろう事か杏子の槍を彼女ごと持ち上げ、そのまま彼女を地面に叩きつけた。
「ぐあ!」
激痛に呻く杏子にエルザマリアの影から伸びた腕が迫る。
ザシュザシュザシュ。
それをなぎ払ったのはさやかだった。
「あんた…」
「なんで降ろすんじゃなくて落とした?」
「その方が早いからだよ。文句あっか?」
さやかの問いに杏子はそう言い返した。
その間に、エルザマリアは新しい影の腕と身体から生やした木の枝で二人に襲い掛かろうとするが、
「エルザ!避けろ!!」
ギーゼラの言葉にその場から跳び退くと、彼女のいた場所に振ってきた数本の剣が突き刺さる。
ギーゼラにも振ってくるが、
「く!」
彼女はその持ち前の強度で耐える。
「ギーゼラ!大丈夫ですか!?」
「ふん。こんな攻撃でダメージを受ける俺ではない」
「なんだと!?」
「やめなって」
ギーゼラの言葉に怒るさやかだが、それを杏子に制される。
「聞きな。あの銀色の方はスピードはないがその分身体が硬いからあんたじゃたいしたダメージは与えられないから、あんたはエルザの方を相手しな」
「でもあいつ四方八方から攻撃してきたどうしようもないのよ!!」
「俺に速度がないか…それはどうかな」
「なに?」
「なんだと!?」
ギーゼラの言葉に眉をひそめる杏子と驚くさやか。
「来い!バイカー・ドーラ!!」
「「バイカー・ドーラ?」」
ギーゼラの言葉に疑問を浮かべるさやかと杏子。
すると先程まで止まっていたギーゼラのバイクが一人で動き出し、ギーゼラに迫る。
ギーゼラは後方に一回転ジャンプし、バイクに飛び乗る。
「このバイクは俺の使い魔ドーラを改造したもの。つまり、俺の意のままに動くバイクという訳だ」
「「なんだって!?」」
ギーゼラの言葉に同じ言葉で驚くさやかと杏子だが、驚きのニュアンスは違った。
杏子は、使い魔を改造という事に驚いた事だが、さやかの驚きはというと…、
「前回から引っ張っといてバイクかよ!しかも改造してあるし!!これじゃあ説明会でやった内容と微妙に違うじゃんか!!」
前回の説明会の内容に対する驚きだった。
「何の話だ!!!??」
思わずツッコム杏子。
「なにを言っているんだマイシスターさやか!どうせ誰も気にしていないからいいじゃないか!!」
と戦闘員を全て倒したリョウが叫んだ。
「って、もう倒したの!!?」
「ああ、しかし俺の活躍が全く描写されていないとは一体どういう事だと問いたい問い詰めたいいと問うしかないじゃないか!!」
そう叫ぶリョウだが、そこに走ってきたギーゼラのバイクが彼を跳ね飛ばした。
「ああ!リョウ!?」
ダミー人形もびっくりな跳ね飛ばされ方に驚く杏子。
「くっ!リョウ…」
その光景にさやかも呻く。
いつものリョウなら九尾の装甲があるから大丈夫だが、今の彼は生身である。
まさかの考えがさやかの頭を過ぎる。
「呼んだか~い?」
が、何事もなかった様に起き上がる。
「「無事なんかい!!」」
叫ぶさやかと杏子、二人はリョウを駆け寄って殴り倒したかったが、そんな隙を与えるギーゼラではなかった。
「死ね!」
バイクで高速で迫って斬り掛かって、高速で離れるというヒット&ウェイに苦しめられるさやかと杏子。
バイカー・ドーラはスピードがある上に小回りもきく優れものもの、離れたと思えばすぐに襲い掛かる攻撃に二人の顔に疲れが見え始めた。
「む!きょうさやコンビがピンチだ!」
「「変な括りするな!!」」
「しかしあの妖怪狐がいない今の俺は非戦闘員。しかも剣落とした。ゆえにここでエールを送ろうじゃないか!!」
勝手な事をほざくリョウにさやかと杏子が殺意を持った頃、ユウはというと、
「うわ!」
やっぱり苦戦していた。
スポンサーサイト

コメント

非公開コメント

プロフィール

イノヨコウ

Author:イノヨコウ
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
FC2カウンター
プロフィール

イノヨコウ

Author:イノヨコウ
FC2ブログへようこそ!

検索フォーム
カテゴリ
リンク
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。