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無数にある管理世界の一つの一角。
そこにある危険ランクS級遺跡に歩く三人の姿があった。
「なのは。少し止まって。そこにトラップがあるから」
サイドポニーの女性にそう言う人物の名はユーノ・スクライア。
管理局無限書庫司書長にして遺跡発掘のスペシャリストである。
彼は危険度Sランクの遺跡の調査にきていた。
流石にSランクというだけあって、危険も大きい為、彼は護衛役として教導官にして管理局のエースにして彼の幼馴染である高町なのはと、同じく教導官として働く鉄槌の騎士ヴィータを連れて中に入っていた。
もちろん護衛や調査隊は他にもいるのだが、危険度Sランクと言う事で、色々な意味で超一流のこの三人が先遣隊として先に簡単な調査を行う事にしだ。
ところがどうだろう。
いざ入ってみると、中のトラップはとても危険度Sとはお世辞にも呼べなるものはない。
それどころか、ある程度進むと、トラップ事態少なくなったのだ。
「一体どういう事だろ?」
「確かに…でも、妙なんだよ」
なのはの疑問にユーノがそう言った。
「トラップを誰かが破壊した後が結構あるんだ。つまり…」
「誰か先に入っているって事か?」
「ああ…」
ヴィータの言葉にうなずくユーノ。
と、ヴィータがある事に気く。
「ん?なんだ?この匂い…」
「「匂い?」」
首を傾げるユーなの。
確かに、奥の方からいい匂いがする。
なんだろう?と思って進んでいった三人が見たものは、かなりの広さがある広場の奥にある大きな石棺の前でコーンスープの缶に火をかけてかき混ぜる一匹の狐の姿だった。
「「「………?」」」
不審そうに見る三人。
「おいしそうですね」
どうしたものかと三人が思って見ていると、一人の少女が奥からやってきた。
『コーン。もうすぐ出来上がるコンよ。お腹すいては力が出ないコンからね。腹ごしらえしたら本格的にこのダンジョンを攻略するコンよ』
「大体の罠は破壊出来たのですか?」
『コン。でも破壊したのはこの周辺のものだけコンからね…だから迂闊に動くと』
スープをかき混ぜながらそう言う九尾と呼ばれた狐。
三人は顔を見合わせると、意を決して話し掛ける事にした。
「あの~」
『コーン?こんな奥にやってくるなんてまた変わった冒険者コンね』
「いや、冒険者違うから」
パタパタと手を振って否定するユーノ。
「時空管理局です。あなた達は一体?」
なのはの言葉に少女は首を傾げる。
「時空管理局?」
少女がそう言うと同時に、狐の後ろの石棺の蓋が突然ガタガタと動き始めた。
「なに!?」
「なんだ!?」
驚くなのはとヴィータとユーノ。
なのはとヴィータはデバイスを構える。
そして蓋がガターンと落ち、中から少年と髪の短い少女が起き上がる。
「あ~、良く寝た」
「まったく、深く寝すぎて前世の記憶を遡り掛けたじゃないか!」
「遡らなかったんですね」
『良く寝てたコンね』
「なにを言うか!こんな素晴らしい抱き枕があれば、男なら気持ちよく感じてしたかないじゃないか!!」
「どつくよ」
髪の短い少女が顔を赤くして怒る。
「え~と。で、君達はなんなの?」
ユーノに問われ、少年少女達は首を傾げ、
「誰だあいつら?」
少年が狐に聞く。
『時空管理局の魔導師コンよ』
「「「管理局?」」」
『簡単に言うと魔法を管理する組織コン。警察と裁判所が一緒になったと言った方が正しいコンね。きっとこの遺跡の探査に来ていたコン』
「ふ、ならば一同を代表をして俺から自己紹介させてもらおう!俺の名はリョウ。ブログ掲載時苗字募集中だったが今は響と確定した男だ!よろしくじら☆」
……………。
「む?もしかしてまたやってしまったか?」
『気にしちゃ駄目駄目駄目駄目コンよ』
「駄目って言うな!一生懸命やっているじゃないか!あの犬だって!!」
『何でわかるコン?』
「なんで?ふっ、目を見ればわかる…」
「なんて言うか…濃いね」
呆れた様に呟くなのは。
「サンクス!」
相変わらずのテンションのリョウに呆れながらも髪の短い方の少女も自己紹介を始める。
「あー、あたしは美樹さやか。あっちは…」
「志筑仁美と申します」
『コーン。コンは九尾の妖弧コン。九尾って呼んで欲しいコン。間違ってもQBなんて呼んじゃあ駄目駄目駄目駄目駄目駄目コンよ』
「駄目を何回言うのさ…って、おい」
と、自分が”なに”に入っていたか気づいたさやかの声が低くなる。
「おい。九尾」
『なにコン?』
「これ棺桶じゃない!!」
「マジか!?」
驚くリョウ。
『コーン。だってあんたら気絶してたじゃないコン。だからどこか寝かせなきゃと思ったコンけどここ石ばっかだから寝かせたら身体に悪いと思ったコン。まあ、石の床と変わらんコンけどでも人が”眠る”場所だから丁度いいと思って…』
そこまで言った九尾をさやかとリョウが踏みまくる。
「「眠るの意味がちげえええええええええええええええええええ!!!!!」」
『コンドルウェエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエイ!!!!』
「すっごい怒っているね…」
「まあ、気持ちはわかるが」
「どうもすいません」
呆れるなのは達に頭を下げる仁美。
「いえ…別に…。わたしは管理局の魔導師の高町なのはです。お話聞かせてくれる?」
「あたしはヴィータだ」
「僕はユーノ・スクライア。君達は一体どうしてここにいるんだい?」
とりあえず、四人(?)から事情を聞く事にする三人。
「わたしもなんと言っていいのか…」
仁美はチラリと九尾の方を見る。
「あの~、お二人とも、そろそろ現状の把握をしたいのですけど…」
「む、確かに。ここは一体どこなんだ?確か病院の前にいたはずだが…」
「なんか映画に出てきそうな場所だけど」
仁美の言葉に九尾を踏むのをやめて彼を持ち上げる二人。
『コーン…ここはどこかの次元世界の遺跡コン。正確な場所は知らないコンけど…』
「「「次元世界?」」」
耳慣れない言葉に首を捻るさやか、仁美、リョウ。
『コーン。この世界にはコン達が住んでいる世界の他にも沢山の世界があるコン』
「マジか?」
『コン。コン達の世界は管理局からは第97管理外世界と呼ばれているコンよ』
「97………随分と中途半端だね」
「え?という事はあなた達地球から来たの?」
彼らの会話に驚くなのは。
「じつわわたしも地球出身なの」
「マジか?」
自分と同じ出身という事で、急になのはに親近感が沸くさやか達。
「来たと言うか、来てしまったというか…」
「というか、どうしてわたし達、そんなところに来てしまったんでしょうか?」
『コーン。きっとあのグリーフシードの爆発が原因コン。あの爆発が次元転移魔法の様な働きをしてこんな所まで飛ばされてしまったコン』
仁美の疑問に答える九尾。
「マギカ?じゃなかった、マジか!?」
「帰れんの?あたし達…」
『コーン、同じ規模の爆発が起きればコンの次元転送で何とかなるコンよ』
「いや、待て。それならそれで帰ればいいんじゃないか?」
「お。リョウにしてはまともな意見」
「サンクス」
「ほめてねえと思うが…」
さやかにサムズアップするリョウ。
そんな彼にジト目でツッコミを入れるヴィータ。
例え管理世界の人間でも別の世界にいきなり飛ばされれば不安になるものが、この三人(九尾は論外)にはそれを感じさせない。
(なのはといいはやてといい地球のガキどもはみんなこうなのか?)
考えてもしかたないので、この考えはやめる事にした。
『それは無理コンね。コンのこの能力を発動するためにはけっこうな爆発に巻き込まれる事が必要コンから…今すぐは無理コンね』
「なるほど…」
「ちょっと待って」
話を聞いていたユーノがある可能性に気づく。
「それってつまり君達がここにいるのは、そのグリーフシードというのの爆発のせいで発動した彼の能力のせいなんじゃ…」
ユーノの言葉にさやかとリョウの九尾を見る目が冷たくなる。
「おい…」
「きゅ~び~。ちょっとこっち向こうか~?」
『コ~ン』
九尾は懐中時計を尻尾のふさふさから取り出すと、
『さて、終電の時間に間に合うコンかな?』
とてとてと歩き出す九尾に二人は跳び掛かり、再び踏むまくった。
『コオオオオオオオオオオオオオオオン!!ヘルプミイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!!!!』
「まあ、落ち着いて。元いた世界もわかっているから局に掛け合えば帰してもらえるはずだから」
「「それはありがたやあああああああああああああああ!!」」
『踏むのをやめて欲しいコオオオオオオオオオオオオオオオン!!』
なのはの言葉にお礼を言いながらも九尾を踏みまくるのをやめないさやかとリョウ。
よくお互いの足を踏まないものである。
そんな事を思いながら見ていたユーノの目に二人が寝かされていた石棺がとまる。
なんとなく調べてみたユーノは、
「ねえ、この石棺二人を眠らす前って、空だった?」
と九尾に聞いた。
その一言にさやかとリョウの動きがピタッと止まる。
「え~と…ユーロさん…だけ?」
「ユーノ」
「ああ、ユーノさん。それって、つまり。それにはあたし達が入る前に中身が入っていたって事?」
さやかの言葉にユーノは顔を引きつらせながら、
「非常に言い難いんだけど…その入っていたらしいんだよ」
その言葉にさやかは近くにあった人ほどもある石像に近づくと、それを持ち上げた
「「「って!ええ!!?」」」
見るからに重そうな石像を細い身体のさやかが持ち上げた事に驚く管理局組み。
いや、仁美とリョウも驚いていたが、一番反応したのは九尾だった。
『ちょっ待つコン!それはいくらなんでもシャレにならないコンよ!?ああもうユーノさんのば』
ずーーーーーーーーーーーーーーん。
石像を乗せられ、九尾は沈黙した。
「…………あの、流石にそれは酷くない?」
なのはの言葉にやり過ぎたかな~と頭をかくさやか。
『なんのこれしき』
そういいながら九尾は重量感たっぷりの石像の下から這い出した。
『それで、ユーノさんは一体なにを聞きたいコン?』
「あ、ああ。あの中身を一体どこにやったのかな~って」
かなりの重量がある石像を九尾の上に平然と落としたさやかにかなりびびりながらもユーノは九尾に聞いてみた。
『それならそこに…』
そう言ってある一角を前足で指す九尾だが、
「なにもないぞ」
リョウの言う通りそこにはなにもなかった。
『変コンね…死体が動いたとか?』
「死体が動くか!」
さやかがそうツッコム。
『さやかのセリフじゃないコンね』
「この話のあたしはオリジナルとは違うのだよ!!」
と叫ぶさやか。
なんの話だと思うなのは達。
『我はここだ』
と、低い声が辺りに響いた。
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