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「はあ…」
生まれたグリーフモンスター、グリーフレディバグを見つめながらゲルトルートはため息をついた。
後ろで使い魔達が心配そうに彼女を見つめた。
「最近この作業誰もしてないってどういう事ですの!?」
地団駄を踏むゲルトだったが、すぐに冷静になると生まれたばかりのモンスターに向かって、
「さあ、巴マミの首をとってくるのよ!」
と叫んだ。
『グオオオオオ!!』
ゲルトの声に従い、グリーフモンスターは道に飛び出し、
どがあん。
猛スピードで疾走するバイクに跳ね飛ばされた。
「………………」
あんまりな展開に無言で固まるゲルトルート。
「ん?なにか轢いたか?」
一方轢いた本人ーーギーゼラはそう呟くが、気にせずに突き進む。
「ん?」
キイイイイイイイイイイイイ。
と、しばらく走っていたギーゼラは突然バイクを急停止する。
道路にタイヤの跡を思いっきり残してバイクを停めたギーゼラは、道端に立っていた修道服の少女ーーエルザマリアを見る。
「エルザか…」
「ギーゼラ、いつまでこの様な事を?」
エルザマリアの問い掛けにギーゼラは少し考え、
「そうだな。いい加減飽きてきたから、例の魔法少女でも倒してみるか」
ととんでもない事を言う。
「でも、ギーゼラはその魔法少女達の顔を知っているんですか?」
「いや、だが…」
ギーゼラはグリーフシードを取り出してそれを放り投げた。
コンコロロ、ピシバシン。
『グオオオオオン!!』
産まれたグリーフモンスターは金属の塊の様な姿のメタルグリーフだった。
「こいつを適当に暴れさせていたら出てくるだろう」
にやりと笑うギーゼラ。

「………あむ」
昼の公園で、木を背にしてスナック菓子を口に放り込む杏子。
「……あむ、ん?」
ふと視界の端に何かが止まる。
と、それがなにが理解するよりも先に、
「どわ!」
慌てて倒れ込む杏子。
と、彼女が背にしていた木に、一本の矢が深々と刺さる。
「……………?」
呆然とその矢を見つめていた杏子は、その矢に紙が結んである事に気づく。
「………矢文?」
そう思って紙を見ると、確かに矢文だった。
読んでみると、さやかからだった。
ーー今夜○×でこの前の決着を着ける為に待ってるわ☆
「…………」
ふと顔を上げると、アーチェリー用の弓を構えたままで何故かサムズアップするさやかの姿があった。
じゃっ、とポーズをした彼女はそのまま意気揚々と帰っていく。
それを見送った杏子は改めて矢の刺さった木を見る。
矢が刺さる一瞬前まで確かに杏子の頭があった所に、物凄く抉れた穴があいていた。
「って、今の普通に避け切れなかったら確実に死んでたぞゴラア!!なにが決着だ!ふざけやがって!!」
昼の公園で杏子の叫びが木霊した。
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