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まどか☆マギカの公式ガイドブック買いました

二日ほど前です。
いろいろと魔女の設定がわかって便利です。
かずみ☆マギカやおりこ☆マギカの詳しい設定が乗っているのも出ませんかね?
以下SS。
かずみ☆マギカのネタバレを含みますので閲覧注意。
内容はただ魔女達が海にいく話。

ーー注意。
このSSに登場する魔女はイノヨコウの擬人化魔女です。
性格、設定などは独断と偏見で決めております(一応公式を元にしているものもあるが)ので注意してください。
それとライトには登場していない魔女(おりこ☆マギカなどの)も登場します。
あと何気にかずみ☆マギカのネタバレを含んでいます。










「アルベルティーネだけ公式の姿がないらしい」
談話室でくつろいでいた魔女達。
その中でいきなりユウリは上記の一言を言った。
「「「「は?」」」」
しばしの沈黙の後、数人が疑問の声をあげる。
「だからさあ、どか☆マギカの公式本に未登場のズライカとウールマンの姿の設定はあるけどアルベルだけは未登場ですとしか書いていないらしいだってさ」
「いや、それがどうしたのさマジで」
「だから魔女の姿ってサバト(この話の擬人化魔女の事)としての姿を考える上でかなり重要らしいんだって」
シャルロッテの疑問にユウリは肩をすくめてそう答える。
余談だが、ユウリは魔法少女あいりの容姿そのもので、一切の魔女要素がない。
「まあ、ズライカは元々全身を黒いローブとマントとフードで隠している姿だから問題ないけど、ウールマンは姿を再設定する上でかなり役にたったらしくてさ」
「いえ、ちょっと待ってください。ユウリ、あなた滅茶苦茶メタ発言していません?」
と、ゲルトルート。
「それにウールマンの姿はコミック版の二巻に一コマだけあるぞ」
剣の手入れをしていたギーゼラがそう言う。
「いや、お前もするなよ」
ビシッとツッコムはシャルロッテ。
「それでアンタはなにが言いたいのさ?」
「おや、このユウリ様がなにが言いたいのか気になるご様子で」
シャルロッテの疑問にユウリはソファに座るとミルクティーに淹れる。
「別に、ただ言ってみただけさ」
「「なんだそりゃ」」
ミルクティーを口にしながらの答えにジト眼になるゲルトルートとシャルロッテだった。

さて、本題に入ろう。
「冒頭かよ今の話!!」
「落ち着きなさいシャルロッテ」
ゴス。
「げぶう!」

魔法少女まどか☆マギカ発生ーー魔法☆マギカ
  第一話

「シリーズにする気かよ!」
「これはわたくしもツッコミたいわ!」
「なんかあのライトの馬鹿コンビみたいだね」

「はあ」
薔薇園の中で薔薇の紅茶を淹れながらため息をつくゲルトルート。
「どうしたのさ?」
「せいやああああああああああああああああああ!!」
いつの間にかバリバリとお菓子を食べながら向かいのイスに座っているシャルロッテの胸倉を掴むと力の限り放り投げた。
「ぎゃああああああああああ!!」
見事な方物線を描いたシャルロッテはそのまま薔薇の茂みに頭から墜落する。
「きゃあああ!大変だわ!!」
その姿にゲルトルートは慌ててシャルロッテの元に駆け寄ると、シャルロッテを引っこ抜いて放り投げると薔薇が折れていないか確認する。
「よかったわ。無傷ね」
「このアマ…いつか食い殺す…」
薔薇の棘で傷だらけになったシャルロッテは怨みの言葉を吐くと新しい身体を吐き出した。
「それで一体なんの用なのかしら?」
ゲルトルートはブスとした表情でイスに座り直すと、紅茶のカップを手に取りシャルロッテに質問する。
「お前をからかうのに一々理由があるかよ」
もう一度放り投げた。
ただし今回は落下地点には気をつけた。
「お前人…じゃないけど、砲丸みたいにポンポン投げるな!」
「お黙りなさいシャルロッテ。あなたがいるだけで薔薇によくないのよ!!」
「あ?こんな棘つきの花がどうしたんだよ、ええ!?」
「ああ、この美しさが理解出来ないなんて、なんて哀れな。これだから思考も背も胸も貧相なのよ」
「首を食い千切るぞ、ごらあ!!」
シャルロッテ、マジギレ。
「ああ?はらわたぶちまけたろか!!」
ゲルトルートも戦闘態勢を取る。
「まったく、絶叫合唱団だね」
と、いきなり現れたユウリにずっこける二人。
「なにいきなり出現しているのよ!あとなにわたくしの紅茶を飲んでいるのよ!
「そうだよ!しかも、ぼくのお菓子食べるなよ!!
「気にしない気にしない」
「「ふざけんな!!」」
「そんな事より。アンタ達、したくしな」
「「は?」」

「なんで海?」
ザザーンという波の音を背後に、砂浜でポツリと呟くシャルロッテ。
「しかもシーズン過ぎてるから人いないし…」
「人間がいない方がよかろう」ヌリヌリ
シャルロッテの呟きにビーチパラソルの下いるズライカが答える。
「ズライカの素顔も珍しいでありますけど、それ以上に水着姿というのも更に珍しいのでありますね」
同じくビーチパラソルの下にいるエルザマリアが露出の少ない黒い水着姿のズライカを見つめる。
ちなみにエルザマリアは普段と同じ修道女姿である。
「確かに珍しいな」
そう言うギーゼラも普段着である。
「本当は全身を覆うタイプが良かったのだがな」ヌリヌリ
「それウェットスーツじゃねーか」
ジト眼になるシャルロッテ。
ちなみに彼女の格好はピンクのワンピースタイプの水着。
「潜水でもなさったら?」
そう言うゲルトルート。
「いたのかよ」
「いま来たところですわ」
「あたしも同じく」
そう言うゲルトルートとユウリ。
二人の水着はゲルトルートは肩紐なしの緑色のワンピースタイプに長いパレオというドレスにも見えない事のないもの。
ユウリは普通にピンク色のビキニ。
ちなみにゲルトルートの水着には左わき腹の部分に薔薇の絵があり、パレオの留め金は蝶のデザインがほどこされているものである。
どこまでもゲルトルートらしいデザインである。
「肌を露出するこの様なものを着る者達の感性が理解出来ん」ぬりぬり
「それはお前ならそうかもしれないけどなあ…」
「そういえば、他の連中は?」
「エリーならわたしの後ろにいるぞ」ぬりぬり
そう言うと、ズライカは背後のダンボールを指差す。
カタカタカタカタカタカタ。
「「「海にまで来てパソコンかい!!」」」
思わずダンボール(内のエリー)に向かってツッコム三人。
どこにいってもエリーだった。
「ステーシーはそこで寝ている」ぽい、ぬりぬり
見るとビニールマットの上に寝そべる猫の魔女ステーシーの姿が。
ちなみに彼女の水着は黄色いワンピースタイプ。
「ローザシャーンはウールマンと二人で砂遊びをしている。後は知らん」ぬりぬり
「…あのさあ、ズラ」
「だれがズラだ」ぬりぬり
「お前どんだけサンオイル塗るんだよ?」
先程からぬりぬりとサンオイルを塗り続けるズライカ。
気づいている方もいらっしゃるだろうが、すでにニ本目。
「いくら太陽が苦手だからといって、塗りすぎなのでは?」
「ふん。いくら塗っても塗り足らん」どばどば
「(とうとう頭から被りだしましたわ)」
「(ああいうのって、目とかにつけちゃ駄目なんじゃ…)」
「まあ、こんなヅラ放って置いて行こうぜ」
「おいちょっと待て。シャルロッテ。貴様いまなんと言った!?」
背後で叫ぶヅラじゃなかった。ズライカを無視してシャルロッテ達は歩き出す。
「ユウリ、ゲルトルート、シャルロッテ。楽しんでいますか?」
そこに現れたのは闇色のドレスに同色の日傘というお嬢様みたいな格好のマギカ。
背後にはオクタヴィア(杏子の魔法少女服の青色版)とヴァルプルギス(スク水)もいる。
「あ、はい」
「まだなにもしていないけどね」
答えるゲルトルートとユウリ。
「あれ?今回の事を発案したのはマギカ?」
「そうですよ」
「おんや、知らなかったのかい?」
「わたくしも存知あげませんでした。というかあなたがいきなり連れ出しのでしょうが」
「そうだっけ?」
ゲルトルートの言葉にとぼけるユウリ。
「まあ、慰労会みたいなものと思ってください」
そう言うとマギカはふと思いついた様に後ろを振り向き、
「よかったらナハトの面倒を見てもらえますか?」
と言った。
「「「え?」」」

遠くの方でギーゼラとエルザマリアが乗る水上バイクが走っている。
「おやおや、ギーゼラのやつ。海にまできてバイクで突っ走っていらっしゃる」
手を額にあてて遠くを見るポーズを取るユウリの背後で暗い表情で佇むゲルトルートとシャルロッテがいた。
「えらいもの引き受けてしまったわ…」
「なんであそこでNOといえないかな~あたし達…」
彼女達の背後で砂を歩くカニを興味深そうに眺めるヴァルプルギスナハトの姿があった。
「どうするのよ、最強の問題児よ?」
「まあ、マギカ、オクタヴィア以外で唯一ヴァルプルギスの相手が務まるユウリがいるだけマシだと思え」
ヴァルプルギスは間違いなくマギカを除いた中で最強である。
ただの体当たりだけで分厚い要塞の壁をいくつもぶち抜きながらマギカに抱きつくのは見ただけで恐怖がこみ上げてくる。
時々一歩間違えて要塞を貫通する事さえあるのだ。
一応、ぶち抜く前に亜音速での”助走”があるのだが、それでも、というか亜音速で飛べるだけですでに問題である。
「肉弾戦も強いし」
「素手で合金引き裂いていたの見たぞ」
「能力は重力操作に天候操作、果てはビルをも燃やす炎」
「使い魔に分裂する魔力波もあるぞ」
もし暴れられたら、マギカが止めにやってくるまで生きていられるだろうか?
そんな疑問が二人の頭をかすめる。
「「どうしたものか…」」
「そんなの決まっているじゃない」
「「は?」」
ユウリの言葉に怪訝な顔をするゲルトルートとシャルロッテ。
「まず、ナハトがスクール水着だって事にツッコム」
「「それは…確かに………」」
思わず納得してしまう二人。
「そしてなにより胸の名札が鹿目まどかだって事にもだあああああ!!!!」
「「それは!?」」
しばし沈黙する三人。
「「「気にしない方向で…」」」
三人は同時にそう言うと気にしない事にした。
「ま、とにかくせっかく海に来たのだから泳ぎましょう…って、あなた達泳げるの?」
準備体操を始めるゲルトルートはふと気づく。
「ヴァルプルギスはともかく、そこのハイテンションコンビ。あなた達よく考えたら病院で半生過ごした魔法少女から産まれた訳だし」
「「いや、難病患っただけでそこまで病院に過ごしてないわい」」
手をパタパタと振って否定するハイテンションコンビ。
「そう?って、泳げるかどうかの答えになってないわよ。ヴァルプルギスは普段飛んでいるから泳いだ事なさそうだし」
「そういうお前はどうなんだよ?」
「泳げますわ。その程度淑女のたしなみですわ」
「淑女関係ないだろ」
シャルロッテはビシッとツッコんだ。
「ともかく泳いでみなさい」
「はん。見てろよ」
「吠え面かきな!」

「ま、予想通りでしたわね」
ぶくぶくと二人が沈んだ場所を示す気泡を見ながら呆れるゲルトルート。
いや、助けろよ。
「げほげほげほげほげほげほ」
「げほルトに助げほられるとはげほうの不覚だ!!」
「むせ返りながら無理矢理喋るんじゃないの」
シャルロッテに呆れるゲルトルート。
「なぜだあああああああああああ!!ユウリは泳げたはずううううううううううう!!!!」
「「いや、お前の元は結局あいりだし」」
四つんばいで叫ぶユウリにゲルトルートとシャルロッテは平手でツッコム。
「といういか、魔女だからおぼれる事はない気がするのだけれど?」
「「…………」」
ゲルトルートの言葉に沈黙するユウリとシャルロッテ。
無酸素地空間でも生きられるサバトが溺死する道理はない。
「「習慣って怖いわね~」」
「はあ…あら?そういえば、ヴァルプルギスは?」
最悪の魔女の姿が見えない事に気づくゲルトルート。
ばしゃばしゃばしゃ。
「うふふふふ、あははははは」
「いたああああ!!しかもなんかメッチャ速い速度で泳いでるうううう!!」
思わず叫んだシャルロッテの指差す方向を見ると、なんか水上バイク並の速度で泳ぐヴァルプルギスの姿が。
「なんという速さ!舞台装置の魔女は空中だけではなく、水中でも速いというの!?」
「いや、なにかがおかしい…」
ヴァルプルギスの泳ぎ方に違和感を覚えるユウリはよく見てみる。
よく見てみた結果、ヴァルプルギスが全く両手両足を使っていない事に気づく。
「あいつ背中の歯車で進んでいるじゃないか!!」
「「なんですとおおおおお!!?」」
そう、ワルプルギスの夜の名で魔法少女達から知られている舞台装置の魔女は、その最大の特徴である歯車を高速回転させる事でもうスピードで泳いでいたのだ。
「ていうかアレ泳いでいるっていうのか!?というかアレで進めるのか!?」
「それ以前にあれ不味いでしょう!」
「あー、確かに…水着の名前のインパクトありすぎてツッコムの忘れていたけどアレなんとかしないと…」

「おーい、係員」
ユウリ達はズライカがいる場所まで戻ってきた。
「誰が係員だ」
と、ふくれたタオルケットがガバッと起き上がり、麦藁帽子にサングラスにマスクといういでたちのズライカが起き上がる。
「おい、ズラ。なんだその格好は?」
「誰がズラだ。ちゃんとイカをつけろ」
「わかったよ。タコ」
「おい待て。そんなイカと馬鹿にされた下級市民の子が上流市民の子に言い返すみたいに…」
「説明臭いツッコミは要りませんわ。それより工具かなにかありません?」
「工具?そんなもので一体どうするのだ?」
「ヴァルプルギスの背中の歯車を外すんだよ。いくら人がいないとはいえ、全くいないわけじゃないからな」
「なるほど…。しかし、工具で外すか?普通…だいたい海にそんなもの…いや、待て」
そう言うと荷物をあさるズライカ。
一塁の期待を持つユウリ達の前に空気入れと一緒に空気の抜けたビニール浮き輪を出す。
「これはいるのではないか?」
「まあ、確かに」
「「浮き輪かい!!」」
頬に手を当てて肯定するゲルトルートと叫ぶユウリとシャルロッテ。
背後ではヴァルプルギスが雲を眺めている。
「何事ですか?」
そこにやってきたのは何気に髪型がエリーに似ている鎧の魔女バージニア。
チュートップの水着がよく似合う。
「ああ、実はこれこれしかじかという理由で工具が必要なのさ」
「なるほど…」
ユウリの説明に納得するバージニア。
「もってないか?」
「ふみ、工具は持っていませんが…」
シャルロッテに問われ、そう言うと自分の荷物をあさるバージニア。
「ゴングならあります」
「「「「なんで持ってきたああああああ!!」」」」
サッとゴングを見せるバージニアにユウリ、ゲルトルート、ズライカ、シャルロッテは絶叫した。
と、エリーが箱の隙間からこちらを見ている事に気づくシャルロッテ。
「なんだよ?引きこもり」
サッとノートパソコンを見せる。
パソコンの画面にはこう文字が映っていた。

  ヴァルプルギスの車輪は取り外し自由では?
  元々足についていたものですし。

ふとヴァルプルギスの方を見る一同。
「ナハト…お前、背中のやつ…取れるか?」
「外せるよ」
事も何気にいうと、カポンという音とともに外れる車輪。
一気に脱力するユウリ、ゲルトルート、シャルロッテだった。

「空が、青いな…」
浮き輪をつけたシャルロッテはぷかぷかと浮きながら空を眺める。
「志村後ろ!!」
「あ?」
ユウリの叫びに後ろを振り向く。
どぱーん。
「ギーゼラ。今誰か轢きましたのでございます」
「ん?」
エルザマリアに言われ、水上バイクを止めて後ろを見るギーゼラ。
あるか後ろにぷかー、と浮かぶシャルロッテの姿が。
「気のせいじゃないか?」
「ふざけんな!!」
ガバッと起き上がるシャルロッテ。
「おいこらこの錆バイク!ここは遊泳区だぞ!!水上バイクがあっちだろうが!!」
浮き輪につかまりながらブイで区切られた水上バイク用の海を指差して叫ぶシャルロッテ。
「ふん。俺がどこを走ろうが自由だ」
「海は誰のものでもありませんし」
「おまえら…」
※緊急時以外、水上バイクはちゃんと決められた場所でしようしてください。
 ギーゼラの様に人が泳いでいる場所以外で走るなど論外です。
 また使用の際にはちゃんと決められた装備をつんで使用してください。
「ふはははははははは!知った事か!!」
笑いながら走り去るギーゼラ。
「誰か監視員よべ!!」
シャルロッテの絶叫が海に響いたのだった。

「泳ぐのはやめようじゃないか。ギーゼラが危険だから」
「賛同いたします」
「賛成…」
「アルカリ性の反対~♪」
(((うわ、古…)))
手をあげて元気よく言うヴァルプルギスの言葉にそう思わずにはいられない三人。
「と、いってもじゃあなにをするって話だよな」
腕を後ろに組むシャルロッテ。
「砂でも掘ります?」
「掘ってどーすんのさ?」
「海の家はしまっているし…」
「あ、向こうに岩場がある。ああいうところならなんか面白ものあるかもな」
ユウリの言葉通りに岩場に行ってみる四人。
岩場では、十話魔女がいた。
「こんなところまできて絵画ですの?」
珍しく写実画を描くイザベルのキャンパスを覗き込む呆れた様にゲルトルート。
「ふ、芸術があたしを呼んでいる」
「「「「呼ばん呼ばん」」」」
ユウリ、ゲルトルート、シャルロッテに加え、ロベルタまでもがそう言って手をパタパタと振る。
「あれは?」
ふと海上を指差すパトリシア。
その指の先には、
「ギーゼラ?なにやってんだい?」
剣で水上バイクを漕ぐギーゼラの姿があった。
「エンストしてやがんの!ひゃひゃひゃひゃひゃ!!」
先程轢かれた事を根に持っているシャルロッテは指差し爆笑。
「ん?」
と、ロベルタがギーゼラ達の背後で妙なものを見つける。
「ああ、サメの背びれですね」
パトリシアが冷静にそう判断した。
「「「「「………………」」」」」
言われてよく見てみる。
確かにサメの背びれである。
しかもかなり大きい。
「って、本日二度目の志村後ろ!!」
「ギーゼラ!エルザ!後ろにサメが!!」
「おい!後ろ見ろ!」
「なんか後ろにいるぞ!!」
「サメよ!サメ!!」
叫ぶヴァルプルギス、パトリシアを除く五人。
「あいつら一体なにを騒いでいるんだ?」
水上バイクにいるギーゼラは五人が騒いでいるのはわかるのだが、なにを言いたいのかはわからなかった。
「………」つんつん
とりあえず、ロベルタが後ろを見ろとジェスチャーしているので後ろを見たエルザマリアがギーゼラの肩をつつく。
「なんだ?」
「サメでございます」
そう言ってサメの背びれを指差すエルザマリア。
「早く言え!!」
叫ぶと同時に剣を物凄い勢いで漕ぎ出すギーゼラだが、進むはずがなかった。
「くっ!こうなったら叩き斬る!!」
意を決し、サメと戦おうと振り向くギーゼラの目の前で、
どばばばばばばばばば。
セバスティンズがサメに襲い掛かった。
「どうかなさいまして?」
「いや…なんでもない」
にっこりと微笑むエルザマリアに少しびびるギーゼラだった。
「あら?」
セバスティンズがくわえたものを見て首を傾げるエルザマリア。
それはサメの背びれがついた潜水艦のラジコンだった。

「………捕まった」
砂浜から様子を見ていたローザシャーンはそう呟くとラジコンのコントローラー投げ捨てる。
「ほほほっ。では、次はなにをしましょうか」
趣の魔女シズルはそう言うとコントローラーを拾い上げる。
「あとゴミは持ち帰りましょう」
ローザシャーンを注意した瞬間、シズルの顔面に水上バイクが直撃した。
「きさまらか…」
殺意を撒き散らしながら言うギーゼラ。
「おや、お早いおつきで」
顔を押さえながらそう言うシズル。
頑丈である。
「ふざけた真似を、覚悟は出来ているのだろうな?」
「ほほほほ。このわたしに勝てるとでも?」
シズルは四強(元の魔法少女が判明している三人+ヴァルプルギス)を除いた中でサバトメンバー中で上位に入る強さである。
対抗できるのは条件しだいではズライカ、あとはシャルロッテぐらいだろう。
「かまうものか!」
そう言って駆け出すギーゼラは突然こけた。
「待つのであります」
こかしたのはエルザマリア。
「ここはビーチなのでありますから、ビーチらしい決着を」

「っで、なんでビーチバレーなんだよ?」
強制参加のシャルロッテはぼやいた。
「黙れ、シャルロッテ。コケにされたまま黙っているほど俺は落ちぶれてはいない!!」
「いや、だからなんでビーチバレーなんだよ!!しかも僕が参加させらているんだよ!!」
「シャルロッテはご存知ありませんか?古来よりビーチバレーはお互いの誇りを掛けて行なう競技で負けた方には死が…」
「誰だ、エルザに嘘吹き込んだ奴!!」
「まあ、なんだっていいじゃないか。せっかく海に来たんだからさ」
そう語るユウリの言葉にしぶしぶ納得するシャルロッテ。
チーム分け。

 ギーゼラチーム  シズルチーム

  ギーゼラ     シズル
  エルザマリア   ローザシャーン
  ゲルトルート   バージニア
  シャルロッテ   ステーシー
  ヴァルプルギス  ユウリ

 審判 パトリシア

「なにこのアニメ版VSコミック版対決」
「ていうかヴァルプルギスがいる時点でこちらの勝ちは確定では?」
ゲルトルートの言葉を否定するものはいない。
ヴァルプルギス=最強、最速の魔女>越えられない壁>それ以外
「意義あり!!」
叫ぶユウリ。
「明らかにパワーバランスがおかしい!!」
「そうでもないのでしょう」
そう言ったのはマギカだった。
「ナハトは確かに強いですが、それはルール無用の戦闘の話。これはスポーツ、しかも団体競技です。立ち回り方によってはヴァルプルギスに勝てる可能性もありますよ」
マギカに言われれば納得するのがサバトの魔女(しかも理にかなっている)
という訳でこのメンバーでやる事になった。
「しかし気になるのはヴァルプルギスのパワーにボールが耐えられるのでしょうか?」
「いや、なに気にしているのよ…。あとローザ。あなたでしょ、ウールマン首から下埋めたの。後で掘り起こしなさいよ」
パトリシアにツッコんだロベルタはローザシャーンにそう言う。
「じゃあ、アンタが出してあげなさいよ」
そんな彼女に呆れるイザベルだった。
「では、始め」
パトリシアの合図でゲームがスタートした。
「いっくよ~♪」
最初にサーブを打つのは舞台装置の魔女ヴァルプルギスナハト。
「そ~れ♪」
ヒュゴ。
ズドオオオオオン。
ヴァルプルギスが打ったボールはユウリの顔のすぐ横を通って砂柱をあげた。
「……………」
ボールが通った衝撃で出た頬の血を拭いながらゆっくりと後ろをユウリ。
ボールが当たった場所にはちょっとしたクレーターが出来ていた。
ひゅるどさ。
少しの間をおいてウールマンが落ちてきた。
どうやら彼女が埋まっていた近くに直撃し、その衝撃で吹っ飛ばされたらしい。
「「「「「…………………」」」」」
流石に固まるシズルチーム。
「なんと!ナハトのパワーに耐えた!!」
「いや、そこじゃないでしょう」
無傷なボールに驚くオクタヴィアにマギカがツッコム。
「ナハト、もう少し加減しなさい。死人が出ます」
「は~い♪」
元気よく手をあげるヴァルプルギスを、ユウリ達どころかシャルロッテ達まで恐怖の眼差しで見つめる。
「にゃあ」
ステーシーが打って再開。
「はい、トスです!」
エルザマリアがそれを打ち上げ、
「アタッッッック!!」
ギーゼラがシュートした。
「ぐはあ!!」
ボールは、バージニアの顔面に直撃した。
「バージニア戦闘不能。よってギーゼラチーム一ポイント先取」
「「「「なんだそのルール!!」」」」
審判のパトリシアの判定にユウリ、シャルロッテ、イザベル、ロベルタがツッコんだ。
「なにか問題でも?」
「むしろ何故問題がないと判断出来るのか聞きたいですわ」
ゲルトルートの言葉にうなずくツッコんだ四人。
「そうですか。では、試合内容を変えましょう」
そう言ってパトリシアが用意したのは、
「「「スイカ?」」」
「そうです。西の瓜と書いて、スイカです」
「いや、どうでもいいだろ」
パトリシアの説明にシャルロッテはツッコム。
「だが、なにが言いたいのかはわかる」
腕を組んでそう言うギーゼラ。
「まあ、普通に考えてスイカわ」
「スイカをボールの代わりにしてビーチバレーをしようというのだな!!」
「するかあああああああああ!!!!」
「食い物を粗末にするんじゃねえ!!」
「ぐはあ!!」
突然現れた赤い魔法少女(特別出演)がギーゼラを槍でぶっ飛ばした。
「という訳でスイカ割りにします」
波打ち際で犬神家をやっているギーゼラを見事に無視してスイカを指差すパトリシア。
「………」
「あら、どうしたのよ?」
難しい顔をするシャルロッテがゲルトルートは気になった。
「いや、バレーボールの代わりにするのは駄目で確実にグチャグチャにするのはOKっていう基準がわかなくて…」
「ルールは簡単です。目隠しをしてこのバッドで十回まわってスイカを殴るだけです」
目隠し用のタオルとバッドを手にルール説明を行なうパトリシア。
というか簡単に言いすぎな気がするのだが…。
「それで、誰がやりますの?」
「向こうはシズルだよな。こっちは?」
「普通に考えればギーゼラでありますけど、スケキヨ状態でありますし」
「つか、誰か助けろよ」
「よし。シャルロッテ。あなたがやりなさい」
「なんでだよ!!」
「あなたの意地汚い食欲ならスイカの位置なんてどんな状態でもわかるはずよ」
「喧嘩売ってんのか?」
「確かに、”執着”の性質を持つシャルロッテなら適任なのであります」
結局やらされる羽目になるシャルロッテであった。
(たく、なんでスイカを粉々にしなきゃならないんだよ…)
「では、先行のシズルチーム。代表前に」
「って、いつの間にか後攻にさせられてるし…。しかも相手、ユウリかよ!!シズルじゃないのかよ!!」
「ふっ。この唯一(オンリーワン)魔女ユウリ様のスイカ割りをとくとご覧あれ!」
ぐるぐるぐるぐるぐる。
(これ…結構きつそうだな…)
そう思うシャルロッテ。
ぐるぐるぐるぐるぐる、ダッ。
「十回まわったと同時に駆け出した!!」
「あ、こけた」
「う…すごい気持ち悪い………」
「「「でしょうね…」」」
「え~、続いてシャルロッテ」
「きれいに無視したな…」
ジト眼でパトリシアを睨むと、シャルロッテはため息をついて目隠しをする。
ぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐる。
ふらふら~。
バッドを持ったまましばしふらふらとしていたシャルロッテはゆっくりとした足取りで歩き出す。
そしてピタリととまると、
「ここっだああああああああああああ!!」
「え?」
力の限りバッドを、スイングした。
バギイ。
思いっきりシャルロッテが振ったバッドは見事にゲルトルートを吹っ飛ばした。
「あ~、悪い悪い。目が見えなくてさあ」
「嘘をつきなさい!!わたくしの前でピッタリとまって思いっきりバッドを振ったくせに!!」
わざとらしく謝るシャルロッテに怒鳴るゲルトルート。
(((((結局こうなるのか…)))))
とりあえずゲルトルートとシャルロッテの喧嘩は今に始まった事ではないので放って置く事にした。
「ほほほほ。では、次はわたしがやりましょう」
そう言ったのはシズルだった。
「ならば、俺が相手だ」
と、そこに復活したギーゼラが現れた。
頭はびしょ濡れだが。
「同時に駆け出して先にスイカを斬った方が勝ちというのはどうだ?」
銀の剣を構えるギーゼラ。
「ほほほ。よろしい。相手になりましょう」
薙刀を手に笑うシズル。
「「勝負!!」」
そう言って駆け出す両者。
二人がスイカの元に到着した直後。
ズボッ。
スイカが消えた。
ずがしゃあああああああああん。
突然の出来事に顔面から砂浜に倒れるギーゼラとシズル。
「なんだ!?」
「何事!?」
振り向いた二人の目の前でレヴィヤタンの連結状態を鞭の様に使ってスイカを手にしたオクタヴィアの姿があった。
「あのままでは両者がぶつかる気がしたのでな」
そう言ってスイカを軽く投げると、剣を鞘に納める。
と、スイカがキレイに割れる。
「分けて食べるといい」
「「「化け物だな…」」」
オクタヴィアの姿に呟く魔女数名だった。

「では、帰りましょうか…」
日も暮れ始めたので、マギカがそう言う。
と、
「マギカ…」
「なんだ?ヅラ」
「ヅラではない。カツラだ。間違えた。ズライカだ」
シャルロッテに文句を言うと先程点呼をしていたズライカが報告する。
「アルベルティーネいません」
「「「「「「「「「「「「「「「「「「………………………………………」」」」」」」」」」」」」」」」」」
沈黙が魔女達の間に流れる。
「そういえば見てないな…」
「最後の最後で…」
「あの迷惑…」
「捜しなさい」
「ああ、もう。面倒な奴!!」
「いつになったら帰れるんだよ!!」

ーーあとがき。
ユウリ様の性格が把握が難しかったです。
まあ、ユウリ様当人ではなく彼女のソウルジェムから産まれた存在だから別に言動が多少違っても問題はないんですけどね。
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