長編五話

ついさっき八神家小ネタあげといてなんだが長編第五話。
そろそろ物語の伏線をちらほらと
あと、最近頭の中で「おのれ塵芥!」「強いぞ!凄いぞ!かっこいい!」がよく流れます。
後、「なんで~!?」も、マテリアルに脳が、脳が……!!
あ、別に星光の印象が薄いとかそんな訳では…ただあの二人のキャラが濃すぎる。
後、キャラ選択の際の選んどいてやめたのセリフは面白い。
「やはり………」「ああ!待って待って!!」「死にたいのか?」
あ。リリなののゲームの話ね。
では、長編の方をどうぞ。
魔法少女リリカルなのは×舞‐乙HIME

 ~THE HARMONIUM SONG~

第五話 アリカとスバル

ーー機動六課・会議室ーー

「間違いないんやな?」
「はい、間違いありません。昨日、アリカ・ユメミヤが使った魔法は”消滅魔法”です」
「信じられへんな。存在そのものを消滅、破壊する魔法なんて個人で使えるもんなん?」
「事実彼女は使用しました。ただ、一つ気になる事が…」
「なんなん?」
「アリカ・ユメミヤが消滅魔法を使用する際、彼女の魔力性質が変化したんです」
「う~ん、珍しいと言えば珍しいけど、消滅魔法なんて使用するんやからそれぐらいの変化があっても…」
「ええ。ですが、この変化が起きたのは彼女だけではないんです」
「どういう意味や?」
「彼女と一緒にいた、スバル・ナカジマ二等陸士も同じ変化が起こったんです」
「なんやて!?それは一体どういう事や?」
「さあ、何分前例のない事ですので…ただ、もかしたらアリカ・ユメミヤの消滅魔法にスバル・ナカジマ二等陸士が関係しているのかも知れません」
「……………」

ーー機動六課・食堂ーー

「はぁ…」
額にバツの字模様があるデブ猫の首根っこを待った舞衣は溜息をついた。
「どうした?」
そんな舞衣にお茶を飲んでいたシグナムが声をかけた。
「ああ、シグナムさん。命にかつおぶしを食べられちゃいました」
「……………そうか」
「って、昼間からそんな風にお茶を飲んでいると…」
「ニートとでも言う気か?」
言葉に怒気を込めて言うシグナム。
「いえ、御隠居みたいですよ」
「御隠居!!?」
予想をはるかに超えた舞衣の言葉に思わず叫ぶシグナム。
「御隠居か…っふ、似合っているぞ」
テーブルの下で寝そべっていたでっかい犬の…
「狼だ」
…狼のザフィーラが珍しく笑いうを含んだ声で言った。
それ以前に喋る事自体珍しい気がする。
「黙れ駄犬。レヴァンテインの錆になりたいか」
物騒な発言内容だが、シグナムの口調と表情は静かだった。
もっとも、言葉と共にザフィーラを足で軽く小突いたが。
ザフィーラは特に反応はせず、無言で寝そべっていた。
「うにゃ~ん」
突然舞衣に掴まれているデブ猫、命が鳴いた。
その声にシグナムは、
「ふと、思ったんだが鴇羽」
「はい?」
「お前、命を片手で掴んでいるが重くないか?」
「重いです」
即答だった。
「まあ、ザフィーラさんを持ち上げるよりは楽ですよ」
「…だろうな」
命は太っているとはいえ猫である。
抱え上げられる程の大きさしかない。
対してザフィーラは人間程の大きさがある。
どちらが持ち上げるのに楽かと聞かれたら、たしかに命の方が楽だろう。
もっとも、ザフィーラを持ち上げようと考える人物はまずいないだろうが。
ダッダッダッダッダッ。
「ん?」
「んにゃ?」
「………?」
「なに?この何かが突進してくる様な音は…」
ドドドドドドドドドド。
ばん。
「「ご飯!!!!」」
そう叫びながら、アリカとスバルが食堂に突撃してきた。
「はいいいいい!!?ほんとに突進してくる音だったの!!?」
いきなり入ってきた二人に驚く舞衣。
「おい。廊下は走るな…大丈夫か!?」
シグナムが注意しようとした時、二人はそろって倒れた。
「「う~みゅ。体が思う様に動けないのを忘れてた………」」
「体が動けない程疲れたのか?しかし、それを忘れる程とは…とんだけ食欲があるんだ貴様ら………」
シグナムは凄まじい食欲の二人に呆れた様だった。

「相変わらずすごい食欲ね」
物凄い勢いで物凄い量の昼食を口に運ぶアリカとスバルの姿に頬杖をついた状態でティアナは呟いた。
「ふぁれ?ふぃあははへないの?」
「口に入れて喋るな」
「ごっくん。ティアは…」
「食べるわよ、だから食うな」
「そこまではまだ言ってないけど…」
「あんたの言いたい事ぐらいわかるわ。単純だから」
「ガーン!!」
「でも…」
会話に入ってきたのはエルスだった。
「アリカちゃんも、スバル二等陸士も…」
「スバルって呼んで。二等陸士を付けるなんて他人みたいじゃない」
「えっと…」
「あふぁひも…ごっくん。あたしもそう思うよ。だってあたし達、友達でしょ」
アリカも会話の言葉にエルスは少し悩んだが、
「じゃあ、スバルって呼ぶね」
「うん♪」
「っで、エルス…あたしもエルスって呼ばせてもらうわ。貴女何か言いたい事があったんでしょ」
ティアナに促されエルスは、
「あ、うん。二人共たくさん食べるけど…一体どこに入っているのかな?って思って…」
「「「「「たしかに」」」」」
エルスの言葉に会話に入っていないニナとキャロとトモエ、そして少し離れた席で新人組の様子を微笑ましそうに眺めていたなのはまで頷いた。
「フードファイター目指せる量よね」
「それだけ食べても一向に頭には回らないのも不思議よね」
「エリオ君も負けないくらい食べますけど…お腹、壊さないのかな?」
「あれだけ食べて全く太らないのもむかつくわ」
「というか、ヴィータちゃんとかアルフとか命さんとか、よく考えたらわたしの回りってよく食べる人結構いるな…」
「悪かったな…」
最後はシグナムの隣りに座っているヴィータ。
彼女も結構な量を皿に乗せていたが、なのはの言葉に少し食べる速度が遅くなった。
っが、いくら食べる速度が遅くなっても食べる量自体は、
「変らんぞ」
ずずずっとお茶をすするシグナムの言葉にピタッと動きが止まるヴィータ。
しかし、お茶をすするシグナムがお爺さん(お婆さんじゃなく)に見えるのは何故だろう。
「ニナちゃんもお話に加わろうよ」
アリカはあまり会話に参加しないニナに話し掛けた。
「嫌よ」
即答だった②。
ちなみにトモエは会話に参加していない様に見えてエリオとキャロと話しをしている。
「もお~、ニナちゃんってば~」
拗ねたようにアリカがそう言った瞬間、ニナの手が動いた。
がし。
「……………」
「……………」
「あんたの行動はお見通しなのよ」
ニナの背中を突こうと伸びたアリカの指を掴んだままニナはそう言った。
アリカの人差し指を曲げながら。
「いだだだだだだだだだ!!!!痛い!!ほんとに痛いよ!ニナちゃん!!?」
「ふん。普段わたしに変な…ひゃあ!!」
言葉の途中、突然ニナは悲鳴をあげて飛び上がった。
そして自分の後ろをキッと睨んだ。
「へっへっへっ」
セクハラ親父の様な笑い方をするスバルがそこに立っていた。
簡単に状況を説明すると、アリカの代わりにスバルがツンっとニナの背中を突いたのだ。
「なに…ひゃあ!!」
スバルに注意が向いた隙に今度はアリカがニナにツンっをした。
「…っく!」
アリカに注意が向けばスバルが動き、スバルに注意が向けばアリカが動く、完璧なコンビネーションにニナは完全に苦戦していた。
「ほう。なかなかいい連携だな。とても昨日今日出会ったとは思えない」
「あの二人、いっそコンビネーションやらせてみたらどうかしら?」
「あ、それいいですね。あの二人ならきっといいコンビになりますよ」
二人の連携の良さにそれぞれ感想を言うシグナム、舞衣、なのは(セリフ順)
「いや、止めろよ」
そんな三人にヴィータは冷静に突っ込んだ。
「だが、主はやても加わっているぞ」
「は~~~や~~~て~~~!!!!」
シグナムの指摘通り、アリスバコンビにいつの間にか信楽焼の狸…じゃなかった機動六課部隊長、夜天の主八神はやてが加わっていた。
「ふと思ったんだけど、あの子達あたしの事忘れてない?」
「みたいだな」
舞衣がポツリと漏らした呟きに、シグナムはお茶を一口すすった後にそう答えた。
「うぅぅ。どうせあたしは萌えヒロインになれない不人気よ」
「舞衣さん落ち着いて!!」
「む!ランスターがナカジマを後ろから殴ったぞ」
「おお!その隙にニナがアリカに跳び蹴りをかました!!」
落ち込む舞衣を慰めようとするなのはを無視して、実況解説をするシグナムとザフィーラ。
「む!ランスターがナカジマの首を絞めたぞ!見事なホールドだ」
「おお!ウォンの方は間接技だ!これは地味に効いているぞ!!」
「ワーン!ツー!スリー!」
カンカンカン。
はやてのスリーカウントが入り、ヴィータがゴング(鍋+グラーフアイゼン)を鳴らす。
勝利したニナとティアナは立ち上がり一言。
「「なんだこれ!?」」
と叫んだ。
たしかになんだこれだ。
しかもはやて、きれいに裏切ってる…。

ーー機動六課・隊舎廊下ーー

「急に午後の訓練中止になったけど、なんなのかしら?というか部隊長、それを隊長達に伝えに来てセクハラに加わるってどうなのよ」
ティアナはぶつぶつ呟きながら歩いていた。
夜天の主のセクハラはここにありだ。
「ん?」
「うるわしく立つ舞う、けがれなき羽」
と、ティアナの耳に歌声が聞こえた。
「休憩室から?でもこのメロディって…」

ーー機動六課・庭ーー

「う~ん。気持ちいい!やっぱお昼寝は外だよね♪」
午後の訓練が急遽中止になった為、スバルは昼寝して過ごす事にした。
「ほんとはティアと一緒がよかったんだけど…どっかいっちゃたし…はっ!まさか…浮気!!」
何故そうなる、というか何時からお前ら付き合った。
ティアナが聞いたら間違いなく撃たれるぞ。
「冗談冗談♪」
語り手の言葉に反応するな。
「めざめをまつくに~の、むかしのはな~し」
「ん?」
突然聞こえてきた歌声にスバルは一瞬立ち尽くした。
「この歌…!」

ーー機動六課・休憩室ーー

「背負いましょう御子の、命のひかり、星になるために、生まれてはならぬ、愛するひとに、抱かれてねむれ」
他に誰もいない休憩室。
椅子に腰掛け歌っていたのは、ニナだった。
「……………この曲、歌詞は違うけど…」

ーー機動六課・庭ーー

「ささげましょう胸に♪宿るひか~り♪星になる希望♪あ~したが見える♪愛するひとよ♪まあっておくれ♪」
木々に囲まれた陽光の中、アリカは肩や手に小鳥を乗せて歌っていた。
その自然と一体化した様な姿にスバルは見とれてしまった。
そして自然とメロディを口にしてしまった。

ーー機動六課・休憩室ーー

「こころの窓に立つ、さだめの横顔」
「ーー!!」
何故この歌を口に出してしまったのか、ティアナにはわからなかった。
ただ自然と出てしまったのだ。

ーー機動六課・庭ーー

「ともしましょう夢を、守るひかり」
「え!?」
突然背後から聞こえてきた自分のよく知るメロディの全く知らない歌詞に驚くアリカ。

ーー機動六課・休憩室ーー

「星はただひとり、選べと告げる」

ーー機動六課・庭ーー

「愛するひとが、わたしを呼べばかわる」

ーー機動六課・休憩室ーー

「どうして貴女がその歌…しかも違う歌詞のものを!!」
「いや、スバルがよく歌ってるもんで…つい覚えちゃったのよ。きれいな歌だし」
頭をぽりぽりとかくティアナ。
「でもまさかこの歌に他の歌詞があるとは思わなかったわ。あいつ同じ歌詞しか歌わないし」
「そうね。わたしも他の歌詞があるとは思わなかったわ」
「その歌は、どこで覚えたの?」
「わからないわ、物心ついた時から知っているの。気にした事はなかったけど」
「ふ~ん、そう。そういえばスバルもそんな事言ってたわね」

ーー機動六課・庭ーー

「いやあ、なんでだか歌えるんだよね。ギン姉は知らないから、ほんと何時覚えたんだろう?」
アリカに歌の事を問われたスバルは頭をかきながらそう答えた。
「なんだぁ。ところでぎんねえって誰?」
「ああ、あたしの姉。今度機会があったら紹介するよ」
「わぁ♪なんか楽しみ」
「ところで、アリカはあの歌をどこで?」
「うん。ばっちゃがよく歌ってくれたんだ。星が奏でるものがたり、ていうんだって」
嬉しそうにそう語るアリカ。
余程別の歌詞を知ったのが嬉しいらしい。
それにスバルと以外な共通点があった事も嬉しい理由なのだろう。
「ねえ、アリカはどうして魔導師になったの?」
これを気にスバルはアリカにいろいろ聞いてみる事にした。
「あたしね、お母さんを探しに来たの。でも魔導師だったって事以外なにも知らなくて」
「え?顔も?」
「うん、全く。そんであたしも魔導師になればお母さんに会えるんじゃないか、そう思ってこのミットチルダにミユさんに連れて来てもらったの」
「へえ、すごいんだね」
スバルは素直に感心した。
「ところで、ミユって誰?」
「あ、よく家に来た人。ばっちゃの昔からの知り合いで。いろんな所を旅しているんだって」
「へえ、あ。じゃあお父さんは?」
「へ?」
スバルの何気ない質問にアリカは素っ頓狂な声をあげた。
(あれ?もしかして聞いちゃいけなかった?)
そう思ったスバルだったが、
「そういえば…気にした事なかったや」
というアリカの発言にずっこけた。
「…どちたの?」
「ろーもこーもれーべ」
起き上ったスバルは呆れながら、
「いや、普通気にするでしょ」
「う~ん、まあいいや。お母さんに会った時聞けば」
「……………そだね」
アリカの能天気な声にスバルは疲れた声でそう答えた。
「あ、でもね。魔導師になって夢を持ったのは、この町に来てからなんだ」
「そうなの?」
「うん。この町に来て、最初にニナちゃんに会ったんだ」

ーー機動六課・休憩室ーー

「ぞわ!」
「どうしたの?」
「いや、今アリカと初めて会った時を思い出したわ」
突然悪寒とともにアリカとの出会いを思い出したニナ。

ーー機動六課・庭ーー

「長旅で喉がカラカラだったんだけど、ニナちゃんのおかげで助かったの」

ーー機動六課・休憩室ーー

「あの時、わたしはあるオープンカフェでお父様と待ち合わせをしていたわ。そして、クリームソーダを頼んだのよ。あの日変に暑かったから」
「ああ、あったわね。記録的な蒸し暑い日が続く時が」
「頼んだものが届いたちょうどその時、お父様がこっちに向かって来るのが見えたから、わたしは立ち上がって出迎え様としたのよ。そしたら後ろからあの子が…いきなりぶつかってきたのよ」
「……………………」
「そのぶつかったショックっであたしはひっくり返ったわ。一緒にひっくり返ったはずのクリームソーダは何故か一滴もこぼれずあの子が飲んじゃったし、クリームは顔にあたるし…何より…何より……」
ぶつぶつと呟くニナはもう自分でも何を言っているのかわかっていない状態なのだろう。
だが、それ以上にニナの体から黒いオーラの様なものが出ている。
ティアナは手近にあった椅子を盾にしていた。
「ひっくり返ったわたしを、お父様は心配で駆け寄って来てくださった。だけど、ひっくり返ってたせいでわたしの…下着を…お父様に…」
ついにはごごごごごっという効果音までしてきた。
「ほんとなんなのよ!あの子は!!」
ニナは叫ぶと同時にテーブルに拳を振り下ろした。
ばごおおん
テーブルは凄い音をたてて割れた。
まっぷたつに。
「ひええええ!!」
思わず悲鳴をあげるティアナ。
先程ニナが素手で割ったテーブルはかなり頑丈ものである。
何故休憩室のテーブルが頑丈なのかは不明だが、このテーブルはとにかく頑丈である。
少なくとも、人の体よりは頑丈である。
「はー、はー、はー」
それを素手で割ったニナって一体…。

ーー機動六課・庭ーー

「……………………」
一方、アリカもアリカで不機嫌な顔をしていた。
「どうしたの?」
「ううん。すっごく嫌な奴を思い出して」
「ふうん」
(アリカがそこまで言う人なんて、一体どんな人?)
スバルのアリカのイメージは人懐っこく、真っ直ぐで、誰かの事を悪く言う子ではないというものだった。
「まあ、それは置いといて」
「置いとくんだ」
「置いとくんだよ。っで、ニナちゃんに助けてもらったから、ニナちゃんに御礼をしようとついて行ったの。人から受けた恩はちゃんと返せってばっちゃも言ってたから」
「へえ」
「でもニナちゃん、『ついて来ないで、邪魔、迷惑』って言うんだよ」
「あれ?なんか似た様な覚えが…」
「その時だったかな…大きな地震がどーんてきたの」
「ああ、あったね。そんな事」
まだ機動六課が設立する前に、クラナガンを地震が襲った。
被害は大した事はなかったがそのさい、建設中の建物が倒れたというニュースがあったのをスバルは覚えていた。
「ああ!!」
そのニュース映像を思い出した時、スバルはある事に気付いた。
むしろ何故今まで気付かなかったのか、そう自分に問い掛けた程の内容だった。
「アリカその時の事故に巻き込まれてたでしょ!ニュースの時にアリカらしい姿があったのを覚えてる、というか今思い出した!!」
「うん!いやあ、あの時はびっくりしたよ。地面がゆれたと思った瞬間、あの建物が降ってくるんだもん。でもね…そしたらその建物が急に真っ二つになったんだよ」
「………………」
信じられない事を言うアリカだったが、スバルは疑わなかった。
というか、ニュース映像に二つに斬られたビルの骨組みが映っていたからだ。
「あ。それたしか、あのシズルって人がやったんだよね?ニュースで言ってた」
そう、作りかけの骨組みだけとはいえ、降ってきたビルの一部を二つにするなどという人間離れをしたのは偶然そこにいたというシズル・ヴィオーラだった。
ちなみに関係者曰く、
「なに?建設中のビルを斬った?わたしはあいつがなのはのディバインバスターをバラバラに斬ったのを見た事があるぞ」
「御姉様に不可能はあらへんからなぁ。ビルの十や二十バラバラにするなんて朝飯前や」
との事。
「そうなんだ。あの時のシズルさんがかっこよくて、その時夢にしたんだ。シズルさんみたいな魔導師になるって」
そりゃ無理、というかやめとけマジで。
「へえ、アリカもあたしと同じなんだ。あたしも助けてもらったんだ。なのはさんに」
四年前に起きた空港火災。
その事故にスバルは巻き込まれた。
もうダメと思った。
だが、
「大丈夫だよ」
管理局のエース、高町なのはが彼女の命を救った。
「あたし、痛いのとか嫌いなんだ。自分が感じるのも、相手に感じさせるのも。だから魔法もシューティングアーツも覚えようとしなかったんだ。でも」
スバルは自分の手をじっと見て、
「あの人の様になりたい。誰かを助けれる存在になりたい。そう思ったの」
そう言った。
「怪我が治ってすぐに魔法とシューティングアーツを大急ぎで覚えたんだ」
「シューティングアーツってなに?」
「ああ、あたしやギン姉もやってる格闘技だよ。元々はお母さんがやっていたんだけど」
「へえ。そうなんだ…」
アリカが相槌をうった時だった。
ぐらぐらぐら。
「「きゃあ!?」」
突如、地震が起きた。
が、すぐに治まった。
「あ~びっくりした。そういえば、この町に来てからこれで五回目だよ~」
「最近多いんだよね。この十年で特に増えたってお父さん言ってたし…」
「……………」
「どうしたの?アリカ」
自分の顔をじっと見つめるアリカにスバルは質問をした。
「ううん。なんでもない」
「気になるよ。教えてよ」
「いや~それが…地震が起きてる間、スバルちゃんの顔がなんか変に見えたんだよね」
「なにそれ?」
「う~ん。スバルちゃんのなにが変だったのかわかんない!」
頭を抱えるアリカ。
「まあ、わかったら教えてね。それにしても…」
スバルはふと地面を見つめた。
「本当に不気味な地震だよね。まるで大地が悲鳴をあげているような…」
スバルのもらした呟きは、風の中に消えていった。

次回予告
ティアナ「あれ?地震なんてネタ、リリカルなのはにはなかったわよね?」
ニナ「ただストライカーズと舞乙HIMEのストーリーをくっつけただけじゃ見ている人はつまらないだろうって」
ティアナ「見ている人いるの?」
ニナ「さあ?でもこのネタもオリジナルじゃない所がこの駄作者らしいわ。それにしても今回の話、わたしの扱いひどくない?」
ナツキ「やはりお前だったんだな」
ニナ「は?」
ナツキ「大丈夫だニナ・ウォン。慣れれば気持ち良くなる」
ニナ「い…いやあああ!!」
ティアナ「…………(無視して)次回は…ホ…ホテル・アグスタ!!?」
ナツキ「……大丈夫だ。あれも慣れれば気持ち良くなるそうだ(フェイト談(笑))」
ティアナ「う…うそだ!!」
舞衣「あ~はいはい。ちょっといいかしら?」
ニナティア「「はい?」」
舞衣「嘘だ!!」
ニナティア「「ひいいい!!」」
舞衣「失礼したわね」
ナツキ「何しに来たんだあいつ…」

あとがき
本当になにしに来たんだろう?
ちなみに舞衣さんがやって「嘘だ」は元ネタより怖いです。
というか、舞衣とティアナが会話したら一人で会話してるようにしか聞こえませんよね…。
次回はホテル・アグスタ。
通称、魔王降臨序章(笑)
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