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まど☆マギライト4-3

まどか達は使われていない倉庫までやってきた。
しかも何時の間にやら魔女の口づけをされている人が周りからぞろぞろとやってきたからさあ大変。
「真面目に語ろうよ作者!真面目なシーンなんだから!!」
「ユウ君…誰に言っているの?」
まどかは不安そうだった。
ユウがメタ発言したというのもあるが、一番はこの倉庫内の雰囲気だった。
周りにいる暗い倉庫内だというのに人達がニヤニヤとして、かなり不気味な空気をかもしだしていた。
と、一人の男性がバケツに何かを入れ始めた。
「なにをしているの?」
「ん~、洗剤を入れているみたいだけど?」
まどかの問いにユウは近づいて確認してみた。
「さあ!素晴らしき世界へ!!」
一人がそう言うと、もう一つの洗剤を取り出した。
その時、まどかの脳裏に母から注意された事を思い出した。
洗剤には、混ぜると有毒ガスが発生する事があると…。
ユウもその事に気づき、慌てて男を止めに入る。
「やめろ!なにやっているんだ!!」
が、そこに別の誰かがユウを男から引き剥がす。
「く…え?」
てっきり魔女の口づけをされた人かと思っていたユウは、相手の顔を見て固まった。
それは、もうお馴染みとも言える戦闘員の顔だった。
「「ええーーーーーーー!!」」
「ははははは!邪魔はさせんぞ!!」
気がつくと、周囲には操られた人だけでなく戦闘員の姿まであった。
更にあのグリーフシードから産まれた怪物までいるではないか。
「ふははははは!まさか口づけもされていない者が紛れ込んでいようとわな」
「しかし、我々やグリーフモンスターがいるとは運のない奴らだ!」
口々に言う戦闘員達の言葉にユウは眉をひそめる。
「あれ?あれは使い魔獣って言うんじゃなかったけ?」
「いや、グリーフモンスターの方がかっこいいという意見でそっちになったらしい」
「そうですか…」
自分を抑えている戦闘員の言葉にユウは疲れた声を出した。
「む!?そういえば何故前の名前を知っている?」
疑問に思う戦闘員を変身したユウの肘撃ちが炸裂する。
「アウチ!」
「まどか!パス!」
まどかに洗剤入りのバケツをパスするユウ。
「わかった!」
しかし、まどかを後ろから仁美が羽交い絞めにする。
「駄目ですわ~まどかさん」
「放して!仁美ちゃん!!」
もみ合う二人。
その時、仁美の懐から掌程の大きさの円盤状のものが落ちた。
床に落ちたそれは突然光を放ち、一抱え位ある鏡になった。
「ぐあああああああ!!」
「目がああ!目がああ!!」
目をやられて苦しむ戦闘員達を見ながら、ここにリョウがいたらきっと同じ事するんだろうな~とユウは場違いな事を考えていた。
「あら…わたしは?」
仁美はぱちくりとして周りを見回す。
その隙にまどかは窓からバケツを放り出した。
ガシャーーン。
「ぎゃあ!」
悲鳴の様なものが聞こえたが、まどかは気にせず、というより気にしている暇がなかった。
「おのれ!」
怒りの声をあげる戦闘員達。
「あの~まどかさん…これは一体?」
「仁美ちゃん!元に戻ったんだね!!」
「って、まどか!喜んでいる場合じゃない!!」
ユウの言葉に後ろを振り向いたまどかが見たものは、自分に向かって槍を振り下ろすカタツムリの特徴を持ったグリーフモンスターの姿だった。
「ええええ!!!」
「あぶない!」
仁美は咄嗟に落ちていた鏡を拾ってマイマイグリーフに向けた。
すると鏡が光、マイマイグリーフは吹っ飛んだ。
「「「「「「「「「ええーーー!!なんだあの鏡!?」」」」」」」」」
戦闘員だけでなく、まどかやユウも驚いた。
「今のうちです!」
仁美の言葉に近くにあったドアに走るまどかとユウ。
が、そこには戦闘員が一人いた。
「いかせん!と、止めるという使命にかこつけての痴漢行為!!」
と叫びながら、仁美に向かって襲い掛かる。
「きゃあ!」
が、仁美の持っていた鏡でぶん殴られた。
「げふ!」
「やあ!」
更に仁美は戦闘員の腹部を思いっきりぶん殴った。
「う!」
何故か自分のお腹を押さえるまどか。
「今のうちだ!」
ユウはそう言ってドアを開け、仁美とまどかを中に入れると、自分も中に入ってドアを閉めた。
「「「ふう…」」」
もう安心と一息つく三人。
「あの…それで何故わたしはここに?」
「あのね…」
事情をあまり理解していない仁美に説明をするまどか。
それを後ろ目に、部屋の中を見回そうとしたユウは固まった。
「そんな恐ろしい事が!」
まどかから事情を聞いた仁美は恐怖の表情を浮かべる。
「でももう大丈夫だよ」
「いや…そうでもないかも」
「「え?」」
ユウの方を見た二人は彼と同じく固まる。
自分達が今いる場所がどういう場所なのかわかったから。
そこは、誰がどう見ても魔女の結界の中だった。
「「「…………」」」
三人は回れ右をしてドアから出ようとしたがその前にドアをマイマイグリーフモンスターが蹴破って入ってきた。
「………どうしよう?」
ユウはだらだらと汗をかきながら二人に問い掛ける。
「そう言われても…」
「あの…思ったんですが…魔女はどこでしょうか?」
「「え?」」
仁美の言葉に結界内を見回すが、どこを見ても魔女の姿がない。
いや、一つだけ怪しいのがあった。
結界の中心に人が入れる位でっかいダンボール箱があるのだ。
グリーフモンスターに警戒しながら、ユウは箱を開けてみた。
中には、ツインテールの少女がノートパソコンのキーボードを叩いていた。
カタカタカタカタカタカタカタカタ。
「………………」
カタカタカタカタカタカタカタカタ。
「………………」
カタカタカタカタカタカタカタカタ。
「………………」
カタカタカタカタカタカタカタカタ。
「………………」
カタカタカタ…。
「は!」
少女はユウに気づくと、顔をばっとあげた。
しばし見つめ合う二人。
ーーパタン。
ユウはダンボールの蓋を閉めるとまどかと仁美の元に戻った。
「なんもなかった」
「「………」」
そう言うユウに沈黙で返すまどかと仁美。
「ユウ君…見てる」
自分の後ろを指差すまどかの言葉にユウは後ろを(見たくはなかったが)振り向くとダンボール箱の蓋を少し開けて先程の魔女がこちらを覗いていた。
じーー。
(((見てる…)))
三人がどうしようか悩んでいると、どこからともなく片翼の天使を模した球体間接人形の様な使い魔、ダニエルとジェニファーが現れが魔女入りのダンボール箱を持ち上げ、まどか達に近づいてきた。
間近まで近づいたダンボール箱魔女はこそっとノートパソコンの画面を見せた。
ーーなんで邪魔するの?
と出ていた。
「なんでって、どうしてあなたはあんな事を!沢山の人を自殺させようと…」
まどかの言葉を聞いた魔女はすすすと箱の中に戻っていくと、またカタカタカタという音がする。
そしてまたノートパソコンの画面を出す。
ーーそれが魔女だから。
と書かれていた。
「あのさあ…自分で喋ったら?けっこうまどろっこしいじゃん…」
ユウはぽつりと呟いた。
先程「は!」と言っていた(?)事から、喋れない事はないだろう。
「「「「「「「なにを!!」」」」」」」
ユウの呟きにどこからともなく(まどか達が入ってきたドアはグリーフモンスターが蹴破った時に消滅しているので一体どこから入ってきたのか)入ってきた戦闘員達が怒りの声をあげた。
「エリー様はな…奥ゆかしい御方なのだ!」
「とっても引っ込み思案なのだ!」
「あとダンボールに入っているのは箱入り娘だからじゃないぞ!」
「筋金入りの引きこもりだからだ!」
口々にそう叫ぶ戦闘員達。
エリーと呼ばれた魔女は”筋金入りの引きこもり”と言われたのが恥ずかしかったのか、顔を引っ込め、そのまま後退(正確には彼女の入った箱を持った使い魔が、だが)した。
「よーし!やろうども!やっちまえ!!」
「「「「「「おーー!」」」」」」
戦闘員は一斉に叫ぶとマイマイグリーフモンスターを先頭にまどか達に向かって走り出した。
「げ!」
「「きゃあ!」」
悲鳴をあげるまどか達だが、唯一戦闘可能なユウが戦闘員一人程しか戦闘力がないので三人の運命はお終いとしかいえない。
が、ヒロインがピンチに駆けつけるのがヒーローというものである。
ずどおおおおおおおおおおおおおおおおおおん。
突然の爆発で結界の一部が吹っ飛ぶ。
「え?」
「?」
「なんだああああああああああああああああああああああああああ!!!!??」
思わず顔をそちらに向けるまどか達。
戦闘員達も同じく向ける。
するといくつもの弾丸が戦闘員を貫いた。
「ぎゃ!」
「ぐあ!」
「うおおおお!結局こうなるのか!」
「そんな事を言うな!こうなるのが戦闘員の宿命!」
「そうだぞ!こうやって主人公達の見せ場を作るのが俺達の存在意義じゃないか!」
「そうだったな…俺が間違ってたぜ!」
「ああ!それではみなさま!」
「「「「「「「さよなら~」」」」」」」
そう言って手を振る戦闘員達は一斉に爆発した。
ちゅどおおおおおおおおおおおおおおん!!
合唱。
「グアアアアアアアアアアアアア!!」
マイマイグリーフモンスターはそんな戦闘員達の勇姿を気にせず、爆発地点に向かうが、
「ティロ・フィナーレ!!」
必殺の一撃に粉砕された。
「まどっち!ひとみん!そしてマイブラザアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!無事かああああああああああああああああ!!」
「まどか!仁美!無事!」
「鹿目さん!志筑さん!助けに来たわ!」
「まどか、大丈夫?」
『コン参上!』
爆煙が収まると、そこにはいつもの面々(何故かさやかとリョウは普通のまま)がいたのだった。
「マミさん!さやかちゃん!ほむらちゃん!えーと、リョウ君!九尾!」
「みなさん!」
助けが来た事に喜ぶまどかと仁美だが、素直に喜べない人物が一人。
「…………なんでリョウだけしか僕の名前呼ばないの?」
ユウの問い掛けに揃って明後日の方向を向くリョウと九尾以外のメンバー。
「まあ、いいけどね…」
哀愁漂うユウだった。
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