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まど☆マギライト4-2

「ふう、すっかり遅くなっちゃった」
まどかはすっかり暗くなった空を見上げながらそう呟く。
「あれ?あれって…ユウ君?」
校門の前に佇む少年の姿にまどかは首を傾げた。
「どうしたの?」
「あ、忘れ物をして…」
と言うユウだが、まどかには自分を待っていてくれたという事がわかった。
「そうなんだ…」
が、あえて嬉しい思いを隠してそう言った。
「うふふふ」
「なに?」
「ううん、なんでもない。一緒に帰る?」
「あ、うん」
二人は並んで歩き出した。
一体わたしは何を書いているでしょうね?
歩く事しばし。
((なんか…気まずい))
二人はちょっと戸惑っていた。
(考えてみれば、二人きりなんて今までなかった様な…)
(いつもはさやかちゃんとか、リョウ君とか、ほむらちゃんがいたけど、今この場には…)
(なにか言った方がいいよな!)
(うん!なにか言うべきだよね!)
「「あの…あ!」」
全く同じタイミングで喋ってしまい、口を閉ざす思わず二人。
「まどかから…」
「ううん…ユウ君から…」
青春街道ぶっちぎりの二人だった。
『なに青春しているコン?』
「いきなり出てくんな!!」
いきなり目の前に現れた妖怪狐をユウは思いっきり蹴っ飛ばした。
が、残念それは重さ五十キロの妖弧人形だった。
「ふぁhksdjfc、xkmvsだ!!!!!????」
予想外の激痛に思わず言語崩壊を起こして跳び跳ねるユウ。
「ユウ君大丈夫?」
「RA…RAIHYOUFURAIHYOUFU」
「全然大丈夫じゃない!!」
『コン。情けないコンね。それでも男の娘コンか?』
元凶はベンチの上でポテチをかじりながらそう言ってきやがった。
つかお前男の娘って…。
「KONOYAROU…」
「あ、ちょっと戻った?」
『コーン。急に用事を思い出したとか言ってどっか行ったと思ったら、まどっちを口説こうとしていたなんて、あんたもすみに置けないコンね』
九尾の言葉に顔が赤くなるユウとまどか。
『かあ、若いっていいコンね~』
唾でも吐きそうな様子でそう言う九尾。
と、そっぽを向いた彼の目にあるものが見えた。
『コン?ひとみんじゃないかコン。こんな所でなにやっているコン?』
ひとみん?と思って九尾の見た方向を見てみた二人は、歩く仁美の姿を見つけた。
「あ、仁美ちゃんだ…」
『そうコン!この甘酸っぱい関係をもっと多くの人に知ってもらうコン』
「「やめて~!!」」
慌てて九尾を捕まえようとする二人だが、九尾はぴょんぴょん跳び跳ねて仁美の所に向かう。
『ひっとみ~ん!聞いて欲しいコ~ン☆』
「待ってやこの妖怪毛皮!!」
「誤解…でもないかも知れないけど誤解だから!!」
九尾を追い掛ける二人だが、相手は妖怪といえ狐。
その速度は本気で逃げる猫や犬を追うが如く。
人間の足で追いつくはずもない。
まあ、それは四足の話で、九尾は二足で走っているのだが。
「あれ?九尾さん…まどかさんとユウさんも」
『コン!?』
にっこりと微笑む仁美を見て驚いた様子の九尾。
「ーーどうした?」
九尾の様子に疑問を持つユウ。
「仁美ちゃん…なにしているの?」
「これから素敵な所に行くんです。そうですわ。お二方も一緒に行きましょう」
そう言ってまどかの手を取る仁美。
「………仁美?」
ユウは違和感を覚えた。
何かが違う。
そう思えてならないのだ。
『二人とも気をつけるコン。今のひとみんは死のうとしているコン』
「え?」
「は?」
九尾の言っている事が理解出来ず、首を傾げる二人。
『ひとみんの首筋を見るコン』
言われて見てみた仁美の首筋に、四角の中に羽の生えた少女の様なマークがあるの二人は見た。
「なにこれ?」
『それは魔女の口つけコン。それをつけられた者は理由なき自殺や殺人を犯すコン。ひとみんの言葉から推察するに自殺コンね』
「ちょ…それやばくね?」
『コーン!でも今ひとみんを止めるよりこのままついて行って魔女の所まで行くコン。現場の近くに魔女は必ずいるコンから』
「よし…行くよ。ユウ君」
「流石にこの状況を放っては置けないな」
九尾の説明に気を引き締める二人。
『じゃ、コンは応援を呼びに行くコン』
「待てい」
前足をあげてさっさと走り出す九尾の頭をむんずと掴むユウ。
『………なにコン?魔女が出た時二人だけで対応できるコンか?』
「「うっ…」」
九尾の言葉に呻く二人。
はっきり言おう、無理だ。
不可能だ。
奇跡も魔法もないからね。
『ほら、地の文にもしっかり言われているコンよ。じゃ、アデュー』
ユウの握力が緩んだ隙に抜け出した九尾はそう言って今度こそ走り去った。
「…………でもそれを別にしてもあいつに頼るとなんか不安なんだよな~」
それもはっきり言う。
その通りだ。
「「………」」
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