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まど☆マギライト6前

この物語には、ネタが結構使われています。
まどか☆マギカの雰囲気が壊れています。
オリジナル設定も結構あります。
そう言うのが嫌だという人は見ない方がよろしいですコン。
「「「「「「「「お前が言っているんかい!!ていうかこのくだり飽きた!!」」」」」」」」

魔法少女まどか☆マギカライト

第六話 迫る銀影との対決 前編
「「『まともなタイトルだと!!?』」」






峠道を、数台のバイクが疾走していた。
が、一台のバイクが他のバイクを次々とクラッシュに追い込む。
「ぐあ!」
「馬鹿な!峠の走り屋と言われたこの俺が」
どんな通り名だ。
「ふはははははは。温い、この程度の走りで俺を止められるものか!!」
ついにその一台だけどなった。
「つまらん。こんなものか、人間など」
『なにをしているギーゼラ』
「ん?」
突然聞こえた声に、ギーゼラはバイクのメーター部分の画面を見る。
すると画面は通信画面へと変わり、ズライカを映した。
「なんだ、ズライカか」
ギーゼラは運転中にも関わらず、画面に頬杖をついて横手を見た。
『なにをくだらん事をしている。我々の使命を忘れたか。それと運転しているのならちゃんと前を見ろ!』
と、最後はまともな事を言う。
「黙れ、俺のやる事に一々口出しをするな。例え我らが神マギカとて俺のやる事を邪魔するのならば叩き潰す!!」
『ギー』
ギーゼラは画面を思いっきり叩いて通信を切った。
「俺は誰の指図も受けん!絶対にだ!」

『ぬおおおおおお!!!!』
ズライカは力任せに目の前にいたキュゥべえを殴った。
ずごおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおん。
訂正、叩き潰した。
『一体奴はどうしたと言うのだ!?ここ最近の奴の勝手な行動は目に余り過ぎる』
「反抗期じゃないの?」
ピョートルに少女趣味の服を着せていたシャルロッテはそう言った。
『なんだと?』
聞き返すズライカだが、シャルロッテは使い魔で遊ぶのに方に専念してしまう。
『………まったく。どいつもこいつも』
ズライカは盛大なため息をついた。

『最近コンの活躍がない気がするコン』
「「むしろない方がいいだろう!!」」
九尾の発言に一斉にそう叫ぶユウとリョウ。

「はあ…」
自室のベッドの上でまどかは膝を抱えてため息をついた。
「って、もう場面切り替わるのかよ!!」
「ちょっ!おまなにやってんの!!?」
帰れ。
「ねえ、ほむらちゃん。今ユウ君とリョウ君の声がしなかった?」
『なにを言っているの?』
何となく喉の渇いたまどか部屋を出てキッチンを目指した。
「あ、ママ」
「まどかか」
リビングにはまどかの母、詢子がお酒らしきものを飲んでいた。
(まだ飲むか…)
「珍しいね。まどかがこんな時間に起きてるなんて…」
「うん…」
そこでまどかはさやかの事を相談する事にした。
「あのね…ママ」
まどかは話した、勿論魔法の事は内緒で。
詳しい内容はちゃんとしたまどか☆マギカの七話を見てくれ、一緒だから。
『なに言っちゃてるコンか!!?』
『!?』
「ーー今、九尾の声が…?」
「気のせいじゃない?」
詢子の言葉にまどかは納得した。
「まどか、あんたはいい子だよ。嘘もつかないし、迷惑も掛けない。常に正しくあろうとする。でもね、逆に正し過ぎるんだよね」
「ーー?」
「そりゃあ正しい事はいい事だけど、でも時には間違う事も大事だとあたしは思うわけ」
詢子の言葉を真剣に聞くまどかの横で、猫ほむらは天井を見上げていた。
「正し過ぎるその子の分まで、あんたが間違えてやればいい。傷の治りの早い若いうちにね」
「うん」
まどかはうなずくと部屋に戻っていった。
猫ほむらはまだ天井を見上げたままだった。
「さて」
詢子はそう言うと空になったコップを天井に向かって投げた。
『へぶるどがき!?』
ズテッと落ちてく九尾。
「人の家の天井に張り付くなっての」
『コーン。じゅんじゅんは相変わらず酷いコン。なんでまどっちみたいな子が産まれたのやら…』
「つまり立派な反面教師!」
『それ自慢にならないコンよ』
ごくごく普通に会話する二人(?)に驚く猫ほむ。
『驚いたコンか?コンとじゅんじゅんは実は知り合いコンよ』
「あんたがただの猫じゃない事には気づいてるよ。ほむら」
『………一体あなたは?』
ほむらの疑問に答えたのは九尾だった。
『コンは女の子を魔法少女に変える力がある事は知っているコンね』
「………男もいたけど」
『あれは例外コン』
「まあ簡単に言うとあたしも魔法少女だったんだよ」
『ええ!?』
詢子の言葉に驚くほむら。
『まあもう少女じゃn』
ごす。
『………痛いコン…』
「あ、そうだ。これ返すわ」
詢子はそう言うと光の灯っていないソウルジェムを九尾に放り投げた。
『コン!これは!?やっと返したコンね!じゅんじゅんのは特別製で、ちょっとやそっとじゃ作れないコンよ!!でもこれでまどっちのが作れるコンね』
「ところで九尾…、あんた気づいていたかい?」
『コン?』
「最近この見滝原の上空に妙な気配がする事を」
『あ、そういうシリアスなのはなるべく感知しない様にしているコンから』
「『しろよ』」
思わずハモッてツッコムほむらと詢子。
「ともかく、気をつけな。二人とも」
『了解したコン』
『はい』
「それと、まどかの事頼んだよ」
『はい、必ず。例え…』
「あ、ストップ」
『…?』
「言っとくけど、あんたの身を犠牲してでもってのはなしね。そういうの望む子じゃないし、sたしも嫌いだしね」
『誰かが犠牲なるなんて気分が悪くなる平和なんか駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目コンよ』
『駄目って何回言うのよ…でも、わかったわ。誰も犠牲にしません』
「よろしい」

「はあ…」
生まれたグリーフモンスター、グリーフレディバグを見つめながらゲルトルートはため息をついた。
後ろで使い魔達が心配そうに彼女を見つめた。
「最近この作業誰もしてないってどういう事ですの!?」
地団駄を踏むゲルトだったが、すぐに冷静になると生まれたばかりのモンスターに向かって、
「さあ、巴マミの首をとってくるのよ!」
と叫んだ。
『グオオオオオ!!』
ゲルトの声に従い、グリーフモンスターは道に飛び出し、
どがあん。
猛スピードで疾走するバイクに跳ね飛ばされた。
「………………」
あんまりな展開に無言で固まるゲルトルートだった。
「ん?なにか轢いたか?」
一方轢いた本人ーーギーゼラはそう呟くが、気にせずに突き進む。
「ん?」
キイイイイイイイイイイイイ。
と、しばらく走っていたギーゼラは突然バイクを急停止する。
道路にタイヤの跡を思いっきり残してバイクを停めたギーゼラは、道端に立っていた修道服の少女ーーエルザマリアを見る。
「エルザか…」
「ギーゼラ、いつまでこの様な事を?」
エルザマリアの問い掛けにギーゼラは少し考え、
「そうだな。いい加減飽きてきたから、例の魔法少女でも倒してみるか」
とんでもない事を言う。
「でも、ギーゼラはその魔法少女達の顔を知っているんですか?」
「いや、だが…」
ギーゼラはグリーフシードを取り出してそれを放り投げた。
コンコロロ、ピシバシン。
『グオオオオオン!!』
産まれたグリーフモンスターは金属の塊の様な姿のメタルグリーフだった。
「こいつを適当に暴れさせていたら出てくるだろう」
にやりと笑うギーゼラ。

「………あむ」
昼の公園で、木を背にしてスナック菓子を口に放り込む杏子。
「……あむ、ん?」
ふと視界の端に何かが止まる。
と、それがなにが理解するよりも先に、
「どわ!」
慌てて倒れ込む杏子。
と、彼女が背にしていた木に、一本の矢が深々と刺さる。
「……………?」
呆然とその矢を見つめていた杏子は、その矢に紙が結んである事に気づく。
「………矢文?」
そう思って紙を見ると、確かに矢文だった。
読んでみると、さやかからだった。
ーー今夜○×でこの前の決着を着ける為に待ってるわ☆
「…………」
ふと顔を上げると、アーチェリー用の弓を構えたままで何故かサムズアップするさやかの姿があった。
じゃっ、とポーズをした彼女はそのまま意気揚々と帰っていく。
それを見送った杏子は改めて矢の刺さった木を見る。
矢が刺さる一瞬前まで確かに杏子の頭があった所に、物凄く抉れた穴があいていた。
「って、今の普通に避け切れなかったら確実に死んでたぞゴラア!!なにが決着だ!ふざけやがって!!」
昼の公園で杏子の叫びが木霊した。

夜。
車が行き交う道路の上に掛かった歩道橋にさやかと杏子はいた。
「来たね」
「来たねじゃねえよ!てめえ!人のどたまに風穴開ける気かごらあ!」
やってきた杏子は当然ながらご立腹だった。
「あー、確かに頭を狙ったのは不味かったかなーと、うん。さやかちゃん反省」
さやか当人は真面目に言っているつもりなのだが、杏子には当然ながらそう思えなかった。
というか、書いているわたしも思えない。
「そうかい。じゃあ死にな!!」
そう言って変身する杏子。
「ふ、返り討ちにしてやるわ!」
一体その自身はどこからくるんだ?そう思うギャラリー(リョウ、仁美、九尾)だった。
「さやかちゃん!」
と、そこにまどかが猫ほむら、ユウ、マミと一緒に走ってきた。
「まどか!?…邪魔しないで!これはあたしの戦いなんだから!」
「やめてよ!こんなの絶対おかしいよ!」
「そうだぞ!またフルボコだぞ!」
「ユウ君、あなた説得する気ないでしょ…」
ユウの言葉に若干こめかみを引きつらせるが、さやかは無視してソウルジェムを取り出す。
「ーーっ!さやかちゃん、ごめん!」
まどかはそう言うとさやかのソウルジェムを奪い取り、そのまま橋の下に向かって投げた。
「あ」
ソウルジェムはそのまま丁度タイミングよくトラックの荷台に乗ってしまった。
「まどか!あんたなんて事を!」
「そうだぞまどっち!もしオリジナルと同じ設定だったらさやかは死んでたぞ!」
「「オリジナル言うな!」」
リョウのメタ発言にツッコミを入れるユウとマミ。
「あー、これで魔法は使えないね」
「くっ!」
どうしたもんかという様子の杏子の言葉にさやかは悔しそうに呻く。
「しかし、これでさやかの魔法少女としての未来は潰えたな」
「ん?」
リョウの発言に何か気になるものを感じたユウ。
「未来…。そうか」
リョウの発言にさやかは何かに気づいた様子でふっと笑う。
「未来ならもう掴んでいる」
そう言いながら右手を天に向けるさやか。
「「『まさか!?』」」
その様子に何かに気づくユウ、リョウ、九尾。
「そしてこれからも、掴み続ける!」
さやかがそう言った瞬間、彼女の掲げた手にソウルジェムが時空を越えて出現した。
「「「「「ええーー!!?」」」」」
驚く男子以外のメンバー。
「変身!」
変身したさやかはそのまま杏子に斬り掛かる。
「ちっ!」
迎え撃つ杏子。
その様子を呆然と眺めるまどかの肩にユウの手がポンと置かれた。
しばらく戦闘を続ける二人。
(こいつ!)
杏子は前回と動きの違うさやかに驚く。
前回は力任せだったさやかだが、今回は杏子の攻撃をとにかく弾く事に重点を置いたのだ。
「なるほど。無理に攻めずにとにかく相手の攻撃を防ぐ事に重点を置いた訳か」
『伸びたり、鎖状に分裂したりすると言っても槍である事には変わらないコン。最大の威力を発揮するには突くしかないコン。そしてその最大の攻撃が来た時に側面を叩けば機動はずれるコン』
「しかもマイシスターの防御力と回復力は魔法少女一だ。突き以外で戦闘不能に落とすのは難しい!」
「でも防御に徹していても、いつか押し切られませんか?」
リョウと九尾の分析に疑問の声を投げかける仁美。
「確かにな。だがマイシスターにはきっと何か策があるに決まっているじゃないか!」
リョウの言葉にさやかの動きが一瞬ピタッと止まる。
そしてだらだらと脂汗を流す。
「しまった…決め手考えるの忘れてた」
ちゅどおおおおおおおおおおおん。
さやかの言葉に盛大に吹っ飛ぶギャラリー。
「てへ☆」
可愛く舌を出すさやかに杏子は呆れた様子で、
「あんた…馬鹿だろ」
とはっきりと言った。
「なんだと!馬鹿じゃないぞ!!」
「馬鹿ね」
「馬鹿ですね」
『大馬鹿ね』
「馬鹿だ。間違いなく」
『馬鹿コンね』
「あっはっはっはっ。もう馬鹿と言うしかないじゃないか!!」
「みんな酷いよ!さやかちゃんは馬鹿じゃなくて、考えが足りないだけだよ」
「ごめんまどか。あんたのが一番傷付いた」
「………なんだかな~」
まどか達の妙な雰囲気にペースを乱された杏子はどうしたものかと頭を悩ます。
と、その時。
「危ねえ!」
と、叫んでさやかを突き飛ばす。
ちゅどどどどどどどどどどどどどん。
その一瞬後にさやかと杏子がいた場所に魔力弾が降り注いだ。
「なんだ!?」
「あ、あれ!」
まどかが指差した先に、ボロボロのレディバググリーフがいた。
「「「「「「「『『…………なんですでにボロボロ?』』」」」」」」」
疑問に思う一同だった。
「って、なんだあの怪物は!?」
『かくかくしかじかコンよ』
「なるほど」
『通じたコン!?』
「お前が驚いちゃ駄目じゃないか!!」
「なんにしても敵って事は確かだ」
「ちょっと…いい加減どいて欲しいんだけど…」
グリーフモンスターを睨む杏子の下でさやかが苦情を言う。
「あ、悪いな」
そう言って杏子はさやかの上から退く。
「さて、敵が出たなら戦うしかないじゃないか!」
リョウはそう言うと九尾の頭をガシッと掴む。
『コーン、もう少し優しく掴んで欲しいコン。HENSHIN』
「ちょっ、先に言うなよ!変身!」
毎度お馴染みの装甲に包まれるリョウ。
「よっしゃあ!俺、さん」
横手から現れたメタルグリーフに殴り飛ばされた。
「二体目!?」
「ちょっ!リョウ!?」
「退場はや!」
橋の下に落ちたリョウは道路を疾走してきた一台のバイクに跳ね飛ばされて戻ってきた。
「あべし!?」
「すげえ戻り方だな、おい」
「しかもいつの間にか結界の中だし!?」
気がつくと、周りの風景が変わっていた。
毎度の事ながらすげえ急展開だな。
と、そんな事を思うユウだった。
「でもこの結界…なにか変だわ」
「確かに」
結界の様子に異変を感じるベテラン魔法少女の二人。
「ちょっと、どういう事ですの!?どうして結界も張っていないのに結界が張ってあるんですの!?」
後ろから聞こえた声におや?と振り向けば、そこには薔薇園の魔女ゲルトルートの姿とその部下達の姿があった。
「あらあなたは…」
「お久しぶりね、巴マミ。この前のかりを返させてもらいます。おいきなさい!」
「「「「「「「覚悟しろ」」」」」」」
「ま、どうせやられるんだけどね」
「「「「「「「おいいいいいいい!!!!事実だけど言うなよおおおおお!!!!」」」」」」」
毎度お馴染み戦闘員達も出現。
更にグリーフレディバグの幼虫タイプも数体現れる。
『『『『『ギイイイ!!』』』』』
「「「「「「「って、ゲルトルート様!?なんかキャラが被ってるんですけど!!」」」」」」」
『ギイイイイイ!!』
成虫タイプがマミに襲い掛かる。
迎撃体制に入るマミ。
他の面々も戦う体制を取る。
だが怪人はマミと激突する前に突然乱入したバイク(さっきリョウを跳ねたやつ)に跳ね飛ばされた。
「またですのおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!?」
「ゲルトルート様!あれはバイクです!!」
「は?」
戦闘員の言った事が理解出来ずに眉をひそめるゲルトルート。
「見つけたぞ。見滝原の魔法少女ども」
バイクに乗っていた少女は降りるとヘルメットを取った。
「「あ」」
その顔に杏子とリョウは声をあげる。
「知り合い?」
「なに言っているんだマイブラザー!この前のゲーセンで見たじゃないか!」
「……ああ。確かエルザマリアの連れの…。って、それがなんでこんな所に!?」
「当たり前だ。ここは俺とエルザの結界だ」
「つまり、二人は」
『プリキュア!!』
「おうこの妖怪狐!人が珍しく真面目に話そうとしているのを邪魔するとは何事だ!!」
「「自覚あったんだ…」」
ギーゼラに轢かれた衝撃で合体が解けた九尾の胸倉を掴むリョウの発言に感心するさやかとユウ。
「魔女?こいつが?」
改造魔女を知らない杏子はいぶかしげにギーゼラを見る。
「俺の名は銀の魔女ギーゼラ。勝負だ、魔法少女ども!」
そう言うとまどか達を銀の剣で指すギーゼラ。
「これも神の試練なのでしょうか…」
そう言うのはいつの間にか現れたエルザマリア。
「いえ、親しくなったからこそ、わたしの救いを与えるのもまた使命…」
エルザマリアがそう言うと、彼女の背中から鼠や犬などの顔をした蛇の様な影が出現する。
「ユウさん。リョウさん。そして杏子さん。ご安心を、黒き痛みの先に真の平等なる救いがあるのです。この子達、セバスティンズの様に」
『『『…………』』』
エルザの言葉に無言に揺れる彼女の使い魔セバスティンズ。
「ええい!親しくなった相手と戦うのは心苦しいがしかたない!!もう一度行くぞ!コン畜生!!」
バッと手を伸ばすリョウだが、何時まで経ってもその手に跳び付く様子がない。
「ん?」
不審に思ったリョウが九尾の方を見ると、そこには一枚の紙の張られた九尾の身代わりぬいぐるみが置いてあった。
紙にはこう書かれていた。
ーー魔法少女まどか☆マギカ十話、十一話、十二話の放送再開を祝してのパーティに出席するコン。お土産は期待してコンね。
「ドタキャン!!!!!!!????」
「つうかなんでお前が行くんだよ!!!!!!!!!」

九尾のまさかのドタキャンにリョウとユウの叫びが木霊した。
「なんだかよくわからんが、いかせてもらう!」
「ちょ!タイム!!」
残念ながら、タイムは聞き入れなかった。
ギイイイン!!
「む!」
と、ギーゼラの刃を杏子の槍が受け止めた。
「たく、なにやってんだい?」
と、そう問い掛ける杏子に、
「いや…俺あのコン畜生がいないと戦えない…」
と答えるリョウ。
「じゃあ下がってな」
「わかった。ではお前のために素晴らしき応援歌を歌うしかないじゃないか!!」
「できれば黙ってて欲しい…」
ジト目でそう言う杏子の背後に、セバスティンズが迫る。
ざしゅざしゅざしゅ。
が、さやかにバラバラにされる。
「へえ、どういうつもりだい?あたしを助けるなんてさ」
「別にあんたを助けたつもりはないよ」
「先程まで戦っていた二人が更なる強敵の出現で共闘!これぞ王道!!」
「でも魔法少女の王道じゃないような…」
二人の姿にうんうんとうなずくリョウ。
その後ろでそう呟くまどかだった。
「ま、ともかくだ。ここは共同戦線といかないかい?」
「いいよ。これが済んだらさっきの決着つけてやるから」
「「「「「「「いや、もうついた様なもんだから」」」」」」」
「…………」
杏子+仲間内からのツッコミにマジで落ち込むさやか。
「いや、まだ着いてなかったな。うん!確かに馬鹿とツッコンだけど、あれだけでまだ決着がついたとは言えないよな!!」
半端なく落ち込むさやかに慌てて慰める杏子。
「馬鹿…そうよねー、あたしってホント馬鹿だもんね」
「いやちげーよ!馬鹿は言い過ぎだよな本当。お前は馬鹿じゃないよ!な!」
「いいよもう…慰めなくて。変に虚しくなるし…」
「ああもうめんどくさいなもう!!マミの奴はあのゲルトルートとかって奴と戦ってるし!!」
膝を抱えるさやかに頭を抱える杏子。
「はっ!」
背後に殺気を感じた杏子は慌てて跳びあがる。
「ふん!」
ギーゼラの振り下ろした剣が地面を砕く。
(こいつ、こんな細い体でなんつうパワーだ!)
「余所見とは余裕だな。佐倉杏子」
(は!あいつは!?)
杏子がさやかを見る。
今の彼女では狙い撃ちである。
「どうせ…どうせ…」
「大丈夫ですよ。今は駄目でも明日がありますよ」
エルザマリアに慰められていた。
「なに敵に慰められてんだよ、ボンクラ!!」
一方、リョウは神剣を取り出す。
「どうするんだ?」
「あの怪人二体と下っ端の相手ぐらいは俺達がしないと駄目じゃないか」
「そうね」
いつの間にか(さやかにツッコンだ時にはすでに)人間の姿に戻っているほむらはそう言って髪をかきあげる。
「雑魚は任せろ!ほむほむとマイブラザーはあの怪物二体を頼む!」
「了解よ」
「え、自分が?」
「いや、あの妖怪狐がいないとまともに戦えないし」
「それでも戦闘員達と戦うんですね?」
「ふ、なんてたって出番が欲しいじゃないか!!」
仁美の言葉に胸を張って叫ぶリョウだが、その言葉は決して胸を張れるものではなかった。
「まあ、やるけど…」
ユウはどこか諦めた様にそう言うと変身した。
「でもわたし自身それほど魔力は回復してないわよ」
ほむらの言葉にリョウはチッチッチッと指を振る。
そんなリョウを見ながら、こんな会話していてよくあの怪人達襲ってこないなあと、まどかはどうでもいい事を考えていた。
「それならいい案があるぞ。二人とも、魂の宝石を出せ」
「なんで日本語?」
「というか二人とも身体と一体化してるから取り出せないわ」
そう言って自分のソウルジェムのついた手を見せるほむら。
リョウはその手を取ると、ユウのソウルジェムに押し付けた。
「え?」
「あ?」
するとほむらの身体は光となり、ユウのソウルジェムの中に吸収される。
さらにユウの前髪に黒いメッシュが入る。
「よし、先輩でも出来たんだ!他の魔法少女でも出来ると思っていたが出来ると思っていたが、予想通りじゃないか!!」
「なるほど。番外編で判明したユウさんの力を使うんですね!」
「そうだ!これなら完全回復したほむほむ並に強いかもしれない!」
「なるほど…」
『話には聞いていたけど…』
半透明になったほむらがユウの背後に出現する。
「ユウ君、ほむら君、リョウ君、気をつけてね」
「うん…リョウ、やばくなったら助けてね」
『あなたって本当に情けないわ』
「ひとみん、まどっちを頼む」
リョウの言葉を皮切りに、怪人二体が戦闘員とゲルトルートの使い魔と共に三人(二人?)に向かって走り出した。
「ふっ!」
「はあ!」
ゲルトルートの茨の鞭を撃ち抜く。
「よくもまあこんな細いものを撃てますね…」
鞭を一振りして元に戻したゲルトルートは感心した様に言う。
「それにしてもあなた、どうしてわたしにこだわるのかしら?部下にも手出しさせようとはしないし」
「ふっ、ただこの間のかりを返したいだけですよ!!」
そう言うと鞭を一閃するゲルトルート。
マミ対ゲルトルート。
さやか対エルザマリア。
杏子対ギーゼラ。
ほむらinユウ対怪人二体。
リョウ対戦闘員達の激戦が始まった(ギャラリーまどか、仁美)
そんな事を完全に忘れた九尾はというと、
「隊長!ザエルの奴がやられました!」
「くそ!魔王軍め…なんという強さだ!」
「このままでは町が…」
『だったら戦うコン!』
「なにを言っているんだ、九尾!この戦力差では…」
『勝とうと思っちゃいけないコン!こうなったら町の人達が避難出来る位の時間を稼ぐ事に専念するンコンよ!』
「そうだな…。それくらいやらなくては、騎士団の名が泣くな…。よし!いくぞ!皆の衆!!」
「「「「「「「「おおおおおおーーーー!!!!」」」」」」」」
もう訳がわからなかった。
一体まどか達はどうなってしまうのか?
そして九尾は一体何をやっているのか?
というか帰ってくるのか?
今SS初の後半に続く。
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