エリー「エリエリ」アルベル「アルアル」ギーゼラ「ギゼギゼ」

PIXIV見てたんだけど今月号のかず☆マギに出た魔法少女について誰も触れない。
ユウリ様がいなくなったからもう誰も興味なくしたのか?
しかしついにかず☆マギに見滝原の名前が。
これは本編かおり☆マギのキャラが出る可能性が少し出てきた。
以下SS。
でも長い。
保管庫に掲載する時は分割する羽目になるな。
でも実際プレイアデス聖団が見滝原の魔法少女達と絡むとどうなるんだろ?

この物語には、ネタが結構使われています。
まどか☆マギカの雰囲気が壊れています。
オリジナル設定も結構あります。
そう言うのが嫌だという人は見ないがいいんじゃない方がいいコンよ。

魔法少女まどか☆マギカライト
第十三話 まあ、ラスボスの前には中ボス戦ですよねって話。人魚編

「先輩がシャルロッテと戦っているのと同時刻!」
「リョウさん…誰に向かって話しているんですか?」
「メタ発言だ!気にするな!!」
惑星炉に続く通路を歩くさやか達。
ここ最近ギャグ路線から外れている気がするがこのメンバーならその心配もないだろう。
「なんだとコラー!」
「落ち着くんだマイシスター!俺がいる限りそんな事にはさせん!」
「「お前がいるから言われるんだよ!!」」
さやかと杏子のツッコミにリョウは沈黙した。
「あれ?そいうえばあたし達何時杏子と仁美と合流したんだっけ?」
「どうでもいいじゃないか、そんな事!!」
「よくはないと思うぞ」
胸を張るリョウに杏子は呆れてそうツッコム。
「ていうか、自分九尾がいないから戦力外じゃね?」
「何が言いたいんだ?」
「つまり、遠巻きに応援しててもいいと言わなきゃいけないじゃないか!!」
「いや、さっき十分戦っていたでしょうが」
そんな会話をしていると一つの扉の前までやってきた四人。
「「「「…………」」」」
扉には、
   LoVE・Me・Do
   \(´3`)/
と書かれていた。
「「「…………」」」
「何故あたしを見る?」
「「「いえ、別に…」」」
「入るよ」
若干イラだった様子で扉を開けるさやか。
「ん?これは…」
開けた扉の奥から演奏が聞こえた。
「チェロかな?」
「ヴィオラじゃないか?」
「いや、コントラバスだろ?」
「いえ、普通にヴァイオリンでは?」
「そういえばコミック版だとトランペット吹いてる奴もいたよな」
「太鼓叩いている奴もいたよ」
「いや、太鼓とは呼ばないんじゃ…」
「ティンパニーというんでしたけ?」
『だがここはアニメ版に準じているからヴァイオリンだけだ』
扉の向こうの通路の終わりにあった扉の奥からそう声が聞こえた。
アニメの結界を模した室内の中心に、人魚の魔女オクタヴィア・フォン・ゼッケンドルフは座っていた。
「オクタたびびび…ええい!長い!縮めてオクタン!!」
ゴン。
さやかはリョウを殴り倒した。
「頭が痛いと言ってみる!!」
「そりゃあ殴ったからねえ」
「なるほど、そりゃあ痛いはずだ!!」
『始めるとしよう』
さやかとリョウの掛け合い漫才を無視してオクタヴィアは両手に剣を持って立ち上がった。
たいしたスルーライフ。
「ああそうしよう。予告の様にUNOはやらないけどな!!」
「悪いけど、ここの動力とめさせてもらうよ!」
「さっさと片付けんぞ!」
「行きますわ!」
戦いは始まった。
『嵐のように。愛情を込めて』
「はい?」
「え?」
「あん?」
「と?」
「と?ってなに!?と?って!!?」
オクタヴィアの言葉に疑問の声をあげるさやか達(リョウのせいで新しい疑問が生まれたが)の目の前でオクタヴィアは剣を振り上げ、無数の車輪を出現させた。
「あ。これやばい」
杏子がそう思った時にオクタヴィアの振り下ろされた剣を合図に車輪はさやか達向かった。
「「「どわわわわわ!!」」」
「あべし!」
幸い、車輪はリョウ以外にはあたらなかったが、第二弾を放つオクタヴィア。
「くっ!この…」
なんとか車輪を避けた杏子。
彼女の避けた車輪の陰からオクタヴィアが姿を現す。
「な!?」
慌てて彼女の斬撃を受け止める杏子。
ギイイイイイン。
(くっ、なんつう重い一撃だ!同じさやかとは思えないくらいだ)
そう思った杏子は距離を置くために後ろに跳ぶ。
と、オクタヴィアは自分の頭上にいくもの剣を出現させて、それが落ちてくる前にすでに持っていた二本を杏子に投げ、更に落ちてきた剣も投げる。
弾いたり避けたりして投剣をかわす杏子。
と、彼女の横手や背後から剣が飛んできた。
「な!?」
ギンギンギン。
間一髪さやかとリョウがそれを弾く事に成功。
「なんで奴以外からくるんだよ!?」
「周りを回っている車輪が弾いて杏子さんに向かって飛んだんです!」
少し離れた所にいる仁美の言葉に驚愕する杏子。
「なんだと!?…やろう、滅茶苦茶強いじぇねえか。しかも車輪の使い方が上手い」
『当然だ。十数年しか生きていない貴様らと違い、こちらは強くなる時間はいくらでもあるからな』
オクタヴィアはそう言うと車輪を召喚する。
「ええい!馬鹿の一つ覚えみたいに車輪を出しよって!」
「馬鹿のアンタには言われたくないと思うよ」
「さやかさん…そんなはっきり言わなくても…」
「そんなはっきり言われると…照れる」
「「照れるな!」」
こんな事態でもボケるリョウにさやかと杏子が平手打ちでツッコムと、車輪が彼に命中した。
「ぶご!!」
「あ、やられた」
「なんのこにしき!」
「意味わかんねえよ!!」
杏子のツッコミを背にリョウはオクタヴィアに向かって駆る。
「太刀魚おおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
「おい、待てや」
ガギイイイイイン。
『なに!?』
「見たか!俺のネタは刃をも砕く!!」
「「ネタかい!!」」
オクタヴィアの剣を砕いたリョウの発言にさっきからツッコンでばかりの杏さや。
『流石八百万の神の刀。というところか』
「俺の実力じゃないのが残念!」
オクタヴィアは車輪でリョウとさやかを牽制すると、座っていた椅子まで戻る。
「逃すか!」
ギイイイイイイイン。
すぐに追い掛けたリョウの刃を、椅子に隠してあった剣で受け止めるオクタヴィア。
ーーピシ、バキイイイイイイイン。
「へ?」
切り結んだ途端、砕けた神剣をマジマジと眺める事数分。
「折れてまったあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」
「嘘~!?」
「マジかよ!」
「この場合は砕けたが正しいのでは?」
『ほう、魔剣レヴァンテイン。いい威力だ』
オクタヴィアはそう言うと兜の奥でにやりと笑う。
『七大悪魔の一角レヴァンテインの名を持つこの魔剣の前ではさしもの八百万の神も勝てなかった様だな』
「ちょっとタイムを申し込む!」
『認めん』
タイムは認められませんでした。
リョウピンチ。
あわや真っ二つと思った矢先、
ギイイイン。
さやかが受け止めた。
『なに!?』
その事実に驚くオクタヴィア。
『馬鹿な!強度で神剣に劣る貴様の剣が何故この魔剣を受け止められた!!?』
「え?なんでだろ?」
さやか自身にもわかっていない様子。
「それは俺が説明しよう」
何故かリョウが答える。
「何故神剣が砕けたかというと、その場の流れだ!!」
「アホかあああああああああああああああ!!!!」
ぼぐう。
「げてろべす!!?」
さやかのツッコミをそなえた蹴りにリョウは壁に激突するまで吹っ飛ばされた。
『お前ら真面目にやるつもりはあるのか?』
「微妙だ!」
『そ…そうか…』
きっぱりと言われて言葉を失うオクタヴィア。
「って、さやか!お前までなに言い出すんだよ!!」
「ごめん。ともかく、いくよ。杏子!」
「ああ!」
さやかと杏子は同時にオクタヴィアに向かって駆け出す。
ちなみに仁美は壁に激突してピクリとも動かないリョウを揺さぶっていた。
ギギギギン。
「アンタに聞きたい事がある!」
『なんだ?』
激しい斬り合いをしながらオクタヴィアにたずねるさやか。
「マギカ…未来のまどかが見滝原市を破壊するって話は本当なの!?」
「さやか…お前…そういう話はエリーに会った時にするべきじゃないか?
「忘れてました」
「………」
『で?あいつが見滝原を破壊するのがどうした?』
「アンタはとめなかったの?」
『………』
「さやかさん…まともな話できたんですね
「うおおい!アンタあたしをなんだと思っていたのよ!!」
「リョウさんの女性版」
「ぐはあ!!」
即答され、思わず吐血するさやか。
杏子がコクコクうなずいているのもダメージの要因だった。
『とめる?何故だ?』
「うわ、こいつ綺麗に一連のコメディ無視してやがる!」
「なんて完璧なスルーライフ…出来ますね…」
「さっきも気になってたがスルーライフってなんだよ!!」
『世界を救うために厄災の岩を破壊する。見滝原の地中から掘り出せないものを破壊するためには町ごとするないだろう』
「そんなの間違っているよ!世界が救われるのに、見滝原に住んでる人がどうなってもいいって言うの!?アンタの友達は間違っているよ!!」
『………知らん』
「え?」
『このオクタヴィア・フォン・ゼッケンドルフの存在理由はただ一つ。あいつを、マギカを…わたしの親友を守る。ただそれだけだ。あいつのやる事も含めて。例え悪の道に進もうとも』
「そこが納得いかんざき!」
「おい、シリアスに話すんじゃなかったのかよ」
「杏子さん。魚は陸では生きていけません」
「お前、その例え酷くね?あいつギャグ挟まないと死ぬってか?」
「友達が悪い事しているならぶん殴って止めるのが筋っでもんでしょうが!!それが親友ってもんでしょうが!!」
『共に落ちてやるのが親友だ』
それで終わりとばかりに剣を振るオクタヴィア。
すると刃が分裂し、まるで蛇の様になってさやかに襲い掛かった。
「やっぱり連結刃かい!!」
名前から予想していた(何故かは不明だが)さやかはその攻撃を避けながら叫ぶ。
『レヴァンテイン。七大悪魔の一角。司る大罪は、嫉妬』
オクタヴィアは左手にも剣を生成し、さらに空中に車輪を大量に創ると、それを連結刃で弾きまくった。
「「どわわわわわ!!」」
「きゃあ!」
「ぎゃあああああああ!!」
一見デタラメだが、正確にさやか達を狙って車輪を飛ばすオクタヴィア。
なんかもう、滅茶苦茶強くネ?
「なによこれ!今までの奴らより強いじゃない!!」
「技量半端ねえな!」
「相当練習したのでしょう…きっと大道芸をしたら稼げますわ」
「いや、どうでもいいから!!」
ズレた発言をする仁美にツッコンだ杏子とオクタヴィアとの間に車輪が入る。
その時、言い知れぬ予感がした杏子は慌てて跳び退くと、車輪を突き破ってレヴァンテインの連結刃による”突き”が現れた。
「っくそ!車輪を攻撃兼眼くらましに使う。結構上手いじゃないか」
「関心している場合!?」
「だってよ、こいつ結構強いんだぜ?」
「何故これだけ…」
『よく言うだろ。人は守るものがある時強くなると。わたしは魔女だが』
「そいうの正義側のセリフなんじゃ…」
「いえ、守りたいという思いに悪も正義もないと思います」
さやかの呟きに仁美がそう言うと、何故か光が発生した。
「守りたいものか…」
そう言うと立ち上がるリョウ。
その姿にさやかと杏子は、あ、またこいつ電波拾ったな。と思った。
「ならば俺も強くなくちゃいけねえな」
リョウの周りに神剣の破片が光ながら舞い上がる。
と、そこに無数の車輪が襲い掛かる。
ドガガガガガガガ。
「ちょっと!なんか覚醒している最中の主人公攻撃するってどういう事!?空気読みなさいよ!」
「しかも普通こういう場合喰らった方は無事なのに思いっきり喰らったぞあいつ」
「流石リョウさんですね…」
ーーなにが?
そう思うさやかと杏子の前でよろよろっと立ち上がるリョウ。
『強くなくては、そう言ったな。ならお前の守りたいものはなんだ?見滝原か?』
「俺の守りたいものは、今俺の目の前にあるだろうが」
普通なら立てないほどの攻撃を喰らったものとは思えない笑顔をすると、リョウは片手を頭上に上げる。
「だが俺は非力だ!なんの力もないただボケるだけの男だ!!」
「リョウ…自覚あったんだ
「おおおい!たぶんいいシーンなんだからそういう事いうなよ!!」
「でも杏子さんも思ったんじゃありません?」
「だからお前の力が必要だ!だから来い!コンドル妖怪!
さやか達の言葉は聞こえなかったのか、構わず手を握りしめるリョウ。
すると、リョウに一条の光が射し、その手に神剣が出現する。
『コンドルウェーイ!冥界の狭間から、コン参上!!』
そして懐かしささえ感じさせる間の抜けた声とともに光の射す方向から九尾が舞い降りた。
と、同時にさやかと杏子が投げた剣と槍が直撃してそのまま吹っ飛んだ。
『のむらちゃべし!!』
「って、なにやっちゃってんの!?」
「「いや、なんとなく…」」
「これからかっこよく変身なのに、敵にじゃなくて味方に妨害受けるとはこれいかに!!」
文句をつけると九尾を拾いにいくリョウ。
「ま、気持ちはわかるがな」
バンバンと、滅茶苦茶力を込めて九尾の埃を叩いて払う。
『ちょ…滅茶苦茶痛いコンよ!!』
「うるせえ!今までどこ歩いてた!?ともかく中ボス戦だ!気合入れていくぜ!!俺、変身!!」
『コーン。それはもう新幹線の如くマッハでいくコンよ!!HENSHIN』
リョウの全身を包む装甲となる九尾。
だが、変身プロセスがいつもと違った。
炎の様なものがリョウの全身を包み込み、黄金色の装甲となったのだ。
「え?いきなりゴールドモード?」
『おひょひょひょひょ。冥界の狭間で鬼達との壮絶な戦いで神器の力なくてもゴールドモードになれるようになったコンよ~』
「お前マジで今までなにやってたんだよ…」
『一気にいくコンよ!』
気になる事はあったが、とりあえずオクタヴィアに向かって駆け出すリョウ。
オクタヴィアは物凄い数の車輪を向けるが、全て神剣で切り払らわれる。
『ーーむ!』
そしてオクタヴィアと切り結ぶ。
「おラオらおらおらおらおらおらおらおら!!」
リョウと激しい斬撃の応酬をしばし繰り広げると、オクタヴィアは後ろに跳んで距離を取ると、鎧の部分が弾け飛ぶ。
「キャストオフだと!?」
『オクタンはマスクドライダーだったコンか!?』
「オクタン言うな!」
驚くリョウと九尾と叫ぶさやか。
「それにしても、見れば見るほどさやかと同じ顔だな。違いは髪の長さくらいか…」
『おひょひょひょひょ。長い髪も結構似合っているコンね~』
「アンタにほめられてもうれしくね~」
オクタヴィアが剣を振り上げると、無数の車輪が出現して部屋中を回り始める。
オクタヴィアは跳び上がると、その一つを蹴ってリョウに一気に斬り掛かった。
「うを!」
「でえええい!」
さやかがリョウの援護に入るとオクタヴィアはまた跳んで車輪の上に乗る。
「くそ~。あの車輪を足場にして立体的な攻撃をする気だな~」
悔しそうに言うさやか。
するとリョウが、
「秘儀、剣士にあるまじきミサイル攻撃~」
と言うと、いきなり両肩の装甲が開いて中からミサイルランチャーが出現した。
「「って、おおい!!」」
物理的にどうやって入っていたかは考えない方がいい。
とにかくツッコミ満載のそれで車輪を全て撃破するリョウ。
「ふははははははは。俺の行く道を邪魔するものは全て粉砕するのみ!!」
『おひょひょひょひょひょ!!』
「はい、そこの変態二名~変なスイッチ入れない」
「撃って撃って撃ちまくれ~」
と、調子に乗っているリョウの背後から、
「死ね」
オクタヴィアが斬り掛かった。
ギイイイイン。
「たく、注意しろよな。あと、あたしに当たりかけたぞ
「そういえば仁美は大丈夫かな~」
『神鏡持っているから大丈夫コンよ』
「ああ、すっかり忘れてた。あったね、そんな存在」
「ちっ」
杏子に攻撃を防がれたオクタヴィアは舌打ちをすると距離を取る。
「こっちは三人いるんだよ!仁美も入れたらよ・に・ん♪」
そこを攻撃するさやか。
「いくぞ杏子!それはもう戦隊ヒーローの如くみんなでフルボコにしようじゃないか!!」
「言ってる事は間違ってないけど、主人公サイドとして間違っている気がするんだけどさあ…」
と、言いつつ巨大槍を出現させるとその上に乗る杏子。
「くそ!」
切り結んでいるさやかを蹴飛ばすと、かわそうとしたところ、仁美の投げた神鏡でバランスを崩す。
「いっけええええええええええええ!!」
「ぐああ!!」
そこに巨大槍の攻撃をまともに受け悲鳴をあげるオクタヴィア。
「いくよ!リョウ!!」
「おう!俺は最初からハイテンションだぜ!!!!」
「知ってる」
よろめくオクタヴィアに二人は剣(リョウは刀だが)を構える。
「ファイナルザンバット・斬!!」
「ロイヤルストレートフラッシュ!!」
さやかの剣から赤い斬撃波が、リョウの刀からカードの道を通る黄金色の斬撃波がオクタヴィアを目指す。
ふと仁美はこの光景を前に見た気がした。
「ああ、そうですわ。お二人が初めて戦ったに、確かあの時はお二人の攻撃が互いのに命中して」
ぽあきいいいいいいん。
「そうそう、こんな感じに消滅を…って、ええええ!!」
「「『またですかあああああああああああ!!!??』」」
「なあ、お前ら…マジでなにやってんだよ!!
頭にでっかい怒りマークを作る杏子。
心中お察しします。
「がああああああああああ!!」
と、そこに好機とばかりにオクタヴィアが斬り掛かる。
「うを!あぶね!!」
よける杏子。
オクタヴィアの剣は床を思いっきり叩いた。
「あ、やな予感」
『コンもコン』
「え?なんですか?」
杏子と九尾の様子に疑問を持つ仁美。
その疑問はすぐに解決した。
何故なら床にひびが入って壊れ出したからだ。
「きゃあ!」
「仁美!」
「『やっぱり!!』」
「あー、なると思ったんだよな~。本編でもあったネタだし」
「ネタ言うな!!」
まっ逆さまに落ちる中、腕を組んで悟った様な表情でそう語る杏子と文句を言うさやか。
落ちた先はもう一つの劇場、ではなく円柱型の巨大な魔力炉だった。
ごううん、ごううん、ごううん、と音をたてて動いています。
「これが…」
『惑星炉コンね。これを破壊するればラスボスへの道が開くコン』
「よーし、さっそくやろうじゃないか!それはもう怪獣映画に出てくる建物の如く!!」
「また訳の分からん事を…」
「それより先程の魔女…未来のさやかさんはどこに?」
「ん?」
仁美の言葉に辺りを見回す三人と一…一個?
『個数で表すコンか!?』
「少なくとも、今のアンタは生き物じゃないね」
「どう見ても鎧だよな」
「金ぴかですわ」
「むしろお前生き物なのか?」
とまあ、九尾に対して今更感が強い会話をするさやか達。
と、周りの明かりが暗くなる。
「ん?停電か?」
「いや、ここエネルギー炉だろ。なんでそんな場所が停電するんだよ?」
「魔力炉は動いているよね」
「配線が切れたのではないでしょうか?」
「って、アレを見て!」
「なんだ!?」
突然さやかが指差した先、魔力炉の上を見る杏子。
「言ってみただけ」
「さやかさん…」
「いや、本当になんかいるぞ!」
「ええ!?」
見ると魔力炉の上でオクタヴィアがなにかをしていた。
「なにしているんだ?」
『魔力炉の魔力を自身に吸収しているように見えるコン』
「ああ、だからここの灯りが暗くなったんですね」
「って、やばくない?」
小首を傾げてそういうさやかの言葉に全員はっとする。
「おおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」
オクタヴィアは巨大な魔力を纏ったレヴァンテインを振り下ろす。
「ちょ…」
ズガアアアアアアアアアアアアアアアアン。

「なに、今の震動?」
オクタヴィアの攻撃の余波に驚くまどか。
「とにかく、早く巴さんを捜そう」
「そうだね」
彼女達は補助魔力炉・天王炉を止めて本体部分に戻ってきたところだった。
「それにしても、ワルプルギスナハトっていなかったんだけど…」
『たぶん自分の持ち場を離れているんでしょ。あの娘はじっとしている事がないから』
「それって駄目なんじゃ…」
エイミーの言葉にユウがそう言った時、
ばこん。
突然彼の踏んだ地面が崩れた。
「あ?」
「い?」
「う?」
『え?』
(あ、”お”がいない)
そう思いながらユウは暗い穴に向かってまっ逆さまに落ちていった。
「ウソダドンドゴドーン」
かくしてユウは暗い穴に消えた。
それにしても、よく落ちる奴だ。
しかし、彼の不運はこれで終わりではなかった。
なんと彼が落ちたすぐ後に穴が崩れて塞がっり、まどか達が助けにいけない状態になったのだ。

一方その頃。
海王炉はオクタヴィアの一撃で壊滅的打撃を受けた。
「アンタなんて事してくれんのよ!」
「つうか、本来守るはずの場所壊してどうすんだよ」
さやかと杏子の言葉にオクタヴィアは含み笑いをし、
「良く考えたら、この魔力炉を守りきれなくとも我々の勝利は揺るがない。マギカが、あいつには絶対に勝てないからな!」
「そんなに強いの?」
「というよりなにをやっても受け付けん」
「ザナッファーかよ!」
「だが、いくら無敵の存在とはいえ掃除するゴミは少ない方がいいだろう。だから魔力炉もろとも道連れにする事にした」
わからなかった人のために分かりやすい説明。
マギカは無敵だけど、敵と戦うのは面倒だろうからこの魔力炉もろとも死んで。
「「「わかりやす!」」」
「地の文にむかって叫んでいる場合じゃありません!今すぐ脱出しないと!!」
「はっ、それもそうだと言うしかないじゃないか!!逃げるぞ!!」
「逃がすと思うか?」
オクタヴィアはそう言うと車輪を大量に召喚する。
と、リョウがそれが放つ前に攻撃した。
「いけ!ここは俺が食い止める!!」
「食い止めるって、リョウはどうするのさ!?」
「俺は大丈夫だ!!」
「根拠は!?」
「さあ?」
「ちょっと待て!さあ?ってなにさあ?って!!”ない”ならわかるけどさあ!!」
「落ち着けさやか。ここはあいつの判断が正しい。このまま全滅する訳にはいかねえだろ」
「だけど…」
「大丈夫ですわさやかさん。九尾さんがついているリョウさんならきっとご都合的な展開が発生して助かりますわ
「なるほど!」
「なるほどじゃねえ!そんな理由で納得するな!!」
「リョウ!必ず来なさいよ!!こなかった承知しないからね!!」
「ああ!俺は約束は必ず守る男だったいいな!!」
「なんだそりゃ!?ともかく、来なさいよ!!」
「リョウさん、信じていますからね」
「リョウ!あいつらを泣かすなよ」
さやか、仁美、杏子は崩れる惑星炉を後にした。
『誰もコンの事心配してくれねえ!!』
「語尾忘れてるぞ。ともかく、ここが正念場だ!!いくぜ、九尾!!」
『コーン!こうなりゃやけくそコンよ!!』
「ほざけえ!!」
崩れる惑星炉の中、リョウとオクタヴィアは一気にぶつかった。
スポンサーサイト

コメント

非公開コメント

プロフィール

イノヨコウ

Author:イノヨコウ
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
FC2カウンター
プロフィール

イノヨコウ

Author:イノヨコウ
FC2ブログへようこそ!

検索フォーム
カテゴリ
リンク
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR