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まど☆マギライト2-4

「冥土の土産にいくつか聞かせてもらえないかしら?」
苦しそうに呻きながら、マミはそうゲルトルートに聞いた。
「なんでしょう?」
「あなたは何者?それと、あの怪物は?」
マミは視線をリョウと戦う蜘蛛怪人を再び見た。
「なんてこった!先輩のピンチにさっそうと駆けつけたいのにこの怪物以外と強い!」
『コンドルウェーイ!』
「わたくしは魔女。薔薇園の魔女ゲルトルート」
「魔女!?そんなはずは…」
「驚かれるのも無理はないでしょうね。あなたの知る魔女は異形の姿をした怪物…ですが、我々は人であった頃の姿と記憶を取り戻し、ただの魔女だった頃には比べ物にならない力を得たのですよ」
「アランカルか!」
『コーン!グリムジョーの出番はもうないコンかね~』
「あんたら実は余裕でしょ?」
さやかも加わり、蜘蛛怪人を徐々に押し始めるリョウ。
妙な事を口走るリョウになんだあいつ的な視線を向けるゲルトルート。
「それで、あの怪物は?」
「あれはグリーフシードから生み出した使い魔獣です。これもこの姿をくださった方の考案なんですよ」
「グリーフシードで…」
「さて、もうよろしいでしょう。あなたのご冥福を祈らせてもらいますよ」
そう言うとゲルトルートは鞭を槍状にしてマミに向けた。
「そうね。祈る事にするわ」
マミはため息混じりにそう言うと、
「あなたの冥福を」
と言った。
「ーー!!?」
マミの横たわる地面、ゲルトルートの足元から黄色いリボンが現れ、彼女の身体を縛り上げた。
「な!」
突然の事態に対処が取れずがんじがらめにされるゲルトルート。
「ふう、おかげでいろいろわかったわ。お礼を言わなきゃね」
「あなた!最初から!!」
「ええ…そうよ。ティロ・フィナーレ」
マミはそう言いながら大砲サイズの銃を蜘蛛怪人にぶっぱなす。
「ーーぐぎゃあ!!」
蜘蛛怪人は爆発、消滅した。
「さて、次はあなたの番ね」
そう微笑みながら言うマミにユウは、
「先輩、正直怖いです…」
と感想を述べた。
「そ…そうかしら?」
率直な感想にちょっと傷付くマミ。
と、その隙にアンソニーがゲルトルートを拘束するリボンを切ってしまう。
「ーー!」
慌てて飛んできた茨の鞭を避けるマミ。
ちなみにゲルトルートの鞭はマミの大砲を跳ね飛ばし、それがさやかとリョウに直撃したりするが、誰も気づいていない。
「ゆるしませんわ…生きたまま薔薇園に埋めて肥料にしてさしあげますわ!!」
「本気って訳ね…」
ゲルトルートの怒りの声にマミは気を引き締める。
一方、まどか達はというと。
「ねえ、マミさんが危ないよ!」
「しかし、わたし達にどうしろと…」
「ぶっちゃけ自分達に出来る事ないもんね…」
茨の檻は消え自由にはなったものの、ゲルトルートの魔女形態を見たまどかがマミを心配して逃げずにしているので動く事も出来ずにいた。
「仕方ないですね…暁美さん、なにか手はないですか?」
『え?そうね…』
仁美に振られ、驚いたほむらは少し考え、一部の人からホムスピナーと呼ばれている円盤上の盾を出現させた。
どうやら猫の姿でも出すだけなら出せるらしい。
『ええと…』
ごそごそとホムスピナーに頭を突っ込む猫ほむら。
『あ、あったわ』
そう言って彼女が取り出したのは小型の対戦車砲だった。
「「「……………」」」
魔法少女の”ま”の字もないそれに沈黙する三人だが、背に腹は変えられないと思い、使う事にした。
構えるのは魔法少女に変身していて、一番力があるユウ。
狙いを定めるのは仁美。
まどかは見ているだけ。
「狙いよしです!」
「まあ、あれだけでかいんだ。外し様がないでしょ」
そう思ってユウは引き金を引いた。
ばしゅううん。
発射されたのだが、それと同時にマミとゲルトルートが動いた。
マミは両手に持った銃をゲルトルートに向け、ゲルトルートも顔を形成している茨の鞭をマミに伸ばそうとする。
が、突然飛んでいった弾に目を奪われる。
「へ?」
『は?』
「あー!外した!!」
「いきなる動くとわ!」
「そんな!」
『運がないわね』
「あの子達…」
援護してくれた事に嬉しくも思う反面、何故と逃げていないのかとムッとくるマミだったが、ゲルトルートはそれどころではなかった。
弾が飛んでいった先は、彼女が先程いた空間の奥、彼女が大切にしている薔薇がある場所なのだ。
ちゅどーん。
『きゃあああああああああああああ!!!!』
ゲルトルートはもうマミ達の事など無視して、薔薇の様子を見に行く。
元の人間の姿に戻ったゲルトの見たものは、なんとか無事だった薔薇の姿だった。
「ほ…よかったわ。わたしの大切な薔薇…」
安堵の表情で薔薇に近づくゲルトだったが、それが間違いだった。
対戦車砲の弾は薔薇のある空間にいくつかあるギリシャの柱一本に命中していたのだが、その一本はゆっくりと倒れ始めていた。
そう、薔薇に手を伸ばすゲルトに。
ゲルトルートを追ってきたマミが見たものは、柱に潰されている彼女の姿だった。
「く…お、おのれ!」
ゲルトルートは柱の下から脱出すると、マミに怒りの視線を向ける。
「いや、わたしに言われても…」
『ゲルト…』
「おのれ、貴様らもう生かしては帰さん!」
『ゲルトってば…』
「なんだ!」
完全に言動が変わっているゲルトルートはさっきから話し掛けてくる白い生物に顔を向けた。
『あのね…』
生物は何かを口にしようとした瞬間、ゲルトの鞭で真っ二つになった。
『ひどいな~、いくら身体がいくつもあるって言っても、こう簡単に潰されると困るんだよ』
真っ二つになった白い生き物と同じ生き物が現れ、なんとその二つになった方の身体を食べ始めた。
『げっぷ。勿体無いじゃないか』
「何か用ですか?キュゥべえ」
言葉遣いが少し戻るゲルト。
『うん。すぐ戻る様にって、”彼女”から』
「ーー!っち」
キュゥべえの言葉にゲルトルートは舌打ちすると、
「あなた、名前は?」
とマミに名前を聞いた。
「巴マミ」
「覚えておきますわ。巴さん」
そう言うと、周りの風景が消え、元の風景に戻った。
「逃げられたわね…」
マミはそう言うと、紅茶を一杯飲んだ。
「マミさん!マミさん!」
「あら、鹿目さん。大丈夫だった?」
「いえ…わたしは大丈夫なんですけど…」
そう言うまどかはどこか困った顔である地点に視線を向けた。
「生きてるか~!」
「さやかさん!リョウさん!大丈夫ですか!?」
『不運ね』
『がっくりしろコン』
「「『がっくりさせてどうする!!そして何故お前は無事なんだよ!!』」」
そこにはティロ・フィナーレ用の大砲に潰されたままのさやかとリョウの姿と、何故か一緒に潰されたはずなのに無事な九尾の姿があった。
「「……………」」
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