まど☆マギライト2-3

「ば…馬鹿な…これだけ人数がいて…」
「って、もう全滅してんのかよ!!」
『巴マミが紅茶を飲んでいる間に何が!?』
ツッコミ組みがツッコンで、戦闘は終結した。
「ふ…またつまらんものを切ってしまった」
そう言いながら剣を振るさやかの手から、剣がすっぽ抜け、
「あべし!」
リョウに直撃した。
『痛いコンよ!』
「なにやってんの~!!」
「いや~ごめんごめん」
さやかが謝りながらリョウに近づくと、彼女の足元に何かが刺さった。
「ーー?」
疑問に思って見下ろしたさやかの目に、上下が尖った金具に入った黒い宝石が見えた。
「なにこれ?ソウルジェムに似てるけど…?」
さやかが疑問に口にした瞬間、宝石は黒い光を放ち、中からあの時の怪物現れた。
「ーーな!」
あわややられると思った瞬間、さやかは常識外れの反射神経で後方に跳び、怪物の攻撃をかわした。
「あら残念♪」
そう言いながら一人の少女が歩いてきた。
背後には先程の怪物と同じものといくつもの目玉のある幽霊の様なものがいる。
ちなみにやっぱり髭がある。
「誰よあんた?」
さやかの質問に彼女より少し上くらいの年の少女は、
「わたくし、薔薇園の魔女ゲルトルート。こっちの素敵なお髭は造園の使い魔アンソニー」
魔女に紹介されたあの綿頭はピッと敬礼をする。
「こっちの素晴らしいお髭は警戒の使い魔アーデルベルト。あれ?どっちもよいお髭でしたね」
ふざけているのか真面目なのか、ゲルトルートは愉快そうにそう笑う。
「さて、あなた達には…」
「「スラーーーーシュ!!」」
ゲルトルートの言葉を遮って、さやかとリョウはいきなりかました。
「おいいいいいいいいいいいいいい!!!なんかボスっぽい人のセリフ遮るなよおおおおおおおお!!」
「なにを言うかマイブラザー!敵役がやったら問題だが俺達は主人公だから無問題だ!!」
「いや~敵ぽかったから別にいいかな~て。てへ☆」
訳のわからん言い訳を言うリョウとペコちゃん風に可愛く言うさやか。
「いや、主人公サイドならなおの事駄目だろ!」
はいその通り。
あとリョウ、お前主人公じゃない。
「その程度ですか?」
「え?」
そう声が聞こえた時、
ぶしゃあ。
さやかの胸をゲルトルートの腕が貫いた。
「さやかちゃん!?」
腕を引き抜くと、ゲルトルートはさやかの身体を蹴り飛ばす。
そこに慌てて駆け寄るまどかと仁美。
「さやかちゃん!さやかちゃん!?」
声を掛けるまどかに対しさやかは自分の傷に手を当てて、
「な…なんじゃこりゃあ!!………がく」
と言って倒れた。
「さやかちゃああああああああああああああああああああん!!!!」
「さやかさん!!」
『なぜかしら?何故か彼女が大丈夫な気がする…』
泣き叫ぶまどかと仁美を見ながら呟くほむら。
たぶん彼女が正しい。
『GUUUUUUUUUUUUUUUUU』
獣のうめき声がしたと思うと、あの怪物から中から何かが出ようとしていた。
「なんだ!?」
『コーン!脱皮したコン!!』
「あれが成体って奴か!!」
中から出てきた蜘蛛の特徴を持つ怪物はリョウに襲い掛かった。
「俺かよ!」
「さて、次はあなたが相手ですね」
ゲルトルートはそう言うとユウに向かって歩き出した。
「え?いや、自分非戦闘員ですので…」
「あら?魔法少女がなにを言うのかしら?情けない後輩だこと」
ゲルトルートは茨の鞭を振り上げた。
ドン。
が、茨の鞭と使い魔二体の頭が撃ち抜かれる。
「きゃあ!アンソニー!アーデルベルト!あれ?アントニーだったかしら?どっちもいいわ!何者!?」
軽く混乱しているゲルトルートの誰何の声に現れたのはみんなのお姉さん、巴マミだった。
「マミさん!」
「みんな、大丈夫だった?」
「はい大丈夫です!」
そう元気よく答えるさやか。
「って、ええええええ!!なんでええええええ!!」
「ふっ、まどかよ。正義の味方のさやかちゃんはあの程度のダメージではビクともしないのだ!!」
マジで大丈夫そうだった。
「おお!マミ先輩の登場じゃないか!!」
『コン!メールしといて正解だったコン』
「メールかい!!」
「今度から電話にしてちょうだい。気づくのが遅れたから」
九尾の言葉にマミは疲れた声を出しながらリョウが相手をしている蜘蛛の怪人を見つめていた。
「まあいいでしょう。あなたの方が楽しい相手になりそうですしね」
ゲルトルートはそう言うと、マミに襲い掛かった。
「しゃあ!」
再生した鞭での攻撃を持っていたマスケット銃で受け止めるマミだが、受けきれずに吹っ飛ばされる。
「きゃあ!」
「マミさん!?」
「あれ、やばくね?」
「まどかさん、ユウさん。逃げましょう!わたし達がいてもマミさん達の邪魔になるだけです!」
「え…でも仁美ちゃん…」
『わたしも同感だわ』
仁美の意見に賛同するほむらだが、
「逃がしませんよ」
ゲルトルートの言葉と同時に地面から茨の鞭が生え、まどか達を閉じ込める檻に変化した。
「ええ!」
「まじっすか!」
「そんな!」
『しまった!』
「あなた達にはわたくしの薔薇の養分になっていただくのですから」
ゲルトルートはそう言うと自分の足元に倒れるマミに視線を向けた。
「さて、あなたはどうしてくれましょうか?」
そう言ってゲルトルートはにやりと笑った。
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