SS保管所

このブログは主に舞ーHiMEプロジェクト、魔法少女リリカルなのはシリーズ、マギカ☆シリーズ、仮面ライダーシリーズなどの二次創作SSを書いています。pixivでは絵も書いています。
また説明にも書きましたがリンクフリーダム。感想もどんどんください。
現在Yahooブログをどうするか思案中でこちらのアドバイスもください。

続きは保管庫となっていますがブログに掲載した時と内容が変化、または修正してあるものもあります。
これを作るためにこのブログが設立される以前の日付の記事が出来てしまいました。
本当に一番古い記事は2010年の4月30のですのです。念の為。

ついでに絵も乗せときます。薔薇園の魔女

保管所の最終更新は2013年09月24日

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仮面ライダー1号観ました


ーージュウオウジャー
アザルドが卑怯って…なんかあったか?
タスク、人間社会に適応しているな。
あとアムも。
しかしジニス、椅子に座っているのかと思ったらあれ体の一部なんだ。
つか唐突に出てきたな、ゴースト。

ーー仮面ライダー
ヤマアラシロイド…怪しいぞ、あれ。
タケル、ショッカー
武器がまた出た。
便利だな。
つかアラン、自分が追われる原因が兄だと気づいてないのか。
大帝、やっぱり生きていたのね。
アランとはあのまま仲良くなるのかと思ったらまだ一波乱あるのかい。

ーー遊戯王
イエーガーが出たーーーーーー!!!!!
あと遊矢がジャックに勝った。
しかしよくわからんうちにシティがひとつになったな。
ロジェVS赤羽社長とは予想外。
ロジェは結局古代の機械なのね。

続きは映画の感想です。
ネタバレあるので注意。


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保管庫更新しました

第一回番外編追加。


「僕が奴を操っている本体を探す!みんなは援護をお願い!」
ユーノはなのは達に向かって指示する。
「了解!」
「任せろ!」
答える幼馴染達の言葉にユーノはつい笑みをこぼす。
「一般人である君に頼むのは悪いけど…君にも援護を頼みたい」
ユーノはさやかに頼む。
「当たり前じゃないですか!ああいう悪人をこの見滝原の魔法少女さやかちゃんは許しちゃおきませんよ!」
さやかは剣を構えながら答えた。
「これは心強いね。君達は僕のそばに!検索をかけながら防御くらいは出来るから!」
魔法少女?と思いながらもユーノは今度は仁美とリョウに声を掛ける。
仁美は素直にはいと言うが、リョウは、
「残念だが辞退させてもらおう」
と言った。
「え?」
「何故なら俺は愛の為に戦う戦士だからだ。この戦いを!愛の為に捧げる!」
リョウは腕をあげてそう叫んだ。
『誰に捧げるのだ?』
「え?」
まさかヘルディアルにツッコまれるとは思っていなかったリョウは一瞬固まった。
てっきりさやかか仁美がツッコムものと思っていたからだ。
もしツッコまれればお前の為とか言うつもりだったのだが…。
なのはやヴィータ、ギャグでユーノや九尾に言う気はあったが、流石にミイラに言う気はなかった。
「えーと…」
少し考えたリョウの出した結論は、
「杏子に捧げる!」
と叫んでしまった。
『「「まだ本編に出てない」」コン』
ライトメンバーに一斉にツッコまれたリョウは、
「ええい!お前のせいで余計なメタ発言をしてしまったじゃないか!」
ビシッとヘルディアルを指差してそう叫んだ。
『それはすまんな』
「謝るな!こっちが悪いみたいじゃないか!!」
『ならどうしろと…』
「来い!妖怪狐!!」
と叫んだ。
『コーン。踏まれてて動けないコンよ』
「ええい軟弱な事言うな!大体こうなったのもお前が石棺の蓋開けたのが原因だろうが!!」
『なに言っているコン!そんなの濡れ衣コンよ!!』
リョウの言葉に心外だと怒る九尾だが、生憎とユーノも同意見だった。
「では数の暴力の体現。多数決で決めようではないか!この妖怪のせいだと思う者は挙手!!」
リョウの言葉に、さやか、仁美、なのは、ユーノ、ヴィータ、ヘルディアル、石像全部。
要するに、九尾以外の全員が手をあげていた。
「決まりだな」
『オンドゥルギッタンディスカーーーーーーーーーー!!』
「つうか敵があげている時点で確定じゃないか!!」
『コーン!ショックコン!ならこの場で一番活躍して、汚名を返却コン!!』
リョウのあげた腕に、何時の間に脱出したのか飛びつく九尾。
「誰にだよ!まあいい、行くぜ!変身!」
『HENSHIN』
リョウの九尾が変形した全身を銅色の装甲が包み込む。
さやかが彼の隣りに移動すると、二人は剣を(リョウは刀だが)ヘルディアルに向け(簡単に言えば、五話のさやかの変身ポーズ。リョウは逆バージョン)をして、
「「振り切るぜ!!」」
と二人同時に何故か照井刑事のセリフを叫んだ。
九尾とリョウの変身に驚くなのはとユーノ。
たがヴィータはというと。
「今のって変身じゃなくて、装着じゃねえ?」
と、かなりの数の平成仮面ライダーを否定する発言をする。
『「…………………」』
しばし沈黙の後、リョウは、
「そんな事言うなあああああああああああああああああああああああ!!」
と叫びながら駆け出した。
迎え撃とうとする石像達。
「なめんなあああああああああああああ!!」
石像の一体を一刀両断するリョウ。
「さやか!奴の相手は任せた!俺は石像を相手する!!」
「了解!って、あんなでかいの相手にしろと!?」
さやかが答えすると、リョウは後ろを振り向いて刀を横にした。
一瞬、なにをするのかわからず怪訝な顔をするなのは達。
と、そこへさやかがジャンプした所で二人がなにをするのか理解した。
「とりゃあああああああああああああ!!」
さやかが刀の腹に飛び乗った瞬間、リョウは刀を振り上げる。
その勢いでさやかはジャンプすると、一気に操縦席で高みの見物を決め込んでいたヘルディアルに肉薄した。
『む!!?』
まさかの行動にロクな対応も出来ずにさやかの接近を許すヘルディアル。
「ヴィータちゃんは石像をお願い!わたしはあのでっかいのを!!」
「わかった!おりゃああああああああああああああああああ!!」
石像はヴィータの一撃に瓦礫と化す。
「いくよ、レイジングハート」
なのはは長年の相棒に声を掛けると、その先端に魔力を込める。
「いっけーー!」
その言葉をトリガーに、放たれたディバインバスターは巨大機械兵を目指し突き進む。
が、
『無駄だ』
そう言うヘルディアル。
命中したディバインバスターは、弾かれてしまう。
『貴様の様なトンデモない破壊力を持ったものを相手にするのに、こんなでかぶつを不用意に出すと思ったか、こいつ耐魔性のコーティングがされているのだ!!』
「く…」
ヘルディアルの言葉に呻くなのは。
しかし、ミイラにさえトンデモないと言われるなのはさんって一体…。
「なら、あたしがあのでかいのを叩く。なのはは周りのを頼む」
瓦礫から元の状態に戻る石像を横目にヴィータはそう言うと飛び上がった。
「いくぜええええええええええええええええええ!!」
グラーフアイゼンの凄まじい衝撃が巨大機械兵を揺らす。
『おのれ…』
呻くヘルディアルに、さやかの攻撃が来る。
『小賢しい!!』
「きゃ!」
ヘルディアルを杖で爆風が起こし、さやかは吹っ飛ばす。
「あぐるどが!」
吹っ飛んださやかが命中し、物の見事に引っくり返るリョウ。
「ぬおおおおおおおおおお!!九尾のせいでさやかの柔肌の感触が楽しめん!!」
「ぶった切るぞ!!」
さやかの下敷きになったリョウはマスクの中で男泣きをしながら叫ぶ内容に顔を真っ赤にして叫ぶさやか。
「見つけた!」
突然ユーノは叫んだ。
「奴の核を見つけた!あいつの胸…心臓の部分だ!!」
ユーノはヘルディアルを指差し叫ぶ。
『む!やらせるか!!』
と、杖を振り上げ、石像に指示を出す。
が、反応がない事を不審に思う。
『どうした?』
下を覗きこんでみたヘルディアルが見たものは、バインドでグルグル巻きにされた石像達の姿だった。
「何度破壊しても倒せないなら、倒さずに動けなくしちゃえばいいんだけの事」
『お…おのれ!!』
ヘルディアルは怒りに震えるが、突然の振動に慌てる。
『な…なんだ!?』
見ると、機械兵の右腕がない。
「ふん」
ヴィータにより叩き折られていた。
「次はてめえだ!!」
『くそ!』
迫るヴィータに杖を向けるヘルディアル。
杖から放たれる魔力弾を避けながらヴィータはグラーフアイゼンを構える。
『やらせるものか!!』
そう叫ぶとヘルディアルはヘルディアルはあの鏡をヴィータに向ける。
が、
「む!そうはさせんぞ!!九尾!!」
それを見たリョウは九尾を元の妖獣形態に戻すとガシッと掴む。
『いやな予感が…』
「責任とれや!!」
『当たったコーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!』
ヘルディアルに向かって本日二度目の放り投げを披露する。
『なっ!』
九尾はリョウの狙い通りヘルディアルの持つ鏡に激突、鏡は明後日の方向に飛んでいってしまう。
『しまった!』
慌てるヘルディアルに、
「ラーケテンハンマー!!」
ヴィータの強烈な一撃が炸裂する。
『って、待つコン!まだコンが…』
『ぐぎゃあああああああああああ!!』
咄嗟にシールドを展開して防ぐがそのシールドごと叩き潰される。
ついでに操縦部分に引っ掛かっていた九尾も。
『ぐ…無礼者め!!』
グチャグチャになった操縦席から這い出たヘルディアル。
と、彼は自分に向かって放たれようとしていた高密度の魔力砲を見た。
「今度こそ…ディバイイイン」
『ーー!!』
慌てて機械兵のハッチを今更閉めようとするヘルディアルだが残念ながらハッチはヴィータの攻撃で変形したため稼動出来なかった。
一方、引っ掛かっていた九尾はというと。
『コーン!』
まだいた。
しかも潰れた操縦席の一部が彼の尻尾をきれいに挟んでいた。
今正に九尾はなのはの砲撃により風前の灯火とかしているのだ。
『コーン!早く抜くコン!!』
いつの間にか操縦席に登っていたさやかとリョウが引っ張るが、
「う~ん、駄目だ。お前結構しっかり挟まっているから無理だ。うん」
「うん。同感」
あっさりと諦められた。
『コーン!諦めちゃ駄目コン!!』
「それじゃあな九尾」
「大丈夫。九尾ならきっと大丈夫だよ。たぶん」
リョウとさやかはそう言うとあっさりと地面に降りた。
オンドゥルギッタンディスカーーーーーーーーーーー!!
叫ぶ九尾の悲鳴も、
「バスターーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」
なのはの言葉とディバインバスターの轟音に掻き消される。
『ぎゃああああああああああああああああああああああああ!!!!!』
今度こそなのはの全てを消し去る砲撃魔法がヘルディアルを撃ち砕いた。
桜色の光の奔流の中、ヘルディアルのミイラの身体は粉々に砕けて消滅し、その中にあった一個の赤い宝玉が現れ、ひびが入った瞬間爆発した。
と、ひゅるるるるるるる。という音がして、
『へぶし!!』
すっかり真っ黒に焦げた九尾が振ってきた。
いや、落ちてきたが正しい。
『どっちも一緒コンよ!!』
ガバッと起き上がり地の文に文句をつける九尾。
と、彼の後ろで爆発音がする。
『コン?』
後ろを振り向くと、巨大機械兵が小さな爆発を繰り返していた。
「うお!これやばくねえ!?」
「逃げるよ!」
そう言って駆け出そうとするリョウとさやかの足をガシッと掴む者がいた。
九尾である。
「なんの真似だ?この妖怪…」
『なに言っているコン。帰れるチャンスコンよ。この爆発を利用して時空転移を行うコン!』
「いや待て。これ巻き込まれたら一溜まりもねえだろ」
「そうだよ…。それにわざわざそんな痛い思いしなくても帰れるし…」
九尾の凄まじいオーラに若干焦る二人。
『コンだけ酷い目にあったコン。こうなったらお前さんらに爆発の恐怖を味わってもらうコンよ!!』
九尾の言葉に汗をだらだらだらだらと流す二人。
「あ…ほら…そしたら九尾も巻き込まれるじゃない?もう酷い目はこりごりでしょ?」
にこやかにそう言うさやかだが、
『なに言っているコン!あの砲撃に比べたらコンな爆発なんて恐ろしくもないコンよ!!』
九尾の意思は固かった。
「あの…ではみなさん。なんだかわたし達はこの爆発を利用して帰るみたいなので、早く脱出を…、ご迷惑をお掛けしました」
仁美はなのは達に頭を下げる。
その手にはあの鏡があった。
先程の戦闘でキャッチしたらしい。
『ではユーノさん、なのはさん、ヴィータさん。またお会いしましょうコン』
九尾はユーノ達にそう言う。
「じゃあ、僕達はこれで」
「実家に帰ったら見滝原によってみるから、その時はよろしくね」
「それじゃあ、気をつけてな」
なのは達は早口にそう言うと駆け出した。
そして、全てが光に包まれた。
ちゅどおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおん
凄まじい衝撃の中、さやかは思った。
「爆発ネタに始まって爆発ネタに終わるのか…」
と。
ーー完。


石の通路を走るユーノ達。
そんな彼らの背後からドシンドシンドシドシンドシンと迫ってくる音が足音が聞こえてくる。
「あいつら思ったより早いぞ!!」
「というか戦っちゃ駄目なのか!」
「駄目だ!さっきの奴の装備を見ただろ!?後ろの石像は操っているあのミイラを倒さないとたぶん止まらない!でもあいつにはなのはの砲撃魔法を弾き返せるあの鏡がある!しかもあの鏡はヴィータの攻撃さえ弾いた、魔力砲以外も弾けるんだ!」
「なら一旦逃げて体制及び作戦を立て直すという訳か!?」
ユーノの言葉に感心した様に叫ぶリョウ。
『なかなかいい意見コンね』
「「「無事だったのかよ!!?」」」
突然現れた九尾に思わず叫ぶさやか、ヴィータ、リョウ。
『コーン。おかげで毛並みがボサボサコンよ!どうしてくれるコン!!』
「あんだけの攻撃で毛並みがボサボサで済むってお前どんだけすげえんだよ!!」
『おひょおひょおひょ!コンのポテンシャルを舐めちゃいかんコンよ』
「そうか…」
さやかはそう言うと九尾を後ろに向かって蹴り飛ばした。
『オンドラギッタンディスカーーーーーー!!』
九尾につまずき転ぶ石像達。
「おし!作戦成功!!」
喜ぶさやか。
「お前って…」
そんな彼女を外道を見る様な目で見るヴィータ。
『コンブレイク!』
げし!
「あいた!」
突然飛んできた九尾の一撃を受けてしまう。
『なにするコン!一体あんたらはコンをなんだと…』
「「「………」」」
九尾の言葉にさやか達は暫く無言で走り、
「おとり」
「装甲」
「非常食?」
と答えた。
『コーン!ひどいコン!!って、ひとみんの意見怖いコンよ!!』
「すいません…」
「あのねえ…」
さやか達の様子に呆れるユーノ。
下手に怯えたり恐怖で動けなくなるよりかわマシだが、もう少し緊張感と言うものを持って欲しいとも思う。
そう思ってチラリと後ろを見ると、
さやか達の後ろに、物凄く手足を振って走る石造の姿が見えた。
「えええええええええええええええ!!」
ユーノの叫びに後ろを振り向いた一同も同じものを見る。
「なにあれえええええええええ!!」
「うわ!すっげえ速度!!」
「キモ!」
「あっはっはっはっ!怖いというしかないじゃないか!!」
「なんか、凄い迫力ですね!!」
『死力を尽くして走るコン!!』
本能的な恐怖から、速度をあげる一同。
彼らは走った、走った、走りまくった。
その間に見滝原ではマミが戦闘員や使い魔を虐殺していようとも彼らは走り続けた。
そして走りに走りまくった彼らは気がつくと、先程とは違う広場に出ていた。
見ると、玉座の様なものがある。
『この王の間に良く来たな』
転送魔法で移動したのだろう先程のミイラがその玉座の座っていた。
更に玉座の周りには大量の機械兵がいた。
どうやら玉座がある間に走ってきてしまったらしい。
「よく適当に走りまくってたどり着いたな…」
『まあ、一本道だったコンしね』
「なのは!入り口を崩して!!」
「バスター!!」
ユーノの指示になのはは自分達が入ってきた入り口に向かってディバインバスターを撃つ。
入り口は崩れた。
これで石像は入ってこれない。
『無駄な事。再びこの場に呼び出せばいいだけの事』
「そのためには機械兵が邪魔だと思うんですけど?」
『む!』
ユーノの言葉に呻くミイラ。
「僕も転送魔法は使えますからわかります。あなたがさっき使ったタイプの術式は広い空間でしかもそこにものがあると使えないタイプのものだ」
『ふん…逆に言えば、貴様らがこの機械兵を倒せば、召喚は可能という事でもあるぞ?』
「倒し方にもよりますよ。ようは大破させなければいいだけですから…」
『む…!』
ユーノの言葉に完全に不適な態度を崩すミイラ。
『隙ありコン!!』
と、ミイラがユーノに集中して隙にこっそりと近づいた九尾が鏡に向かって跳び付く。
そしてべしっと叩き落され、機械兵に踏まれまくる。
『今回のコンはこんなんばっかコンよ!!』
ボコボコにされる九尾は理不尽だと叫んだ。
『ふ…、ふははははははははは!!なるほど!確かに貴様の言う通りだ!我が召喚魔法は発動する為には広い空間が必要!我一人を移動させるならともかくあれほどの数を移動させるのはそうはいかん!若いながらなかなかの洞察力!だが…』
そう叫ぶとミイラは杖をあげた。
『ならば攻撃力は下回るが、再生能力のあるあの石兵で攻めなかった理由を教えてやろう!!』
そう言うと周りにいた機械兵が飛び上がり、ミイラに向かう。
『合体!!』
「「「ええええええええええええええ!!!!」」」
なんと、機械兵は次々と合体して一体の巨大機械兵と化してしまった。
一体なにをどう合体すればこうなるのか、ユーノには皆目検討がつかなかった。
『とう!』
と叫んでコクピットに跳び乗るミイラ。
操縦席はむき出しのデザインだが、ミイラの手にはあの鏡があるため、下手に覆うよりは防御力があるのだろ。
ドシン!と地面に降り立つ巨大機械兵。
『ゴン!』
その時、見事に踏み潰される九尾。
「なにあれ!」
叫ぶユーノの目の前に石像が召喚される。
「く…まさかこんな事態になるなんて…」
「ユーノ君…」
「いや、普通誰も思わねえよ」
悔しそうに言うユーノに声を掛けるなのは。
そんな二人の背後で、ジト眼で呟くヴィータだった。
「過去を悔やんでいる暇があるならよりよい未来を掴もうじゃないか!」
と、そんなユーノにリョウが声を掛けた。
「君は…」
「俺は欲深くまた馬鹿だからな。最後まで諦めないのさ!」
サムズアップしながらそう言うリョウ。
リョウの言葉に気を引き締めるユーノ。
「そうだよ。わたしも諦めないから」
なのはも笑みを浮かべる。
「あの~真面目なお話の所申し訳ないんですが…九尾さんが声をあげなくなったんですけど…」
「「「え?」」」
仁美の言葉に先程まで巨大機械兵の足の下から叫んでいた九尾がなんの反応もしなくなっている事に気づく一同。
「「……………死んだか」」
『生きてるコン!!』
さやかとリョウの言葉に叫ぶ九尾。
『ちょっと待つコン!なんで攻撃を仕掛けるコン!?一体何故ハムナプトラしてるコン?』
「素直にミイラなのになんで動いていると言え」
さやかのツッコミも無視して九尾はミイラに聞き続ける。
『話によってはこっちも誠意を見せるコンよ』
『我は王ヘルディアル。我は不死の技術によりこの世に舞い戻った』
『そんな簡単に不死になれたら誰も苦労しないコンよ』
「ていうか不死になってもそんな姿になっちゃ元も子もない気がするぞ」
ヘルディアルの言葉に率直な意見を言う九尾とリョウ。
「どう思う?ユーノ君」
「普通に考えて不死の技術なんてある訳がないし、あんな状態の身体で生きているはずがない。なら、あの身体を何かの方法で操っているって考えるのが普通だ」
「石像も同じ方法で?」
「ああ、さっき調べた時にはなんの仕掛けもされていなかった…あの身体と同じ何かの魔法で動かしているんだ」
「大方、生前の人格をそれにインプットしてるんだろうぜ。大概の不死の技術ってのはそういうのだからな」
ユーノの分析を聞いていたヴィータがグラーフアイゼンを肩に担いでそう言い放った。
「という事は、目の前のミイラを倒しても無駄という事でしょうか?」
「そうなる可能せいはあるね」
仁美の言葉にユーノはうなずく。
『それで王様は一体なにをしようと言うコン?』
『我が望み。それは再び我が王国を復活させる事にある』
『そんな事をして何の意味があるコン。あんたの王国はとうの昔に滅びたコンよ。国ってのは国民がいて何ぼのものコンよ』
『我こそが王国。そして我は不滅。故に我が王もまた不滅。我がいるこの地は我が王国。そのために我が民は我にこの不死の身体を与えたのだからな』
『なんだってぇ!』
「そんな!」
「な!」
「てめえ…」
「まさか…」
「あなた…」
ヘルディアルの言葉に驚愕の表情をする一同。
「…………シリアスな空気の所悪いがいまいち事情がわからん」
「本当に悪いぞ」
リョウの言葉に間髪入れずツッコムさやか。
「つまり…彼はあの不死を手に入れるために自分の国の民を犠牲にした…そういう事ですね?」
「ああ。この遺跡の王国はある時急に滅びたんだ…まさか国王が自分の復活の為に犠牲にしていたなんて…」
仁美の言葉にうなずくユーノ。
「考えられねえ事じゃねえよ。権力者っての奴は大抵自分の部下は自分の為に殺してもいいって奴だからな」
ヴィータは苦虫を噛み潰した顔でそう言った。
『我の不死の礎となれたのだ。我が民も歓喜をあげていよう』
『ふざけるんじゃないコン!恐怖や悲しみと喜びの区別もつかないコンか!国民の安息も考えられん奴に王を名乗る資格はないコン!その愚かな考えをコンがぶん殴って正してやるコン』
「ああ…こんな奴は許しちゃおけないね!」
「俺の正義感が叫んでいる!目の前のミイラを倒せと真っ赤に燃える!!」
「……わたしもいずれ人の上に立つ身です。だからこそあなたの言っている事は間違っているとわかります!」
ヘルディアルの言葉に怒りを見せるライトメンバー。
「ああ、まったくだね」
「あなたの考え、全力全開で正します!」
「ぶっ潰してやるぜ!」
リリなのメンバーも憤る。
『ふん。王に逆らう愚か者どもめ。貴様らも我が復活の礎としてくれる!!』
ヘルディアルはそう言うと機械兵が腕を振り上げる。
それが戦いの合図となった。
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